再発しない復職のために──5年間、再発なしの私がやった3つのこと
うつ病の再発率は60%以上、2回目で70%、3回目で90%とも言われています。
実際、うつ病を拗らせて、もう10年以上薬漬けの日々を送っている親戚Aさんや、復職後に笑顔がなく、業務でのミスが増え、自ら仕事を辞めていった、知人Bさんなど、うつ病での再発・後遺症の発症は枚挙に暇がありません。
だからこそ、私は復職に向けて慎重に準備を進め、自分なりの“守り方”を持って戻る必要がありました。
その“守り方”を実践することで、5年間再発がなく、今後も再発は絶対にしないだろうというメンタルも手に入れられました。
この記事では、私が復職にあたって意識した「再発を防ぐための3つの習慣」についてお伝えします。
① やることを減らす“勇気”を持つ
まず私が決めたのは「何でも引き受けない」ことでした。
うつ病になる前の私は、仕事を頼まれたら断れず、期待以上の成果を出そうと無理をしていました。
でも今は違います。
まず「自分のリソース(時間・体力・気力)は限られている」という前提に立ち、
「できないことはできない」と正直に伝える勇気を持つようにしています。
結果的に、無理なく仕事を続けることができ、
周囲からの信頼も逆に高まりました。
② “自分で選ぶ”ことを習慣にする
うつ病になる前は、誰かに何かを頼まれると、
「断ってはいけない」「応えなければならない」と思っていました。
でもそれは、常に“他人の期待”に自分を合わせていたということ。
今では、何を決めるにもこう考えます。
「まず、自分はどうしたいのか?」
仕事を振られたときも、「本当に自分がやりたいなか?」「本当に自分で出来るのか?」を自分の中で整理します。
必要なら相談もするし、他に適任者がいればお願いすることもあります。
主体的に判断することが、心を守る“自分軸”になっています。
③ 過去の自分を否定しない
私はうつ病になったことを、「人生の失敗」だとは思っていません。
あの経験があったからこそ、自分の限界や、休むことの大切さを学ぶことができました。
「これまで積み上げてきた経験は、病気になってもなくならない」
「自分の人生の全部が、無駄だったわけじゃない」
そう思えるようになったとき、
自分を少しだけ認められるようになり、"何があっても過去の自分を受け入れよう"と意識することで、自己肯定感が戻ってきたのを覚えています。
「再発しない」は、技術ではなく“習慣”
5年前にうつ病を発症し、2ヶ月の休職を経て復職。
以来、再発することなく元気に働けているのは、
この“3つの考え方”をずっと意識してきたからです。
特別な知識もスキルも必要ありません。
ただ、「何を自分で選び、何をやめるか」を日常の中で判断し続けること。
うつ病になったことも、そこから立ち直ったことも、
全部「自分の選択の積み重ね」だったと、今なら思えます。
最後に
うつ病からの復職は、「治れば終わり」ではありません。
むしろその後のほうが、心とのつきあい方が問われます。
自分の心を守れるのは、自分だけ。
私の経験が、今まさに悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
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