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釜山の夜、広安里ドローンショーへ|釜田市場と熱々スンドゥブ【初めての釜山旅行・第3話】

地元の台所を歩き、交通カードの故障に戸惑いながら広安里へ。夜は海辺の光景に圧倒され、満席をきっかけに入った店で、忘れがたい夕食に出会いました。

前回までの釜山旅

第2話では、甘川文化村の坂道を歩き、ミルミョンとマンドゥを味わい、海雲台まで足を延ばしました。

第2話|坂の町から海雲台へ|キンパ、ミルミョン、そして海
https://note.com/kazmon_studio/n/n3eab773bf6a4

期待以上だった釜田市場

三日目の朝は、旅行前から「必ず行く」と決めていた釜田市場へ向かいました。広いアーケードには、食堂、粥、乾物、キムチ、魚、野菜などの様々な店が途切れなく続きます。

観光客向けに整えられすぎておらず、地元の人の台所をそのまま歩くような感覚があります。曲がるたびに別の売り場が現れ、迷路のような通路を歩くだけでも楽しい。チャガルチ市場とはまた違う、暮らしに近い釜山の表情を感じられました。


釜田市場のアーケードへ。ここから地元の台所を歩きます。
朝から湯気が立つ粥店。市場で働く人の日常が見える一角です。
棚いっぱいに並ぶ乾物。見慣れない食材を眺めるだけでも楽しい時間。
サキイカなどの乾物が山積み。量と種類に圧倒されます。
キムチがずらり。市場ならではの迫力です。
通路が枝分かれし、歩くほど奥へ誘われる迷路のような市場。
イシモチ(クルピ)の干物。正月の贈り物にもなる高級品です

交通カードの故障も、旅の一場面になる

夜の目的地は広安里ビーチです。ところが地下鉄の改札で、以前ソウルで作ったTマネーカードが突然読み取れなくなりました。駅員さんに尋ねてもその場では直せず、まずQRコード式の1回用乗車券で移動することにしました。

その後、釜山デザインの交通カードを新たに購入。予定外の出費と手間ではありましたが、今振り返ると、これも旅先ならではの小さな事件です。新しいカードは、思いがけない釜山土産になりました。


QRコード式の1回用乗車券。(個別QRは安全のためぼかしています)
だいぶ以前にソウルで作ったTマネーカードが、突然読み取れなくなりました。



急きょ購入した釜山の交通カード。思いがけない旅の記念品に。
ソウルでも使えるのか、今後の楽しみに

夕暮れの広安里へ

混雑を予想してビーチの一つ手前の駅で地下鉄を降り、駅から十数分歩きました。海へ近づくにつれて人が増え、周辺道路は渋滞。ビーチにはすでに大勢の観客が集まっていました。

明るいうちは海でSUPを楽しむ人を眺めたのですが、日が落ちると広安大橋の照明が少しずつ存在感を増していきます。昼の市場から夜の海へ。同じ一日の中で、釜山の印象が大きく変わりました。

夕暮れ前の広安里ビーチ。昼間の海ではSUPを楽しむ人の姿もありました。
日が落ち、広安大橋のライトアップが始まりました

前座の花火、広安大橋のライトアップ、プロジェクションマッピングが始まり、海辺全体がステージのようになりました。この日は通常より長い特別回で、ドローンとレーザーによるショーは約20分。

無数の光が夜空で形を変え、立体的な人物像を描いていきます。HPなどで公開されている写真や動画でも美しいのですが、現地で見上げると、空の奥行きとスケールがまるで違いました。混雑の中で立ち見をした疲れも、始まってしまえば忘れてしまいます。

橋の照明にレーザーが重なり、海辺全体がステージのように。
人物像が浮かび上がるドローン演出。
夜空に立体的な人物像が浮かび上がるドローン演出。
ドローンの光点が、動きのある大きな人物像を描きます。
ポーズを変えながら展開する演目。現地で見る奥行きは格別でした。


  (音声が出ます。音量に注意してください) 

満席から始まった、予定外の夕食

ショーを見終えて西面へ何とか無事に戻ることができました。少し時間が遅くなってしまったので、お目当ての店は満席。どうしよう…当初のナッコプセを食べる予定を翌日に回し、仕方がないので近くの空いていた24時間営業のスンドゥブ店へ。案内された席に着き、まずはビールでひと息つきます。

注文したのは、スンドゥブ、豚肉、釜飯のセット。炊きたてのご飯を器へ移し、熱い石鍋にお湯を注いで蓋をします。豚肉や熱々のスンドゥブをつまみにお酒を楽しみ、最後は香ばしいヌルンジ。ご飯を器に移した後の石鍋に、お湯を入れた瞬間の「ジューッ」という音まで、今も覚えています。

旅では、予定通りにいかないことがよくあります。しかし、満席をきっかけに入った店で、その夜にぴったりの食事に出会うこともあります。予定変更が、かえって忘れ難い夕食になりました。

ドローンショーの後に西面に帰ってきてから入った
24時間営業のスンドゥブ店。
開いててよかった!
混雑の夜、ようやくビールでひと息。たくさんのおかず(ミッパッチャン)がうれしい


石釜での炊き立てご飯とスンドゥブが来ました
豚肉(スユク)はお酒のよい相棒。食卓が一段とにぎやかになりました。
焼酎(ソジュ)が進みます
木の蓋を開けると、炊きたての釜飯。
ご飯を器へ移し、石鍋にはおこげを残します。
石鍋にお湯を注ぐと「ジューッ」という音。
食事の〆に食べます。香ばしいおこげのおじや(ヌルンジ)です。

この日のまとめ

・釜田市場では、観光地だけでは見えない釜山の日常に触れることができた。
・交通カードの故障も、振り返れば旅の記憶と新しい土産になった。
・広安里のドローンショーは、写真以上に現地のスケール感が印象的だった。
・満席によるレストランの予定変更から、ビールと焼酎、スンドゥブと釜飯、豚肉とヌルンジを楽しむ夕食に出会えた。

次回予告

次回は朝から大雨。予定を無理に消化せず、西面の地下街、ナッコプセ、韓国サウナを楽しむ一日に切り替えます。雨の日でも、釜山は十分に面白い。かも?

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