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宝物だと信じていたら、本当に宝物だった話

こんにちわ。いつもお世話になってます。文章がうまくなりたくてnoteを始めた「shirohira はやか」です。短編小説を週に二回程度投稿しています。今回も、小説のアイディアに関することです。

さて、今回の記事は、なんと「宝物」です。この話、途中から「いやだあ~」なんて悲鳴をあげる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、ですが、創作活動を進める私たち仲間がそんなことではいけませんよ。最後まで、読んでいただけると、もしかしたら感動するかもしれません。

ということで、テーマは「宝物」です。

朽ち木の中で「宝物」を見つけました

以前から気になっていた、写真のような木がありました。もしかしたら「宝物」が眠っているのではないかと考えたのです。

この段階で、何の話か、わかってきたのではないでしょうか。ひひひ。

母の所有する田舎の家の庭にこんな木が転がっているのです。

宝物は、この木の中に眠っているはずです。意味もなく長い期間、転がっている謎の木の中にあるものとは。

宝石? 純金? ダイヤ? 違います。

この木は数年前から、母の所有する家の庭の片隅にゴロンとあって、冬は雪の中に埋もれ、梅雨はびしょ濡れになり、少しずつ腐っていった木です。

何だかわかりますよね。そうです。あれです。

私は、この木を眺め続け、そして、昨年の秋、11月、かなり腐ってきたこの朽ち木の皮をはがしてみることにしました。

す・る・と。なんと、なんと、いるではないですか。

うわあ。やったあ。

上の奴が、今回の「宝物」下の塀らべったいのはカミキリの幼虫?私は知識がないのでわかりません。知っている方、教えてください。

いましたよ!

きゃあって、言わないでください。都会に住むぬくぬく星人様。なあんだ、と思う人もますよね。甲虫の幼虫です。

これはきっと、クワガタの幼虫です。

カブトムシは木の下の腐葉土に住んでいます。クワガタの幼虫は木の中にいます。形は似ていますが、住む場所が微妙に違う。

子どもの頃、雑木林で夢中になって捕まえた宝物。胸が跳びあがるほどドキドキして、近所の友人と喜びあったことを思い出します。

今でこそ、ネットでいくらでも購入できますが、クワガタの幼虫なんて普通には手に入りません。

そこで、羽化するまで観察することにしました。

もう一度、書きます。創作活動をする我々は逃げてはいけません。


観察記録

3月
木をはぐると同じ場所に「宝物」はいました。少しだけ大きくなっていました。近くを調べると、朽ち木の地面の間にも、もう一匹いました。どちらも自然の中で育ってほしいので、そのままにしました。

かなり大きくなりました。なんだか蛹室のようなものを作っているのがおもしろい。

6月
再び、木をはぐると、さらに大きくなっていました。夢がどんどん膨らんでいきます。もしオオクワガタだったら高値で売れる。でも、そんなに都合よくいるわけない。多分、どこにでもいるコクワガタだろう。

私の乏しい知識では、クワガタの幼虫の時期は環境によって異なり、成虫になるまで数年もかかるということで、ブリーダーは温度管理とか豊富な餌によって1年内で羽化させるようです……

まわりの細長いのは多分アレです。こんなに食べたってことですよね。これによって、肥えた土ができて、植物が育つんですよ。

7月 初旬
梅雨を越えると、朽ち木がかなり崩れてしまい、木の皮が簡単にはがれてしまうようになりました。しかも、二匹うち一匹が見当たりません。もしかしたら小動物に食べられたのかも。

私は緊急避難として、幼虫を家に持ち帰ることにしました。

7月 中旬
そろそろ蛹になっているのではないかと、新聞紙の上に土を広げて蛹を探したのですが、いません。いません。いません。

僕は悲しくなって、土を探して、探して、探して、探して。
どうしても見つかりません。

見てください。本当に土しかないのです。白い体の幼虫はどこに。蛹だったらオレンジ色をしていないか?


逃げた? そんなことはない。
溶けた? そんなことはない。

ええ、どういうこと?

しかし、よーく、土をさぐると、小さな卵型の土のかたまりを見つけました。

これって、マユ

すぐにネットで調べると、コクワガタはマユ玉を作りません。オガサワラネブトクワガタの動画が出て来て、そのマユにそっくり。

この大きさは、ネブトクワガタのマユ玉と同じぐらいだ。でも、絶対に違うよね。

オガサワラ? まさかね。ここは、広島です。

じゃあ、この子はいったい何者なのか?。まあ、いい。羽化させるしかない。そう、思い、牛乳パックを切った容器に入れ、毎日、観察しました。

たまに、水分を与え、乾燥しないように。

すると

8月 初旬

なんだか緑色の虫がごそごそしているんだけど。
なんだこの子は?


こんなに小さいし。かまない、臭いもない。可愛い。


よく見ると、カナブンの形をしているではないか。でも、カナブンにしてはかなり小さい。栄養不足か?
ひっくり返すと、お腹が膨らんでいる。調べたら、この特徴は女の子のようだ。

なんと、小さな、小さな、カナブンでした。普通のカナブンの半分ぐらいの大きさ。

この子、たまに見たことないですか? 調べたら、ナミハナムグリ(もしかしたら、アオハナムグリ)

ハナムグリは、花粉にもぐりついて受粉を助ける可愛い奴ですよね。それだったんです。

昆虫の値段としてはゼロ円ですね。このナミハナムグリ。生まれた林に近づけると、ブーンと跳んで小さい体がどんどん小さくなって空のどこかに溶けていきました。

可愛かったなあ。宝物だよ。

ほんとに。小さな昆虫も、これだけ長い時間をかけて大人になっているんだと思いました。

妻は
「あそこに、へんな虫がいる。殺してよ!」
なんて、虫を見つけると叫ぶけど、無理な殺生をせず逃がしましょうね。

まとめ

・朽ち木を食べる幼虫は、クワガタだけじゃない。
・カナブンの幼虫も朽ち木を食べて成長する。マユ玉を作って蛹になる。
・カナブンは幼虫は土壌をつくり、成虫は花の受粉(ハナムグリの場合)を助ける。つまり人の生活を役立てる「 益中 」である。
・カナブンは私に癒しの時間をくれた。

花の蜜を吸うハナムグリ。気にしたことありますか? カナブンと同じ形をしているんですよ。

★noteのクリエイター1000万人で、ナミハナムグリの成長を見届けたのは、絶対に私だけであると、自信をもっています! 

スゴイ記事です。どうでしょう?

これ、小説のネタになるかなあ……

誰か書いてみます?(笑)

★書きました。現在、8月22日。読んでいただければ嬉しいです。



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はやか-shirohira  (短編小説・エッセイ) 今後、原爆をテーマに小説を書きます。テーマ的に文学賞からの出版は厳しいと考えてます。出版費用にしたいです。応募よろしくお願いします。

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