なぜ一流選手は、ある日突然崩れるのか
長年スポーツシーンを見ていると、
不思議な場面に出会う。
去年まで普通に活躍していた選手が、
ある時を境に打てなくなる。
反応が遅くなる。
まるで昨年とは別人のように、
パフォーマンスが安定しなくなる。
もちろん年齢の影響もある。
怪我や故障、経年疲労もある。
でも、
どう考えてもそれだけでは説明できないケースがある。
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スポーツの世界では、
「全盛期を過ぎた」
という言葉で片付けられることが多い。
でも僕はずっと違和感があった。
本当に衰えは突然来るのだろうか。
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身体はそんなに急には変わらない。
筋力も。
柔軟性も。
神経系も。
普通は少しずつ変化する。
それなのに、
ある日突然崩れたように見える。
ならば、
崩れたのは身体ではなく、
別の場所なのではないか。
ある時から、そう考えるようになった。
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25年以上身体を見てきて、
最近ひとつの仮説を持っている。
それが
仮に”慢性脳ストレス”と呼んでいる状態だ。
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試合前の緊張とは違う。
プレッシャーとも少し違う。
何年も勝つことを求められ、
何年も期待され続け、
何年も結果を出し続ける。
その見えない負荷が、
少しずつ脳の処理能力を削っていく。
もしそうだとしたらどうだろう。
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私たちは、
目で見ていると思っている。
でも実際には、
目から入った情報を、
脳が瞬時に統合し、
意味のある映像として認識している。
つまり、
見ているようで、
最後に見ているのは脳なのだ。
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もし脳の作る映像の解像度が落ちたら。
見えているつもりで、
見えていないものが増えたら。
映像化までの反応速度が落ちたら。
判断精度が落ちたら。
技術はそのままでも、
結果は大きく変わる。
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突然の衰えに見えるものは、
本当は突然ではない。
何年も積み重なった見えない負荷が、
ある日閾値を超えただけなのかもしれない。
僕はそんな可能性を考えている。
これはまだ仮説だ。
でも25年以上現場に立ってきた中で、
無視できない問いでもある。
だから僕は、
身体だけを診ることはない。
呼吸を見る。
姿勢を見る。
重心を見る。
そして、
その人が、
どれだけ長い時間、
見えない負荷を抱えてきたのかを想像する。
突然崩れたように見える身体にも、
その前には、
必ず静かな積み重ねがある。
身体は、
いつも少し早く、
そのサインを出している。
ここまで書いてきたことは、
知識として理解するだけではなく、
実際に身体で感じてみることで、
見え方が変わることがあります。
僕は普段、
呼吸や身体の感覚を通して、
自分の身体を観察し、
自分で気づいていくための
オンラインワークを行っています。
記事を読んで、
「一度、自分の身体でも確かめてみたい。」
そう感じた方は、
noteホーム画面右上のメール(封筒マーク)から
ご連絡ください。
オンラインワークについてご案内します。
必要になったときに、
思い出していただければと思います。
