たぶん、桃パフェだけの思い出ではない
私は、桃が好きである。
どのくらい好きかというと、
桃の季節になると
桃スイーツを見つけるたびに
「これは食べたい…!」と
チェックしてしまうくらいには好きだ。
以前のnoteにも、
そんな「桃が好き」という話を書いたことがある。

今年の夏も、
たくさんの桃と桃スイーツを楽しんだ。
しかしまだまだ飽き足らず、
どこかにおいしい桃スイーツはないだろうか。
そんなことを考えながら過ごしていたある日、
実家に帰省した私に、母が言った。
「ここ、桃好きな2人にいいんじゃない?」
そう言って連れて行ってくれたのが、
仙台市にある
「310 IWANUMA-BASE(イワヌマベース)」
というカフェだった。
母が職場の方から教えてもらったお店らしい。
私と妹が桃好きだということを知っていて、
帰省に合わせて予定に入れてくれていたのだ。
こういうのって、なんだかうれしい。
「あなたが好きそうだから」
そうやって、
自分のことを思い浮かべながら
選んでもらった場所に行く。
それだけで、その日の出来事が
少し特別なものになる気がする。

お店に入って、
まず目に入ったのはバイクだった。
店内にはバイクが置かれ、
バイクに関するイベント情報のチラシも
たくさん並んでいる。
ツーリングの途中に立ち寄る人も
多いお店なのだそうだ。
そんな雰囲気のお店で有名なのが、
フルーツパフェと手作りピザ。
さっそくメニューを開いてみる。
そこで、また驚いた。
今の時期は、桃パフェ。
春は、さくらんぼパフェ。
冬は、いちごパフェ。
パフェは、この3種類だけ。
そして、どれも税込1,000円。
「これは……本気だ……!!」
メニューを眺めながら、
思わずそんなことを考えてしまった。

母、妹、私の女性陣は、
迷うことなく桃パフェを注文。
父とパートナーは、
ガーリックピザとナッツピザを選んだ。
そして、しばらくして。
桃パフェが運ばれてきた。
その瞬間、全員で、
「えっ」
と声が出た。
ほぼ、桃だったのである。


てっぺんには、黄桃と2種の白桃が1/2玉ずつ。
その下にはバニラアイスと、シンプルなゼリー。
さらにその下には、
角切りにされたフレッシュな桃が
これでもかというほど敷き詰められている。
言うなれば、
パフェというより
「3種の桃のお造り」。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
これで1,000円!?
普通に桃が2〜3玉分
乗っているように見える。
「安い桃をたくさん使っているのかな」
そんなことを少し考えながら、
一口食べてみたが
これが、ちゃんとおいしい。
一切れ一切れがジューシーで、
桃そのものの甘さをしっかり味わえる。
しかも3種も。
桃スイーツは、毎年この時期になると
いろいろチェックしている。
それでも、ここまで
「桃を食べている!」と感じるパフェは
初めてだった。
桃が好きな人間にとって、
これはかなり幸せな食べ物である。

私たちが桃に夢中になっているところへ、
父とパートナーが頼んだピザもやってきた。

こちらも、見るからにおいしそうだ。
見た目はもちろんだが、
やけに中毒性のあるにおいがする。
もちろん、1切れずつ交換する。
桃パフェも少しずつシェアして、みんなで食べる。
ガーリックピザには、
たっぷりのチーズと香ばしいニンニク。
さらに、「お好みでどうぞ」と
出していただいたバジルソースをかけると
少しの酸味と塩味の中に、バジルの香りが広がる。
ナッツピザには、
アーモンド、クルミ、ピーナッツが
砕かれずに粒のままたっぷり乗っている。
はちみつをかけて食べる
甘めの味付けなのだが、
ほのかな塩味が効いていて、
これがまた止まらない。
桃を食べる。
ピザを食べる。
また桃を食べる。
気づけば、家族みんなでお皿を囲んでいた。
その光景を眺めながら、
「遠いけど、今回も帰省してよかったな」
と改めて思った。
別に、特別なことをしているわけではない。
ただ、みんなで同じものを食べているだけだ。
桃を一口食べて、「おいしい」と言う。
ピザを一口もらって、
「これもおいしい!」と言う。
そんなことを繰り返しているだけなのに、
妙に心地よかった。

帰りにみんなで感想を話しながら、
ふと思った。
今回の帰省で、
一番印象に残った食事のひとつだったな、と。
もちろん、桃パフェは本当においしかった。
「これで1,000円!?」という驚きも、
きっと来年まで覚えていると思う。
でも、たぶん私は、
桃パフェだけを思い出すのではない。
桃好きの私と妹のために、
母がお店を見つけて予定に入れてくれたこと。
父とパートナーも一緒に来てくれたこと。
みんなで「これおいしいね」と言いながら、
桃とピザを交換して食べたこと。
そういうものまで全部ひっくるめて、
この日の食事を思い出すのだと思う。
料理そのものがおいしいことは、
もちろん大切だ。
しかし、食事の思い出をつくっているのは
料理だけではないのかもしれない。
誰と食べたのか。
どんな場所で食べたのか。
そのとき、どんな気持ちだったのか。
そういうものまで全部重なって、
「あの日のごはん」になる。
食べることは、
ただお腹を満たすためだけのものではない。
大切な人とお互いを思いやりながら
好きなものを食べて、
みんなで「おいしい」と言う。
そんな時間そのものが、
いつか思い出になるのだろう。
そんなことを、
桃パフェを食べた帰り道に考えていた。
来年、また桃の季節がやってきたら
きっと私は、このお店のことを思い出す。
そして今度は、
ピザも一枚しっかり食べたい。
もちろん、
桃パフェも忘れずに。

今回の記事は、マイキーさんの企画
『#エッセイしりとりコンテスト』に
参加させていただき書いたものです。
しりとりのバトンを渡してくださったのは
大好きなカハリーさん!!
いつもありがとうございます♡
この企画に参加されたカハリーさんの記事も
とっても素敵でした…。泣いた…😭✨️
そして、正直なところ、
このnoteはエッセイなのか
あまりわかっておりません。
バトンをいただいた時に、
「エッセイって、読むけど書いたことないな…」
と思い、マイキーさんのこちら↓の記事を
何度も読み返しながらチャレンジしました。
結局、「です・ます調」になっただけでは…?
なんて感じるところもありますが…
まずはやってみることが大切ですよね!
ということで投稿しちゃいます!!
そしてまた気が向いた時に「エッセイ」として
記事を書いてみたいと思います。
「私のバトンはどうしよう…」
と考えた時、ふと思い浮かんだ方がみむらさん。
Xでもnoteでも、
いつも大変丁寧なコメント・リプライをくださり
私に励みをくださる方です。
noteも毎日投稿されていて
そのどれもが心を揺さぶられる文章です。
そんなみむらさんが、
もしこういった企画に参加された場合
どんなエッセイをお書きになるのかな?
と気になります…💭
お忙しいと思いますので、
もしお時間ありましたら
バトンを受け取っていただけると嬉しいです😌
「い」から始まるタイトルで、
よろしくお願いいたします✍🏻
改めまして、「エッセイを書く」という
貴重なチャレンジの機会をくださった
マイキーさん、カハリーさん、
ありがとうございました☺️
管理栄養士 かばさん🦛
