ミニトマトの葉はミニトマトの香り【モスの日の種をまいてみた~まとめ~】

家のベランダで何か育ててみたい。
そう思っていたら、たまたま入ったモスバーガーで種をもらった。
この時初めて知ったのだが、モスの社会活動の一環として、毎年3月12日には植物の種や栽培セットをお店で配布しているんだそう。
もう30年も継続されている活動らしい。
今年(2026年)はオレンジアイコというミニトマトの品種の種が配布されていた。
使っていないプランター(ちょっと小さめだけど)もあるし、種から育ててみようと思い立った。
この記事では、家庭菜園ほぼ初心者の私が、非常勤講師の仕事の合間に育てたミニトマトについてまとめている。
これからミニトマトを育ててみようかな~という方は、失敗も含めて参考にしていただきたい。

透明な蓋がついていて、家の中でも管理できるのでおすすめ。

手前の丸い葉っぱは、ミニトマトではなくバジル。
ミニトマトは2粒ずつ種をまいて、大きい方だけ残して間引きしている。
自分の息で吹き飛んでしまいそうな小さな種を、種まきキットの土に撒いて、霧吹きで毎日水をやること1週間と少し。
無事に芽出し成功。
芽出しって結構時間がかかるんだな…と学んだ。
この後プランターに直接植えるつもりだったが、気温があまり上がらず不安だった。
そこで、9cmポットにそのまま植えて苗サイズまで大きく成長させることにした。
バジルは昔、ちょっとだけ育てていたことがある。
取っても取っても葉が次々と出てくる生命力の強さは知っている。
ミニトマトと一緒に育てると相性がいい「コンパニオンプランツ」だから、こちらもホームセンターでゲットした種から育ててみた。
ミニトマト3つ、バジル3つ、全てのポットが順調に成長した。
どれか失敗するかも…と思っていたので、これはいい意味での誤算。
家にあるプランターには、ミニトマトを2つ。
急遽トマト専用の土を買って袋栽培で1つ、同時に育てることにした。

プランターに2つ並べて植えて、間にバジルの苗を1つ植えている。
プランターは横60cm、深さ27cmほど。
ミニトマトの苗は、私の予想以上に縦にも横にも成長した。
あっという間にぎゅうぎゅう詰め。
最終的には根も行き場を失い、土を追加しても表面まで出てくる始末。
家にたまたまあったから再利用したが、ミニトマトを育てるならプランターはもっと深いものにしなければならない、というのが今回の反省点の一つ。
せめてもう少し土を多くして深さを出してあげれば、良かったのかもしれない。
袋栽培の方も順調に育ち、ぐんぐん伸びていった。
伸びて伸びて伸びすぎて、主茎はあっという間に私の背丈(156cm)を超えた。

これが全てミニトマトになるんだなぁとウキウキ。
朝の水やりの前に、受粉を促すために花を指でチョンチョンと揺らした。
プランター栽培も袋栽培も、こんなに背が高くなるとは思っていなかった。
一番最初の花の実が膨らんできた6月中旬頃、このままでは倒れたり折れたりするのではと怖くなり、思い切って成長を止める「摘芯」をした。
摘芯をすると、ミニトマトには脇芽が沢山生えてくる。
上でに成長できないなら横に沢山葉を増やそうとするのだ。
植物って生きているんだなぁと実感。
しかし、脇芽を沢山生やしすぎてしまうと、実を大きくする方に栄養がまわらなくなったり、葉が茂りすぎて病気や害虫の原因になるとのこと。
せっかく生えてきたのになぁ…と哀れに思いつつ脇芽を取り除き、いらない葉を切っていった。
その時に気づいた。
まだ実を収穫していないのに、ミニトマトの香りがする。
ミニトマトの葉を触った後の自分の手は、青臭い中にミニトマトの香りが存在している。
当たり前のことなんだろうけれど、家庭菜園ほぼ初心者の私にとっては、その当たり前のことに気づいたことが不思議と嬉しかった。
ミニトマトは実がなる前からミニトマトなんだ。

毎朝の水やりもやる気が出るもんである。

オレンジアイコは、枝についたまましっかり色付かせた方がいいらしい。
もうちょっと色づくまでガマンガマン。
6月29日、ついに最初の実を収穫。
食べると皮が硬く、市販のものほど甘くは感じなかった。
収穫がちょっと早かったかもしれない。
それでも、初めて収穫できた喜びは存分に味わえた。

この時期はほぼ毎日のように収穫し、昼や夜の食卓に並べることができた。
7月は花が次々に実になり、毎日変化を見るのが楽しかった。
ただ、支柱の設置が甘かったことや、使用したプランターが浅かったこと、取り除き忘れた脇芽が大きくなったのを見逃したこと、風が強い日の対策を怠ったことなどが原因で、葉や茎が折れるというトラブルが発生。
特にショックだったのが、袋栽培のミニトマト。
土台を固定していなかったので、風が強かった夜に倒れてしまい、下敷きになった数か所の大きな葉が折れてしまった。
学校へ出勤するため早朝4時過ぎに起きた私は、その出来事に一気に目が覚めた。
幸い実の部分は無事だったので、折れた葉を綺麗に取り除き、そのまま栽培を続けられた。

これを見るのが毎朝の楽しみだった。
毎朝のミニトマトのお世話と収穫は大変。
早朝から出勤準備をする合間にミニトマトの相手をする。
水をたっぷりやり、茎や葉をチェックして脇芽を摘み取り、花芽や実を確認し、収穫できたらスマホで写真を撮って個数を記録。
それでも、実がなる様子がとても愛らしく、見ればやる気がわいてくる。
私の生活全般にもハリが出てくるような気さえした。

重みで折れそうになったので、泣く泣く青いまま収穫。
加熱して食べられるとわかり、細かく刻まれミネストローネの一部になった。
6月29日~7月29日の1か月間で、3株の苗から合計77個のミニトマトを収穫した。
ちなみに一緒に植えたバジルは、葉が増えたら低い位置で何度も切って、背が高くなりすぎないように気を付けた。
8月に入ってからもまだまだミニトマトを収穫したいと考えていたのだが、プランターは根詰まりを起こし、猛暑日が続いて脇芽が出てもすぐに枯れてしまう。
このまま栽培を継続するのは難しいと判断。
全ての葉を切り落とし、根っこと主茎(一番中央の太い茎)の数センチを残した。

花芽はつかないので、このまま観葉植物としてしばらく残すことに。
根元にあるバジルはまだまだ収穫できそう。
苗から育てたことが無いのに種からミニトマトを育てるなんて、最初はうまくいく自信が無かった。
でも、失敗してもいいからやってみようと思えた。
見よう見まねでやってみた。
やってみたら、いろんなことに気づいた。
大人になっても、とりあえず「やってみる」って大事だし、いつまでも忘れないでいたい。

あと少しだけお世話を楽しもう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
普段は高校の非常勤講師として教壇に立っており、noteに【教諭→非常勤講師の独り言】【とりつぶ(とりあえずつぶやきの略)】をなど投稿しております。
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