繁忙期のはずの夏に、私は仕事を減らしました
Lämpö(らんぷ)|奈良のベビーシッター
親子のそばで出会った出来事や、子育ての中で見つけた「小さな気づき」を綴っています。
ベビーシッターの繁忙期に、私は仕事をほとんど入れない夏を選びました。
夏休みは、ベビーシッターにとって忙しい時期です。
仲間からは、次々と予約が入っている話を聞きました。
正直、「いいなぁ」と思う気持ちもありました。
それでも今年の私は、仕事をほとんど入れず、子どもと過ごす時間を選びました。
今年は、そばにいたいと思った
もともとわが家は学童を利用していないので、長期休みは仕事を減らすつもりでした。
依頼があれば週に一度くらい働きながら、子どもとの時間も大切にする。
そんな夏休みを考えていました。
でも一学期、子どもとじっくり向き合う時間が必要だと感じる出来事がいくつか重なりました。
「今、どんな気持ちなんだろう」
「どうしたいと思っているんだろう」
急いで答えを出すより、一緒に過ごしながら考えたい。
そう思って、今年は仕事をほとんど入れないことにしました。
何もしない日もあった夏休み
朝起きると、
「今日はどんなふうに過ごしたい?」
と話すところから始めました。
私からも、
「ママはお昼から少し勉強する時間がほしいな」
と伝えます。
もちろん、毎日そんなにうまくはいきません。
予定通りにいかず、機嫌が悪くなる日もありました。
何もしないと決めて、一緒にお昼寝した日も。
子どもが編み物に夢中になって、毛糸を買いに行った日も。
日本史に興味を持ったのをきっかけに、本屋さんを巡った日もありました。
子どもの「これ、知りたい」に付き合っていたら、
私まで知らなかった世界を知る。
そんな時間が、この夏にはたくさんありました。
「働けなかった」ではなく、私が選んだ
ずっと穏やかだったわけではありません。
子ども中心の生活になると、自分の時間はなかなか取れません。
自分のペースで一日を過ごせないことに、疲れる日もありました。
「子どものため」と思っていることだって、もしかしたら私のエゴなのかな。
そんなふうに迷うこともありました。
それでも夏休みの終わり頃、以前より穏やかに過ごす子どもの姿を見て、今年のわが家には、この時間が必要だったのかもしれないと思いました。
私は「子どもがいるから仕事ができなかった」とは思っていません。
仕事は好きです。
タイミングが合って単発のお仕事に入れた時は、やっぱりうれしかった。
この夏の働き方を決めたのは、子どもではなく私です。
その時の自分に合うものを、選び直していい。
どれがいいという話ではないと思っています。
家庭の状況も、子どもの様子も、自分の気持ちも、その時々で変わっていくから。
「今の私は、何を大切にしたい?」
そう考えながら、その都度決めていけたらいいなと思います。
今年の夏、私は仕事をほとんど入れないことを選びました。
大変な日もあったけれど、この選択に後悔はありません。
来年はまた、違う選択をしているかもしれません。
はじめましての方へ
Lämpö(らんぷ)は、奈良を中心に活動しているベビーシッターです。
このnoteでは、シッターとして出会った親子との時間や、私自身の子育ての中で見つけた「小さな気づき」を綴っています。
このnoteを始めた理由や、届けていきたいことは、最初の記事に書きました。
→ #1 「子育ては、家族だけでするものだと思っていました」
Lämpö(らんぷ)|かおりん
