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モーゼ物語:第5話 ミディアンへの逃亡――王宮を捨て、羊飼いとなったモーゼ

前回、モーゼがエジプト人を殺したことが、ファラオの耳にも届きました。ファラオは、モーゼを殺そうとします。モーゼは、エジプトにとどまることができなくなりました。王宮で育った青年。ファラオの庇護のもとで成長した男。そのモーゼが、今度は命を狙われる身となったのです。


エジプトを逃れたモーゼ。昨日まで王宮の世界にいた青年は、今や一人の逃亡者となっていました。向かったのは、遠く離れたミディアンの地。
エジプトのナイル川流域を離れ、荒涼とした土地を越えて、モーゼは旅を続けました。そこには、王宮の華やかさもありません。ファラオの命令が届くこともありません。ただ、広い荒野と、厳しい自然が広がっていました。

やがてモーゼは、一つの井戸のそばにたどり着きます。
そこには、ミディアンの祭司の七人の娘たちが来ていました。
彼女たちは父の羊の群れに水を飲ませるため、水を汲んでいました。

ところが、ほかの羊飼いたちがやって来て、娘たちを追い払おうとします。モーゼは、その場に割って入り、娘たちを助けました。
そして、羊の群れにも水を飲ませます。

娘たちは家に戻りました。父親は、いつもより早く帰ってきた娘たちを見て尋ねます。
「今日は、なぜこんなに早く帰ってきたのか」
娘たちは答えました。
「一人のエジプト人が、私たちを羊飼いたちから助けてくれました。
そして、私たちのために水を汲み、羊にも水を飲ませてくれました」
父親は言いました。
「その人はどこにいるのか。なぜ、その人を置いてきたのか。呼んできなさい」
こうしてモーゼは、ミディアンの家に迎えられることになります。

やがてモーゼは、その家にとどまるようになりました。
そして、その家の娘の一人、チッポラと結婚します。
チッポラは、後のモーゼの人生にも深く関わる女性となります。

二人の間には息子が生まれました。モーゼは、その子をゲルショムと名づけました。異国の地で息子を抱いたモーゼは、自分がここで寄留者となったことを思ったのでしょう。かつてはエジプト王宮で育った青年。しかし今は、ミディアンで羊を飼う一人の男。

モーゼの人生は、大きく変わっていました。そして、ミディアンで過ごす年月の中で、エジプトでは別の出来事が起きていました。モーゼを追っていた王が死んだのです。しかし、イスラエルの人々の苦しみは終わりませんでした。彼らは労役のためにうめき、苦しみの中から神に助けを求めて叫び続けました。聖書は、その叫びが神に届いたと語ります。神は、イスラエルの人々との契約を思い起こしました。そして、彼らを顧みられたのです。モーゼはまだ、そのことを知りません。ミディアンで静かに羊を飼う日々。

しかし、その平穏な生活の先には、人生を根底から変える出来事が待っていました。ある日、モーゼは羊の群れを荒野の奥へ導きます。そして、ホレブの山へ。そこで彼は、一本の不思議な柴に目を向けることになります。
その柴は燃えていました。しかし、燃え尽きてはいませんでした。
モーゼの長い沈黙の年月は、まもなく終わろうとしていたのです。


次回予告

第6話――「燃える柴」
ミディアンで羊を飼い、長い年月を過ごしたモーゼ。
ある日、彼は羊の群れを荒野の奥へ導き、ホレブの山へ向かいます。
そこで目にしたのは、燃えているのに燃え尽きない不思議な柴でした。
モーゼが近づくと、柴の中から声が聞こえます。
「モーゼ、モーゼ」
その瞬間、羊飼いだったモーゼの人生は、再び大きく動き始めます。


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こう爺ワールドのご紹介
監督:こう爺
お話とプロンプト:ChatGPT
画像と動画:Flow (Nano Banana 2)
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