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美しい球場を見学ツアーで楽しむ|リグレーフィールド【MLB観戦記⑧】

 シカゴ・カブスの本拠地リグレー・フィールド(Wrigley Field)は、110年以上の長い歴史を持つ。今回のシカゴに訪問した期間ではカブスの試合予定がなかったが、フィールド見学ツアーが開催されていたので予約して参加してみた。実際に足を踏み入れてみると、地域と調和した雰囲気や建物としての美しさなど他の球場にない魅力があることを知った。


フィールドツアー


 リグレーフィールドは、1914年開場。ボストン・レッドソックスが本拠地とするフェンウェイ・パーク(Fenway Park)の1912年に次いで、メジャーリーグの球場としては2番目に長い歴史を持つ。

 フィールドツアーには平日の午前に参加した。驚いたのは参加人数の多さで、おそらく30~40人はいた。カブスファンだけでなく、ドジャースやフィリーズ、ヤンキース、レッズなど他球団ファンも多数おり、メジャーリーグファンには一目置かれた球場であることがより理解できた。


球場への入場は試合開催時と同様。セキュリティーチェックとチケットの確認が済んだ後、入り口横のコンコースに集合した


息をのむ球場の美しさ

コンコースから内野スタンドに入ると視界がぱっと開ける。平べったいグランドレベルの客席は、ただの客席なのにとても美しい
客席の後方だと上下の視界は狭い。しかし視線がフィールドをのぞき込むように誘導される
ライト側の外野席から。芝生の緑と青空のコントラストが映える。かつての球団オーナーが「野球は太陽の下でやるもの」と話し、長らくナイター設備を設けなかったというが、この景観を見ると納得してしまう
門のデザインもおしゃれ。球場周辺に超巨大駐車場があるのがメジャー球場の定番だが、ここはアパートやちょっとしたビルが立ち並ぶ中にあるのでこうした点も大切だろう


伝統のスコアボード

センター後方には電光掲示板でないスコアボードがある。ガイドによると、ここの労働環境はかなり過酷で、中はサウナのような状況だそう


アパートの屋上に客席?

球場の外の建物の屋上に客席が見える。かなり珍しい光景
住民向けに設置されたのが始まりだそうだが、今は商業化されている。近くはないけど、雰囲気は楽しめそう


Hey Hey

両翼のポールにはHey Heyの文字。ホームランを打った際の名物実況が由来とのこと。


リグレーといえば…

外野フェンスのツタ
かなり生い茂っている。触ろうとしていた参加者がいたが、厳しく制止されていた。厳重な管理をして維持しているのだろう


ファウルゾーンはない

ライト側は、鈴木誠也もよく守備で使用するエリア
外野フェンスがフェアゾーンぎりぎりにあり、ファウルボールはほとんど取れない


看板掲示にも配慮がある

客席位置を案内する看板。落ち着いた色とフォントでノスタルジーな雰囲気を守っている
球場内も同様で、大部分の広告が単色。ダイソーもこの通り真っ白に


ファウルボールに注意

クマがかわいらしい看板で、ファウルボールの注意喚起をしていた


数多のレジェンドが使用

ビジター用ロッカールーム。コンサート開催時には控室になるため、ベーブ・ルースからマイケル・ジョーダン、レディー・ガガまでさまざまなスーパースターが使用したらしい


ダグアウト

3塁側のカブスのダグアウト
ベンチはフィールドよりも下がった位置に設けられている
ヘルメットやバットを収納する場所。ここは、私が高校時代に使っていた地方球場と大差ない気がする
ブルペンを映すテレビ画面と、各種電話。これはメジャー球場らしいポイント


あってないようなフェンス

ホーム後ろ側のフェンスはかなり低く、最前列の座席はグラウンドと全く同じ高さに感じた。
ここで観戦すると臨場感がすごそう


プレスルーム

上階には記者席もある。座席には名札が付けられていた。日本人選手が2人所属しているためか読売新聞の記者の名前もあった


有名な看板

ツアーで案内された場所ではないが球場外には有名な赤い看板がある。通りすがりに写真を撮影する観光客でにぎわっていた


今永&鈴木のユニフォーム

グッズショップには今永昇太と鈴木誠也のユニフォームもあった
こちらはオルタネイトユニフォーム
階段横には今永のボブルヘッドが飾られていた


つながる街と球場

写真左側が球場で、奥は駅、右側にはビルがある。球場のすぐ横に街が広がっている


感想


 シカゴ滞在中はカブスのホームゲームがなかったため、ノンゲームデイツアーに参加した。そのため、試合日には入れないダグアウトや外野フェンス沿いなどを間近で見ることができた。

 100年以上の長い歴史を持つ球場だが、球場自体にかなり魅力があるからこそ、愛され守られてきたのだと思った。客席の増設、照明設備や大型の電光掲示板の増設など、時代の変化に合わせながらも、根元の守るべき点は守りながら今まで運営されてきたのだと感じた。

 一方で、このツアーは1人35ドルで、2人だと税込みで80ドル以上となった。今季の成績が芳しくないメッツのシティ・フィールドでの試合だとこれ以下の値段でおそらくほとんどの試合を見られる。個人的に安くは感じないものの、その価値はあったと思う。

 今回の滞在では村上宗隆が所属するホワイトソックスの試合を観戦した。次回はその観戦記録をまとめることにしたい。




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