写ってるだけじゃない。AIが「見抜いてしまう時代」に親として思ったこと
子どもの写真を撮っただけのつもりだった。
でも、AIに見せたら、想像もしなかった“答え”が返ってきた。
その瞬間、自分が「見えてる」と思っていた世界が、ちょっとだけ違って見えた。
これは、親子で“世界の見え方”をアップデートする、そんなきっかけになった出来事の記録です。
著者はこんな人です。
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ちょっと理系な『 おうち遊びアイデア帳 』
三兄弟で走った、特別な一日
今日、息子たち三兄弟がマラソン大会に出場した。市民ランナー向けの大会で、子ども向けのレースも併設されている。小6の長男、小4の次男、そしてなんと2歳の三男まで、初めてゼッケンをつけてスタートラインに立った。
私はというと、3人が走る姿に感動しながらも、別のところに目がいってしまっていた。整列する小学生たちの足元。
小学生なのに、プレート入りの厚底シューズを履いている子がちらほらいる。最新モデルっぽいものもある。私もランナーなので、シューズには敏感だ。思わず、整列中の子どもたちを撮った写真をじっくり見返してしまった。
いつものクセで、つい「これ何の靴?」とAIに聞いてみた
「みんな、何履いてるんだろう?」
気になって、ChatGPTに聞いてみた。
写真をアップロードして、「これらの靴、なんですか?」と。
正直、あまり期待していなかった。他人の子の靴なんてぼんやりしか映ってないし、せいぜいナイキかアディダスかくらいしかわからないだろうと思っていた。
でも、ChatGPTは違った。
"Zoom Fly 5。カーボンプレート入り、軽量かつ反発力の高いモデル。"
そう、ちゃんとした答えが返ってきた。
しかも表形式で、メーカー・モデル名・特徴まで。いくつかの靴について、見た目から識別して整理してくれた。
私は思わず「おお……!」と声が出た。AIがここまで見抜けるのかと、素直に感動した。
見えていないものまで“わかってしまう”AIに驚いた
でも、同時に少しだけ戸惑いもあった。
理由ははっきりしている。
私の目では見えないものを、AIは当然のように見抜いたからだ。
靴のモデルなんて、拡大してもわからなかった。それを、見てすぐに言い当ててくる。
今回使った写真は、うちの息子を中心に撮ったもので、SNSに投稿する予定もない。完全に私の中で完結している“好奇心”だった。
でも、これがたとえばネットに投稿されていたら? あるいは他人が勝手に使ったら?
そんな想像が、ふとよぎった。
理屈より、まず「へえ、こういう時代なんだ」と思った
理屈では理解していた。画像からAIが情報を読み取るなんて、今や珍しいことじゃない。でも、自分が撮った何気ない写真から、自分の目では見えない情報をAIが正確に取り出す瞬間を目の当たりにしたとき、私ははじめて、「これは、すごいけれど、すごいだけじゃない」と感じた。
これは便利/怖いという話ではなく、ただ単純に、 「もうこういう時代なんだ」と実感した。
私たちが“写っているだけ”と思っているものから、AIは確実に何かを読み取る。精度はどんどん上がっていく。
じゃあ、それにどう付き合っていくのか?
親として、テクノロジーと向き合っていく
私は、テクノロジーの力で生活が楽になること、子育てが楽しくなることには大賛成です。
むしろ、AIによって「自分では気づけなかったこと」が見えてくることは、親子の学びにとってチャンスだとも思っています。
でも、だからこそ。
「何を見せているのか」「誰に見られているのか」に、ほんの少しだけ敏感でいたい。
それは、自分を守るためでもあり、子どもたちと一緒に“世界の見方”を広げていくためでもあります。
AIに見えて、自分には見えなかったもの。
そこに驚いた日から、少しだけ私の世界の“見え方”が変わった気がしています。
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