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オキーフ展@ポンピドゥ Georgia O’Keeffe ドーナッツの穴に魅せられるのは村上春樹だけではない

2021年、こちらの展示会を訪れました。

20世紀北米美術を代表する作家、ジョージア・オキーフ(1887–1986)のフランス初となる回顧展を開催します。絵画、デッサン、写真など数百点を通して、彼女の長いキャリアを総合的に紹介。98歳まで生きたオキーフは、前世紀の芸術を象徴する独自の美的探求を貫いた作家です。

展覧会は、彼女の創作を時系列にたどる流動的なレイアウトで構成されます。1910年代のテキサスの平原に触発された初期作品から、1920〜30年代のNYの都市風景や田園風景、そして戦後に定住したニューメキシコでの制作へと続きます。

オキーフは『カメラワーク』誌で、ワシリー・カンディンスキーの『芸術における精神性について』の抜粋を読み、その象徴主義的で精神性を重んじる美学に強く共感しました。彼女の作品は、初期アメリカ風景画の伝統に連なり、エマーソンの超越主義思想ホイットマンの詩とも響き合います。

1929年、彼女は創設間もないMoMAの展覧会に参加した初の女性アーティストとなり、1940年代にはシカゴ美術館やMoMAで回顧展を開催した最初の女性作家ともなりました。1960年代のフェミニスト芸術家にとって、オキーフは芸術と作者の性別を切り離す道を切り開いた存在として「砕氷船」と呼ばれました。

本展では、よく知られた花の絵画だけでなく、NYの摩天楼やジョージ湖の納屋、さらには砂漠で拾った牛骨を描いた作品(《ラムズ・ヘッド、ホワイト・ホリーホック・ヒルズ》1935年)まで、幅広い作品を紹介します。植物は彼女が繰り返し取り組んだモチーフですが、その根底には歴史的ロマン主義が受け継ぐ自然への深い感情があります。作家D・H・ロレンスの汎神論にも通じるこの感覚が、オキーフの風景や植物の作品に、微かなエロティシズムを与えているのです。

上記の公式より抜粋。AI翻訳後、修正済み


昼過ぎに着いたらお目当てのオキーフのEXPOが17時まで予約でいっぱい。

さて、どうしよう。出直そうかと、とりあえず年パスを買いに行きましたら、「今日から使えるから、オキーフも直接行って大丈夫」と、優しくお姉さんが教えてくれました♪

ポンピドゥは、特に若者たちがおしゃれでファッションショーを観に行くみたいで、若者以外は親切だからとても心地よい散歩場所でもあります。

ずっと言われていた大規模修繕工事も今年ようやく始まったようです
夕日の綺麗な時に来れるとラッキー🤞
サクレクールも観られます

この時の戦利本はこちら↓宝物。


ではいよいよ、Bonne visite♪
好きな順に載せてゆきます。

これに出会ってから機種変するまでの数年間、待ち受けにしてました
上載の本より

One day when I was flying back to New Mexico, the sky below was the most beautiful solid white. It looked so secure that I thought that I could walk right out on it to the horizon if the door opened.

自宅に帰る途中の機内から見えた雲が、信じられないくらいしっかりとした、美しい白だったの。
なんだかその上に乗っても大丈夫そうで、もしドアが空いたらこの世の果てまでまっすぐに歩いていけそうな気がした。
筆者拙訳
こちらも待ち受けにしました。青は最も好きな色ですが、この色と質感はとんでもなかった。戦利本に載っていなかったのが残念でした。
これも相当すき

I was the sort of child that ate around the raisin on the cookie and ate around the hole in the doughnut saving either the raisin or the hole for the last and best.
So probably - not having changed much - when I started painting the pelvis bones I was most interested in the holes in the bones - what I saw through them - particularly the blue from holding them up in the sun against the sky as one is apt to do when one seems to have more sky than earth in ones world... They were most wonderful against the Blue - that Blue that will always be there as it is now after all man's destruction is finished.

子どもの頃私は、クッキーではレーズンを、ドーナッツではその空洞を最後まで残しておき、その周りから食べ進めて残った穴を秘宝のように感じる子だった。
今思えば、私はあの頃から殆ど変わらぬまま、同じ癖と感性を抱えて生きているのだと思う。骨を描き始めた時、私を最も魅了したのは、骨そのものではなく、そこに穿たれた〈空〉だった。
その穴を通して見える世界―とりわけ、骨を太陽にかざして空へ透かした時、向こうから立ちのぼってくる深い青に惹きつけられたの。地面よりも空の方が広く感じられた瞬間には、誰しもそんなふうに青へ心を明け渡してしまうものよね。骨は、あの青を背負って立つとき、一際美しかった。
そして私は知るの―あの青は、世界がどれほど変わり、やがて人の手による全ての破壊が終わったのちでさえ、変わらぬ深さでそこに在り続けるだろうと。
筆者拙訳

Pervis

オキーフについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ↓

https://www.tricera.net/ja/artclip/blog762


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水玉が有名ですが、植物画も沢山描いてらして、その作品にオキーフを感じたのですが、やはり影響を受けてらっしゃるとのこと。草間さんのポップな統失とトラウマだけでない感性の理解に繋がりました。

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