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事業計画の用語 #9: トラクション

前回は、プレシードやシード、シリーズAといった資金調達のステージについて紹介しました。

今回は、その資金調達の場面でよく登場する「トラクション」という言葉について紹介します。


(1) 投資家は何を見て判断するのか?

前回、資金調達の各ステージには「証明すべきこと」があると紹介しました。
プレシードでは「解決すべき課題の存在」、
シードでは「PMFの達成」、
シリーズAでは「持続可能な成長モデル」、
といった具合です。

では、投資家はそれらが本当に達成されているかを、どうやって判断するのでしょうか?
そこで登場するのが「トラクション」という概念です。

(2) トラクション (Traction) とは

正直言うと、私も最近まで知らなかったので、調べてみました。

いろいろな説明がありましたが、数値的なエビデンスという意味合いで使われることが多いようです。

この言葉が一般的になったのは比較的最近のようで、2015年に Gabriel Weinberg と Justin Mares が著書『Traction』を出版したことで、スタートアップ界隈で広く使われるようになったようです。

トラクション (Traction) とは、直訳すると「牽引力」という意味です。
もともとは自動車用語で、タイヤが路面をしっかりと捉えて、エンジンの力を推進力に変える力のことを指します。
スタートアップの文脈では、事業が実際に前に進んでいる証拠のことを指します。
具体的には、以下のような指標で示されます。

  • ユーザー数や顧客数の増加

  • 売上やARR (年間経常収益) の成長

  • アクティブユーザー数の伸び

  • クラウドファンディングでの目標達成

  • 重要なパートナーシップの獲得

つまり、トラクションがあるということは、そのステージで求められていることを数値で示せている状態です。
たとえば「このビジネスは市場に受け入れられている」「成長する見込みがある」といったことを、具体的な数字で証明できているということです。

(3) 参考情報


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