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決断と判断の違いって大きいです

皆さん、お元気ですか。
新規事業家の白石と申します。
現在は大手HR企業で管理職をしつつ、新規事業のアドバイザーをしております。
今回は新規事業においては何度も訪れる「決断」と「判断」の違いについて、私なりの解釈を書きしたためていきたいと思います。

↓白石って何者か

↓2025年の新規事業市場はこうなる

違いを知らないとぶつかるデメリット

まず、決断と判断という2つの言葉を同意義に使っている人が世の中多過ぎると感じています。
別に悪いと言っているわけではなくて、皆が曖昧に使っているから問題になっていないだけです。ただ、違いを知っている人からすると「ん?」と感じられてしまうデメリットがあります。
使い方が正しくない、という点が1つ。

2つ目が、上記の点に加えて決断と判断では「求められる機会が異なる」という事です。これを知らない人が決断なり判断なりの決裁権を持っている立場にいると、中々物事が前に進まない原因になります。


決断とは何か

では本題です。二つの言葉をそれぞれ解説します。

まず「決断」について。
決断とは

『未来に対して主体的に方向性を打ち出すこと』

です。

決断はたとえ情報やデータが不足し、結果への確信が持てなくても、 未来への希望を持って行われるものである。つまり責任を伴う事であり、決断した結果を「正しかった」とするために努力する必要も伴います。
つまり、それだけ最適解を探そうとしても、その時点で最適解は「判断」できない状態なのです。判断できない状態で、腹括って決めることを「決断」と呼びます。

新規事業には、この決断が毎日のように迫られます。答えがない状態、データがない状態であることが、初期のフェーズであればあるほど当たり前です。責任を伴うからこそ、一層頑張らないといけない。だから新規事業は胆力と自分ゴトの意識が身につくのです。
ある意味、判断できる事が増えてきた新規事業は、前に進んでいる証かもしれません。

新規事業から話して考えると、この「決断」が最も求められるのは経営者です。そして経営者に近づけば近づくほど、この決断ができるスキルが求められます。つまり、責任と負える覚悟があるかという事なんですね。判断ばかりしようとする経営者は、中々経営や事業を前に進める事ができないです。
何か物事が進まないな、、、と感じている会社員の皆さん。承認フローの中に「決断」スキルが足りない方がいる可能性が高いです。

一つお伝えしておきたいことは、別にそのことを批判しているわけではありません。適材適所の話ですし、これから身につけることも大いにできるからです。経営者の方は、経営層に引き上げたり昇格させる時に基準に「決断できる人かどうか」は見極めポイントの一つにするべきですし、伴っていないのであれば身につけることのできる経験を与えれば良いのです。

判断とは何か

次に「判断」についてです。
判断とは

『ものごとを過去に照らして客観的に評価すること』

です。

判断とは多くの情報やデータ(過去)から選択肢を比較検討して一つに絞り込んでいく事、つまり最適解というものを見つけて決める事ですね。
既存事業や、すでに形を成しているものに対しては決断よりも判断が求められる事が多いです。データ分析や解析をする事も、この判断をしやすくするです。

新規事業においては、インタビューや市場調査は「判断」するために行う行為です。
そして、この判断が求められるのは現場の管理職レベルまでのレイヤーの方々です。情報を適切に集めて、纏めて、決める事ができる。このスキルは現場のMGRには日々求められるスキルです。
広い視野や深い知識が必要であり、判断する事も難易度は高いです。
判断する上では、明確な根拠や理由を求められる事が多く、えいや!ですることができない事です。

違いを知っておくと役立ちます

さて、決断と判断の違いについて書いてきました。こう比較してみると、大きな違いがわかるかと思います。自分が今決断を求められているのか、判断を求められているのか。ちゃんと認識することが大事です。

決断は未来に向けて行うこと、判断は過去の情報を集めて行うこと。
決断は十分な根拠なく自身の責任を担保にすること、判断は根拠を明確にしてロジックを担保にすること。
決断は経営層に強く求められること、判断はMGRレイヤーに多く求められること。

よく「経営判断」という言葉がありますが、私個人としては経営者は「経営決断」を日々求められるし、していかなければならない存在だと思っています。

また、新規事業においては決断も判断も常に両方求められます。
この「決断」を多くしてきた経験があるからこそ身につくスキルもあるし、成長するスキルもある。「判断」の経験を沢山してきたからこそ、身につくスキルも成長するスキルもある。

ちなみに、個人の解釈と冒頭に書きましたが、私が参考にしているのは早稲田大学ラグビー部元監督である、中竹竜二氏の著書『判断と決断』からです。

この違い、知っておいて損はありません。

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