学生がRaspberry Piで作ったもの|Picoで自作力率計(原価3千円)、Pi 5で顔認証の出席管理
「Raspberry Pi、気になるけど結局何ができるの?」——これは、作例を見るのが一番早い。
僕は Raspberry Pi Pico と Raspberry Pi 5 を、用途で使い分けている。Pico では自作の力率計を、Pi 5 では顔認証の出席管理システムやサイネージを作った。この記事は、その具体的な作例と使い分けを忖度なしでまとめたものだ。ラズパイで何か作りたい人の参考にしてほしい。
PicoとPi 5は「別物」:まず違いを整理
Raspberry Pi Pico:RP2040 を積んだ超小型・激安のマイコン。数百円クラス。Linux は動かないが、C や MicroPython で"専用の小さな装置"を作るのに向く。
Raspberry Pi 5:Cortex-A76 の小型Linux PC。カメラ処理や常時稼働のサーバまで、"ちゃんとしたコンピュータ"の仕事ができる。
ざっくり、「安く専用装置を作る=Pico」「小さなPCが要る=Pi 5」という住み分けだ。
作例①:Pico で自作の力率計(原価3千円ほど)
Pico で作ったのが、電力の力率を測る力率計。市販の計測器は高いけれど、1台あたり原価3,000円ほどで自作できた。Pico が安いおかげで、「専用の計測器を必要な数だけ、格安で用意する」ができる。ここは Pico の独壇場だと思う。
▼ この力率計の作り方は単体で詳しく書きました
作例②:Pi 5 で顔認証の出席管理システム
Pi 5 では、カメラと顔認証で出席を自動記録する出席管理システムを作った。顔認識のような処理はそれなりに重いけれど、Pi 5 のパワーなら小さな筐体でちゃんと回る。「小型PCでここまでできるのか」と実感した作例だ。
▼ 顔認証の出席管理の作り方はこちら
作例③:Pi 5 でサイネージ表示
同じ Pi 5 を、ディスプレイに情報を映すサイネージ(電子看板)としても使っている。常時つけっぱなしの小型PCとして省スペースで扱えるので、表示端末にちょうどいい。
使い分けの結論
安く・専用の計測や制御 → Pico(力率計のような装置)
カメラ・AI・常時稼働の"小さいPC" → Pi 5(顔認証・サイネージ・サーバ)
作りたいものが「装置」なのか「コンピュータ」なのかで選べば、まず外さない。
まとめ
Raspberry Pi は、Pico と Pi 5 で守備範囲がまるで違う。Pico は激安で専用装置を量産でき(力率計は原価3千円)、Pi 5 は顔認証やサイネージまでこなす小型PC。用途で使い分ければ、学生でも"作りたいもの"の幅が一気に広がる。
買い物リスト(今回使っているもの)
▼ Raspberry Pi Pico(激安マイコン・専用装置向き)
数百円クラスで手に入る超小型マイコン。力率計のような"専用の小さな装置"を安く作れる。
▼ Raspberry Pi 5(8GB・小型Linux PC)
カメラ処理や常時稼働までこなす小型PC。顔認証・サイネージ・サーバに。※別途 電源・冷却・microSD が必要。
関連記事
▼ 開発デスクの道具・作例を全部まとめています
同じくマイコンで作った通信の話 → ESP32 自動制御滑空機
こうしたハード開発をしている相棒PC → MacBook × ThinkPad 2台持ち
※本記事は実際に作った上での個人の記録・感想です。仕様や構成は環境により異なります。
※Amazonのアソシエイトとして、つくる人のデスクは適格販売により収入を得ています。
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでくれてありがとうございます。もし役に立ったら、次の実機購入・検証の燃料として応援いただけると嬉しいです ☕🔧
