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ベルギー&オランダひとり旅#11.Depot~バベルの塔を観に行こう~

 列車が止まるという予期せぬトラブルはあったものの、早めに出発したこともあり予約時間よりも随分と余裕をもって到着。

 おかげで街並みをゆっくり散策できました。

 さて、ロッテルダムに来た理由はひとつ、Depot です。


Depot


 Depot は、中世美術以降のアートコレクションを151,000点以上所蔵するボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)の改修工事に伴い建設、2021年11月に開館しました。

 美術館が所有する全作品を一般公開するという、世界で初めての画期的な美術倉庫です。

 ――Depot には開館時間の10分前に到着。

 開館に合わせてチケットを事前購入していたので、スムーズに入場できました。そういえば、受付の際、腕に建物の形をしたスタンプを押されました。なるほど、そういう演出ね。韓国の美術館・博物館では何度かありましたが、ヨーロッパでは初めてでした。洗って落とすのはもったいないなあとか無駄に考えちゃう。

 さて、荷物をロッカーに預け、エレベーター横の壁に書かれたフロア案内を見ながらどこから見学しようか考えていると――

"You should go to th 5th floor first".

 セキュリティらしきスタッフの方でした。

 続けて「なぜか、あのフロアには人がいつも多くてね。今のうちだよ」ですって。ふふふ。きっと美術にはあまり興味がないのだろうと思いつつ、その優しい言葉にほっこりました。

 お礼を告げてひとりエレベーターに乗り、たどり着いたその空間を見て、納得しました。

 にゃるほど。名画、勢ぞろいです・・・。

◆コレクション

ピーテル・ブリューゲル(父)《バベルの塔》1568年頃

これこれ!これが観たかったんだ。
レンブラント《机の前のティトゥス》1655年

ティトゥスだ!
以前、アムステルダムにあるレンブラントの家で出逢って、すっかり惚れ込んだ絵画です。
ここで再会できるだなんて、とってもうれぴい。
カレル・ファブリティウス《自画像》1650年

なんだかレンブラントの画風に似ているなと思って調べてみると、レンブラント工房出身の画家だそうです。弟子の中でも特に才能があったらしく、レンブラントとは異なる独自の様式を築き上げたのは彼だけだったとか。へえ~。
ヤン・ファン・エイク《The Three Marys at the Tomb》1410-1420年頃


ヤン・ファン・エイクの、この独特な感じ、好き。
アンソニー・ヴァン・ダイク《Saint Herome》1818-1620年頃

さすがヴァン・ダイク。このリアルな皮膚感にライオンのかわいさよ。
こちらも師匠のルーベンスを感じさせるなあ。
エドガー・ドガ《14歳の小さな踊り子》1878年 - 1881年
ブロンズ製レプリカ

こ、これは!あの踊り子じゃん!
レプリカですが、『山田五郎 オトナの教養講座』を見て想像していたよりも随分かわいらしかったです。ま、洋服の古さが不気味さを演出してますけどね。この辺りは時代が経ってるからしょうがないとしよう。
クロード・モネ《Field of Poppies》1881
エドヴァルド・ムンク《Two Girld near an Apple Tree》1905
パブロ・ピカソ《Couple》1970
アルフレッド・シスレー《The Provencher Watermill at Moret》1883
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ《Portrait of Armand Roulin》1988

へえ、これゴッホなんだ~と思った作品。
っぽいけど、ぽくない。
カミーユ・ピサロ《The Pise near Pontoise in Grey Weather》1876

右奥にちょっぴりバベルの塔。
意図的に入れてみた。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ《The Balcony Room at Spurveskjul》1911年

この不気味な感じ、動画『なぜか怖い無人の部屋…廃墟っぽいのに誰かいそう!?』で見た絵画と雰囲気が似てるなあと思ったら同じ画家だった。
デイヴィッド・ホックニー《TwoDeckchairs, Calvi》1972

こういう絵も結構好き。
色彩のせいか、心にまで暖かくも爽やかな風が吹いてくる感じがします。
ルネ・マグリット《Not to Be Reproduced 》1937

マグリットぽいなあと思ったらマグリットだった。
マグリット美術館を訪れたおかげで、少しずつこういう絵にも興味がわいてきた気がします。
たくさん観るって大事ね。
サルバドール・ダリ《Impressions d'Afrique》1938

これもまたダリっぽい。
相変わらずの独特の世界観。
ワシリー・カンディンスキー《Lyrical》1911

カンディンスキーはレベルが高いなあと思います。
私の頭じゃ理解できん域におられる。

◇◇

 Depot 特徴の一つは、普段は見ることができない絵画の裏側を見ることができる点にあります。

この焼き物もいいなあ。
こういう展示方式、素敵ですね。

◇◆◇

◆倉庫と芸術と好奇心と

 ここからは館内の様子を・・・。

◇◆◇◆◇◆◇

 《バベルの塔》を見るのが一番の目的だったこと、また時間が限られていたこともあり個人でささっと見回りましたが、ツアーに参加すると解説付きで通常は立ち入ることのできない保管庫や作業場も見学できるそうです(※ツアーでなくてもガラス越しに内部を見ることは可能です)。

 団体行動は苦手ですし、英語での解説を理解できるのか怪しくはありますが、絵画の保存方法や修復作業にも少し興味があるので、たまにはツアーも楽しそうだなあとか思ったり。次回、機会があれば・・・。


 ――そういえば、海外でも韓国アジュンマのエネルギーはすごかったなあ。韓国の団体観光客らしき方々に出くわしました、はい。

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