釜山の夜、広安里ドローンショーへ|釜田市場と熱々スンドゥブ【初めての釜山旅行・第3話】
地元の台所を歩き、交通カードの故障に戸惑いながら広安里へ。夜は海辺の光景に圧倒され、満席をきっかけに入った店で、忘れがたい夕食に出会いました。
前回までの釜山旅
第2話では、甘川文化村の坂道を歩き、ミルミョンとマンドゥを味わい、海雲台まで足を延ばしました。
第2話|坂の町から海雲台へ|キンパ、ミルミョン、そして海
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期待以上だった釜田市場
三日目の朝は、旅行前から「必ず行く」と決めていた釜田市場へ向かいました。広いアーケードには、食堂、粥、乾物、キムチ、魚、野菜などの様々な店が途切れなく続きます。
観光客向けに整えられすぎておらず、地元の人の台所をそのまま歩くような感覚があります。曲がるたびに別の売り場が現れ、迷路のような通路を歩くだけでも楽しい。チャガルチ市場とはまた違う、暮らしに近い釜山の表情を感じられました。







交通カードの故障も、旅の一場面になる
夜の目的地は広安里ビーチです。ところが地下鉄の改札で、以前ソウルで作ったTマネーカードが突然読み取れなくなりました。駅員さんに尋ねてもその場では直せず、まずQRコード式の1回用乗車券で移動することにしました。
その後、釜山デザインの交通カードを新たに購入。予定外の出費と手間ではありましたが、今振り返ると、これも旅先ならではの小さな事件です。新しいカードは、思いがけない釜山土産になりました。



ソウルでも使えるのか、今後の楽しみに
夕暮れの広安里へ
混雑を予想してビーチの一つ手前の駅で地下鉄を降り、駅から十数分歩きました。海へ近づくにつれて人が増え、周辺道路は渋滞。ビーチにはすでに大勢の観客が集まっていました。
明るいうちは海でSUPを楽しむ人を眺めたのですが、日が落ちると広安大橋の照明が少しずつ存在感を増していきます。昼の市場から夜の海へ。同じ一日の中で、釜山の印象が大きく変わりました。


前座の花火、広安大橋のライトアップ、プロジェクションマッピングが始まり、海辺全体がステージのようになりました。この日は通常より長い特別回で、ドローンとレーザーによるショーは約20分。
無数の光が夜空で形を変え、立体的な人物像を描いていきます。HPなどで公開されている写真や動画でも美しいのですが、現地で見上げると、空の奥行きとスケールがまるで違いました。混雑の中で立ち見をした疲れも、始まってしまえば忘れてしまいます。



ドローンの光点が、動きのある大きな人物像を描きます。

(音声が出ます。音量に注意してください)
満席から始まった、予定外の夕食
ショーを見終えて西面へ何とか無事に戻ることができました。少し時間が遅くなってしまったので、お目当ての店は満席。どうしよう…当初のナッコプセを食べる予定を翌日に回し、仕方がないので近くの空いていた24時間営業のスンドゥブ店へ。案内された席に着き、まずはビールでひと息つきます。
注文したのは、スンドゥブ、豚肉、釜飯のセット。炊きたてのご飯を器へ移し、熱い石鍋にお湯を注いで蓋をします。豚肉や熱々のスンドゥブをつまみにお酒を楽しみ、最後は香ばしいヌルンジ。ご飯を器に移した後の石鍋に、お湯を入れた瞬間の「ジューッ」という音まで、今も覚えています。
旅では、予定通りにいかないことがよくあります。しかし、満席をきっかけに入った店で、その夜にぴったりの食事に出会うこともあります。予定変更が、かえって忘れ難い夕食になりました。

24時間営業のスンドゥブ店。
開いててよかった!



焼酎(ソジュ)が進みます



食事の〆に食べます。香ばしいおこげのおじや(ヌルンジ)です。
この日のまとめ
・釜田市場では、観光地だけでは見えない釜山の日常に触れることができた。
・交通カードの故障も、振り返れば旅の記憶と新しい土産になった。
・広安里のドローンショーは、写真以上に現地のスケール感が印象的だった。
・満席によるレストランの予定変更から、ビールと焼酎、スンドゥブと釜飯、豚肉とヌルンジを楽しむ夕食に出会えた。
次回予告
次回は朝から大雨。予定を無理に消化せず、西面の地下街、ナッコプセ、韓国サウナを楽しむ一日に切り替えます。雨の日でも、釜山は十分に面白い。かも?
