②『世界史のリテラシー 仏教は、いかにして多様化したか 部派仏教の成立 (教養・文化シリーズ)』佐々木閑(2025・NHK出版)
苦しみの原因は確かに「老、病、死」ですが、「老、病、死」そのものが苦しみを持っているわけではありません。老と病と死を受け取る私たちが「老、病、死を苦しみだ」と感じ取るところに苦しみの生まれる源があります。ですから釈迦の考えによれば、この苦しみを消すためには外界からの作用を自分自身がどう受け取るかという、その受け取り方を変えるしか方法がない。つまり、自分自身の物の見方、世界観、価値観、そういったものを丸ごと変えていくしか道がないというのが釈迦の考えたことなのです。
仏教の教えって、ここまではすううっっごく共感できる。私も全くこう思う! 輪廻転生とか解脱とか無部阿弥陀仏とかが出てくまでは、世界のどの宗教よりも共感できる。
昨夜の続きですが、福祉がカバーしてくれるものってのは「老・病・死」にあたる部分なんたなあって改めて理解。そして「受け取り方を変える」ってのは認知を変えるってコトだ。
「老・病・死」を消し去ることはできないが、認知の方法を変えることはできる。
これって現代の心の専門家さんたちが請け負い、実践されてることとだいたい同じなのではないかーーー
私は治療の経験がないのでアレなのですが、この本を書かれた先生はそういうふうにしてらっしゃった。(必要であれば)お薬による治療と、物事の受け取り方を変えるための認知へのアプローチ。
病気になったら医療保険が治療費を助けてくれるし、病気や障害のせいで休職や退職を余儀なくされればもっと上の手厚いサービスも受けられるのだろう。詳しくは知らんのですが。
当たり前ですが、現代の我々の生活は過去のどの時代よりも恵まれている。
時代背景を考えたら、
究極の根性論は仏教で間違いないんじゃないか
って気がしてきた。現代のそれなど足元にも及ばぬのではないでしょうかね。だって難易度もスケールも桁違い。さっすがお釈迦様だぜ。レベチ。
もしかしたら現代のお釈迦様とは、市井で頑張る名もなき心の専門家の方々のことやもしれませんネ。そしてやっぱり福祉サービスにも感謝だなと思った。
何かあったらぜひよろしくお願いします!
