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小学校受験中でも、我が家が『遊び』を減らさなかった理由

今年の夏は
息子とよく近所のお祭りに行きました。

ヨーヨー釣り
金魚すくい
わたあめ
焼きそば。
りんごあめ
どこにでもある、昔ながらの夏祭りです。

でも、息子の様子を見ていて、ふと思いました。
これからの時代
こういう「リアルな体験」の価値は
むしろ上がっていくんじゃないか、と。

画面の中では味わえないもの
お祭りに行くと息子は真剣そのもの。
「あれやりたい」
「こっちも見たい」
「どれにしよう」

手に取って
見て
迷って
選んで
失敗して
喜ぶ。
そのたびに表情がコロコロ変わります。

こういう姿を見ていると
子どもにとって大切なのは、知識を増やすことだけではないんだろうな
と思います。

体験して、心が動くこと。
「楽しい」
「悔しい」
「もう一回やりたい」
「これ好き」
そういう感情が生まれること

これからAIがさらに身近になり
知識や情報を得ること自体は
ますます簡単になっていくと思います。

だからこそ
自分の目で見る。
自分の手で触る。
自分で選ぶ。
失敗する。
感動する。
そんなリアルな体験の価値は
上がっていくのではないでしょうか。

小学校受験で、少し気になっていたこと
これは完全に私個人の感覚です。
データがあるわけでもありません。
その前提で読んでください。

我が家が小学校受験をしていた頃、
模試や試験会場でたくさんの子どもたちを
見ました。
そこで時々感じていたことがあります。

みんな、ものすごく「賢そうな顔」をしている。
静かに座る。
先生の話を聞く。
余計なことを言わない。
姿勢を正す。
もちろん5〜6歳の子どもたちなりに
その場の空気を読んでいるのでしょう。
そして、おそらく大人からも、
「ちゃんとしなさい」
「静かにしようね」
「先生のお話を聞いてね」
と何度も言われてきたのだと思います。

我が家も同じです。
でも、ふと思ったんです。
選ぶ側の先生は、本当に「賢そうに振る舞う子」を見たいのだろうか。

先生が見たいのは、「その子らしさ」ではないか
もちろん、礼儀や生活習慣は大切です。
人の話を聞くことも大切。
集団行動ができることも必要でしょう。
でも、それだけなら、
似たような子どもがずらりと
並ぶことになります。 

むしろ先生方が見たいのは、
何かに成功した瞬間の笑顔だったり
「あ、失敗した」
という顔だったり
友達を心配そうに見る表情だったり、
夢中になったときの目だったり。

そんな
ふとした瞬間に漏れる
その子本来の表情なのではないか。

私はそんなふうに考えていました。

実際、学校説明会でも「素直さ」や「子どもらしさ」を大切にしている
という話をいくつかの学校で聞きました。

受験だからといって
大人が考える「良い子」を演じさせすぎる。
それは少し違うのかもしれない。
そんなことを感じていました。

これは大人の採用面接も同じかもしれない
私は仕事で、採用や面談に
関わることがあります。
そこで考えてみても、似ている部分があります。

就職活動になると
自己PR。
志望動機。
学生時代に頑張ったこと。
面接対策。
もちろん準備は必要です。

でも、何人も面接していると
綺麗に準備された言葉だけでは、その人自身が見えにくいことがあります。
特別な経験や才能に、それほど大きな差があるわけではありません。
最終的に気になるのは、
「この人と一緒に働きたいか」
という、とても人間的な部分です。

話していて感じがいい。
質問に素直に答える。
分からないことを「分からない」と言える。
好きなことを話すとき、表情が変わる。
失敗談を変に取り繕わない。
そんなところに、その人らしさが出ます。

小学校受験も、どこか似ているのではないか。
私はそう思っています。
「一緒に働きたいか」
ではなく
「この子と一緒に学びたいか」
「この子を6年間見ていきたいと思えるか」

ということなのかもしれません。

だから我が家は、受験中も「体験」を減らさなかった
小学校受験を始めると
休日の予定がどんどん埋まっていきます。

幼児教室
模試
体操
絵画
学校説明会
家庭学習
年長になると、本当に時間がありません。

だから
「受験が終わるまでは遊びを我慢しよう」
となる気持ちもよく分かります。

でも、我が家の場合は逆でした。
イベントごとは、我慢しませんでした。
むしろ意識して増やしていました。
たとえば、
・お米づくり体験 田植えと稲刈り
・家で味噌をつくる
・潮干狩り
・ブルーベリー狩り
・地域のお祭り
・スポーツ観戦

もちろん
「これをやれば受験に有利になる」
と思っていたわけではありません。

ただ、体験すると、感情が動く。
感情が動くと
「僕はこれが好き」
「これは嫌だった」
「もう一度やりたい」
「次はこうしたい」
という自分の言葉が生まれます。

好きなことを話している子どもの表情は
やっぱり違います。

目が動く。
声が少し大きくなる。
身振りが出る。
言葉が勝手に出てくる。
そこには、練習して作った受け答えとは
違うものがあります。
その子自身の魅力が、一番出る瞬間です。

親はどうしても、
「静かにしなさい」
「ふざけない」
「ちゃんと答えなさい」
「失敗しないように」
と言ってしまいます。
私も何度も言いました。

でも、少し矛盾しているんですよね。
大人の言いつけ通り
静かに
真面目に
礼儀正しく
失敗しないように振る舞う。
それを徹底するほど、その子本来の魅力まで見えなくなる可能性があります。

もちろん、好き勝手に振る舞えばいいという話ではありません。
礼儀や集団生活のルールを身につけることと
感情を素直に表現できること。
この2つは両立できると思っています。
むしろ、小学校受験で大切なのは、そのバランスなのかもしれません。

受験直前だからこそ、遊んでもいい
9月になると、小学校受験はいよいよ直前期です。
親も焦ります。
「あと2か月しかない」
そう思うと、
もう一枚プリントをやらせたい。
もう一回巧緻性を練習したい。
休日も受験対策に使いたい。
そうなります。
でも、もし最近、
受験ばかりになっているな、
子どもの笑顔が少し減っているな、
と思ったら。
半日だけでもいいので、
子どもが心からワクワクできる場所に行ってみてもいいのではないでしょうか。

お祭りでもいい。
公園でもいい。
電車でもいい。
虫取りでもいい。
スポーツ観戦でもいい。
大げさな「体験学習」である必要はありません

大切なのは
親が「何を学ばせようか」と考えることより、
子どもの心が動くこと。
なのだと思います。


あれから1年が経って
我が家の小学校受験が終わってから
もうすぐ1年になります。
結果的には
5校を受験して、3校からご縁をいただきました🌸
そして今
息子は自分が行きたかった小学校で
毎日元気に過ごしています。

今年の夏も、たくさんのお祭りに行きました。
ヨーヨーを見て迷って
金魚すくいに夢中になって
わたあめを頬張って
また目を輝かせています。

あの頃、「受験だから」と全部我慢させなくてよかったな
そんなことを思います。

体験を増やしたことが
受験の結果にどれだけ影響したのか。
それは分かりません。
検証することもできません。

でも、
いろいろなものを見て
触って
失敗して
感動して
自分の「好き」を増やしていく。

その積み重ねは
少なくとも息子自身の中には残っているように思います。
そして、AIでいくらでも「正解らしいもの」を作れる時代になればなるほど
自分が何を見て、何を感じて、何を好きだと思ったのか。
そんな、その人にしかない
体験の価値は上がっていく

小学校受験を終えて1年。
今年もお祭りではしゃぐ息子を見ながら、
あながち、間違っていなかったのかもな。
そんなことを思った夏のひとときでした。


✅小学校受験について、我が家が実際に経験したことを中心に発信しています。
共働きで、年中の秋から小学校受験をスタート。
私立小学校5校を受験し、3校からご縁をいただきました。
成功したことだけでなく
迷ったこと、失敗したこと
父親として感じたことも含めて書いています。
これから小学校受験を迎えるご家庭の
少しでも参考になればうれしいです🪁

また、願書づくりや面接対策で悩んでいる方に向けては、我が家が実際に取り組んだ方法をまとめた「完全攻略ガイド」も公開しています。

直前期に一度整理しておきたい方は
こちらも参考にしてみてください🪁


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