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スピッツ歌詞考察(第108回)つぐみ


【基本情報】

つぐみ
作詞:草野正宗 作曲:草野正宗 編曲:スピッツ&亀田誠治
4分6秒

<リリース日>
2010年6月23日(36thシングル)

<収録アルバム>
とげまる(2010年10月27日リリース 13thオリジナルアルバム)
CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection(2017年7月5日リリース)
CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(2017年7月5日リリース)※2017年内限定出荷

<タイアップ>
NTTコミュニケーションズ『ミュージコ』CMソング

【MUSIC VIDEO】

【歌詞】

歌詞は下記のサイトでご確認いただけます。

【考察】

「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
嬉しいとか 寂しいとか 君に生かされてる
だから 思い切り 手をのばす 手がふれる
海原を渡っていく 鳥のような心がここに在る

「愛してる」の言葉だけじゃ足りないけど、とにかく「愛してる」と言わなくちゃ。
嬉しいとか寂しいとかは、全部“君”がいるから生まれてくる感情であって、“僕”は“君”に生かされていると感じている。
だから思い切り手をのばして、“君”の手がふれるところまでたどりついた。
生きることを求めて海原を渡る、鳥のような精神がここに在る。

歩き出せない暗い夜に 前触れなくぶつかった
きっと運命とか 越えるほど ありえない 確率で
見つけ合えたよ

次の一歩を踏み出す勇気が出ない暗い夜に、前触れもなく出会った。
「運命の出会い」とか言うけれど、きっとそれよりも低くてありえないような確率で見つけ合えた。

「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
優しくて 憎らしくて それのために僕はここに在る

「愛してる」の言葉だけじゃ足りないけど、とにかく「愛してる」と言わなくちゃ。
“君”は優しくて、憎らしくて、そのすべてを知るために“僕”はここに存在する。

隠しきれない トゲトゲで お互いに傷つけて
そんな毎日も なぜだろう ふり返れば いとおしくて
ここにいたいよ

トゲトゲしさを抑えきれなくなって、お互いに傷つけ合うこともあった。
そんな毎日も振り返るとなぜだか愛おしくて、どこへも行かず“君”のそばにいたいよ。

違う色重なって新しい光が
寒い星を照らしている

“君”の違う一面を発見するたびに、新しい光となって“僕”の心をあたためる。

「愛してる」 この命 明日には 尽きるかも
言わなくちゃ 言わなくちゃ できるだけまじめに
さらに 思い切り 手をのばす 手がふれる
海原を渡っていく 鳥のような心がここに在る

この命が明日には尽きるかもしれないから、生きてるうちに「愛してる」を言わなくちゃ。
できるだけまじめに言わなくちゃ。
さらに思い切り手をのばして、“君”の手がふれるところまでたどりついた。
生きることを求めて海原を渡る、鳥のような精神がここに在る。

登場人物は“僕”と“君”で、“僕”の“君”に対する素直な気持ちが綴られています。
テーマは「死」と「生」で、いつ死ぬかわからないからこそ一生懸命まじめに生きる、伝えなきゃいけないことは伝える、必要なものは必要と求めるということなのでしょう。

なお『劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro』では、「ここにいたいよ」の部分が「瞼が熱いよ」に変わっていました。
これが同じ意味として使われているとするならば、ここにいたいと願うことで瞼が熱くなり、今にも涙が溢れそうな状態になっていると推察できます。

そしてその直前の歌詞が「隠しきれない トゲトゲで お互いに傷つけて そんな毎日も なぜだろう ふり返れば いとおしくて」なので、“僕”と“君”はケンカをして別れ話になり、過去を振り返れば振り返るほど“君”のことを愛していることに気づき、これからもずっとそばにいたいと願って涙が溢れそうになっている様子が浮かびます。

となるとこの曲は、“僕”が“君”と仲直りをしたいと願い、反省して真面目に愛を伝えなきゃと感じている歌になります。
「瞼が熱いよ」に変更されたことも含めて、実際のところはどうなんでしょうかね?

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