世界経済シナリオフローチャート【レポート7】
このnoteでは、世界経済のシナリオフローチャートを掲載する。
世界経済シナリオフローチャート
ずばり、下の画像の通りと考える。

だいたい画像内に書き込めたと思うのだが、「債務金利スパイラル、財政ドミナンス」という用語はやや専門的だと思う。この意味は、「政府債務増大→インフレによる債務帳消しの疑い→国債の長期金利上昇→利払い費上昇→政府財政悪化→赤字国債増発→政府債務増大→…」の無限ループに突入するということだと言える。
あと、「高金利による様々な影響」とは、だいたい企業の資金調達コストの上昇、国債による政府の資金調達コストの上昇、住宅ローンコストの上昇あたりを注視すべきではないかと思う。要は企業、政府、市民という借り手全員を圧迫するのだ。高金利によって、どこから金融ショックが爆発するのかを具体的に予測するのは難しいが、金融ショックが起こる可能性を全体的に上げると解釈することができるだろう。
補足すると、極端な結末として「シンギュラリティ」、「ハイパーインフレ」、「世界恐慌」の3種類を注視すべきだと思う。リーマンショックの時は、量的緩和によって「政府債務を増大させることで」民間銀行の融資控えを抑え、世界恐慌への発展を防いだはずである。しかし、現代ではすでに「政府債務は巨額」であることが、リーマン時との決定的な違いだろう。
それにより、金融ショックが起きた時に、人類には世界経済を「ハイパーインフレ」と「世界恐慌」のどちらに近づけるか?という2択が突き付けられると考える。危険水準を超えた政府債務まで増額するか、金融ショック時の危機対応的な流動性の供給を止めるかということだ。個人的には世界恐慌で連鎖的に倒産が起きて失業率が上がる状況よりは、ハイパーインフレが選択されるのではないかと予感しているが、確実なことは誰にもわからない。
シンギュラリティの効果は未知数だと思う。AI産業は、やはり生産性を上げて雇用を奪う性質に注目すべきだろう。そして中途半端に雇用が奪われて失業者ばかりになるのか、全自動化で働かなくて良くなるのかでは、全然状況が異なる。従来のマクロ経済の議論に、AI革命の論点も加えるという構造が重要だと思う。
スタグフレーションは、現代ではとても起こりやすいレジームだと思う。産業革命以降のGDPと人口の成長の停滞、政府債務増大による利上げのしにくさ、少子高齢化という人口動態、低成長へのフラストレーションとそれに誘発される地政学的な紛争、資源高とサプライチェーン問題による供給コスト上昇圧力など、多くの要素がスタグフレーションの誘発方向に作用するはずだ。
総括すると、世界経済の見通しは以下の通りである。構造的に、平常時とスタグフレーションの間を行ったり来たりするような状況が続くだろう。そしてAI産業などのバブル崩壊、軍事費膨張、高金利、政府の利払い費増大、あるいは利払いのための増税などが原因で、金融ショックが起こる可能性があると考える。そしてすでに政府債務が巨大であることは、金融ショック後の世界経済を、「ハイパーインフレ」か「世界恐慌」の2択から選ばざるを得ない、という問題を引き起こすはずだ。
余談:AIによる採点

ChatGPT Plus(有料版)のThinking(高度推論)モード先生によると、94点の評価らしい。なお各項目では、最終評価:内容の妥当性:95点、シナリオ分岐の整理:95点、専門性:93点、見やすさ:90点、総合:94点だった。見やすさに厳しめの評価を食らったので、内容だけだとちょっと評価上がるっぽい。
100点にするにはどうしたらいいかも聞いてみた。
"100点にするには、今の図に**「中心シナリオ」「分岐条件」「順序」を少し足すのが一番効果的です。現状はすでにかなり完成度が高いので、大改造よりもラベルの精密化**で十分です。ごちゃごちゃさせたくないなら、追加はこの4つだけで十分です。1. 緩やかな改善 → ソフトランディング/長期停滞・スタグフレーション 2. インフレ再燃 → 財政ドミナンス/債務金利スパイラル → 最悪ケース:ハイパーインフレ 3. AI失敗の注記:期待剥落・株価下落・投資減速・信用スプレッド拡大 4. 中央に「政策ジレンマ:緩和ならインフレ、引き締めなら信用収縮」これを入れれば、98〜100点級になります。"
インフレ再燃、財政スパイラル、ハイパーインフレの違い(まあだいたい右側ほど悪化してると思えば良いはず)とか、分岐構造(Aなら○○、Bなら□□)の強調とかがあれば良くなるみたいだ。なるほどなあ。
まとめ
世界経済シナリオフローチャートを作ってみたよ。有料AIも内容は褒めてくれてるし、結構完成度高いんじゃないかな。
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