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やってよかった?副業② タロット占い師になった俺、不倫相談に心が折れた件

フリーランス時代、いろいろな副業に手を出していました。

もちろん、お金になればという考えもありましたが、もっぱら面白半分です。

そんな中から特に面白かった副業について語る『やってよかった?副業』シリーズ。

第2回は、ココナラでタロット占い師になった話です。

結論、稼ぎたいならやめとけ!
そうじゃない人は…うーん。

占い大好き、魔法大好きな乙女⭐︎

昔っから占いが好きでした。

星占い大好きで自分のホロスコープについて調べまくったり、某掲示板の星座スレに入り浸ったり…
夢占いにハマって夢日記をつけたり、そのために眠りが浅く寝不足になったり…

そして、タロット占いには漠然とした憧れがありました。

なんせ占いだけでなく魔術的なものが大好きなんです。

間違いなく中学生の多感な時期にライトノベルを摂取しすぎたせいです。
禁書、レンタルマギカ、ゼロ魔…
いやー…素晴らしい時代でしたね

それは置いといて。

やってみたかったんです。

あの謎めいた文様つきのタロットクロスの上でカードを両手でぐるぐるかき混ぜるやーつ
(参考:ヘッダ画)

でもなんせ一式揃えるのにお高そうなの。
ただの趣味にそこまでお金つかうのはちょっと気が引ける。ほぼ無職だし(当時)

ココナラ占いが副業としてそこそこメジャーであると知ったときの私の喜びよ!

できるじゃん!! あのやつ!!
(経費に)できるじゃん!!

というわけで、占い師になりました。

今回もちゃんと学んだ

前回の中古カメラ販売でもそうでしたが、
私は副業を始めるとき、急に真面目になります。

「とりあえずやってみよう」

ではなく、

「まずはきちんと学ぼう」

と。

ええ何事も形から入るタイプ資格マニアです。

中古カメラでは、初めての副業だからと約50万円払ってスクールに入りました。

そして占い師でも、まず勉強しました。
だって私の一言が人様の運命を左右することになるかもしれない訳ですからね!
副業といえどそこは誠実に参る。

でもさすがに今回は50万円も掛けてません。

・タロット本4冊(実用書から概論的な本まで)
・一目惚れしたミュシャのタロットカード
・ゴー⭐︎ジャスな黄金色のタロットクロス

しめて初期費用は約1万5000円也。

おやすぅ〜い!!(麻痺)

で実際にやったことはというと…

ステップ1:座学編

本をとにかく読む。読む!

「このカードの逆位置、こういうときの解釈は…コレ!」

とスッと出てくるようになるまで読み込む!

初心者は大アルカナからだあ〜?
ぬるいぜ!
俺は最初からフルデッキだぜ!

好きな小アルカナはワンドの8です!(過激)
でもよく引くのはソードの4…疲れてます。

ステップ2:実践編

もちろん座学だけでなく実践も大事。

自分のことを占う→答え合わせ。
身近な人のことを占う→答え合わせ。
芸能人とか世の中のことを占う→答え合わせ。

あと大きな声では言えませんが、匿名掲示板などの占い練習スレなんかで武者修業?もしてみたり。

自分の占いと実際の結果との違いを答え合わせしながら、少しずつ解釈の精度を上げていきます。

とにかくカードを引きまくる!
色んな形に並べまくる!
ずっとやりたかったあのやつ(ぐるぐる)やりまくる!

…あ〜幸せ💕

ステップ3:応用編

本や自分の占いだけでは気づかない視点を学ぶことも大事。
他の占い師さんのブログやYouTubeを見る!

「へえ、こんな読み方もあるのね〜」
「この場合はそう解釈していいのね〜」

などなど、色んな人の色んな解釈を知ることで自分の占いの幅も広がります。
より視野を広く、考察を深く持つことで、表面的な「ふわっとした」占いから一歩踏み込んだアドバイスができるというわけ。

いよいよココナラに登録

こんな感じでじっくりと学び、
そこそこ自信がついたところで…

ついにココナラに登録しました!

私の商品はメール…というかチャット占い。
電話占いはリアルタイムという制約がかなりシビアで、初心者の自分にはまだ早いと感じました。
あと単純に電話苦手…

思ったより「占うだけ」じゃない

実際に始めてみると、相談で一番多かったのはやっぱり恋愛でした。

特に、

「相手は私のことをどう思っていますか?」

というもの。

そうね〜恋愛で一番気になるのってそこよね〜
ヘキサグラムやハートソナーばっかり並べてた。

そして、お金を払って来てくれたお客さんひとりひとりとじっくり向き合う占いを始めると、
思ったより、

「これ、出た結果をただ伝えればいいわけじゃないな…」

と気づきました。

私はカードについて嘘をつくことはしません。

出てないのに出たことにすることもないし、
「絶対に彼はあなたと結婚します」みたいなことを適当に言うこともありません。

ただ相談を読んでいると、

「この人は、今こういう言葉をかけてほしいんだろうな」

ということが、なんとなくわかります。

なので、同じカードの結果でも、どういう言葉で伝えるかはかなり慎重に考えていました。

ただ未来を言い当てるだけなら、私のやっていたこととは少し違ったと思います。

占いと、カウンセリングと、接客。

その全部が混ざったような仕事でした。

「先生」と呼ばないで

続けているうちに、熱心に何度も来てくれるお客さんが何人かできました。

「先生」

と呼んでくれる人もいました。

正直、最初は嬉しかったです。

「前に言われたことを意識してみました!」

なんて言われると、ちゃんと役に立てている気がしました。

でも、だんだん少し怖くなりました。

占い師に依存されるのが。

こちらの言葉ひとつで、その人の人生が大きく狂ってしまうこともあるかもしれない。

その人が何かを決めようとするたびに、
「先生はどう思いますか?」
となってしまったら嫌だなと思いました。
実際、そうなりかけている人もいました。

なので、なるべく「私が決めてあげる」という方向には行かないようにしていました。

最後は自分で考えて、自分で決めてもらう。
私はあくまで、そのための材料を渡す人。


占い師としては、もしかしたら商売下手だったのかもしれません。

でも、自分とお客さんの両方を守るためにはそのスタンスを崩してはならないと考えていました。

人気なのはメール占いじゃなかった

ココナラなら、メールやチャットで完結する占いでも十分売れる。
最初はそう思っていました。
実際、メール占いの人気占い師もいました。

でも、そういう人はほんの一握り。

圧倒的に人気なのは、リアルタイムで話せる電話占いでした。

しかも、深夜帯。

そりゃそうだわ。

恋愛で悩んでいる人は、
昼の12時に「彼は私のことをどう思っているんでしょうか……」と静かに相談するより、
夜中の1時に急に「もう無理です!!!!」となって電話するよね。

深夜に一人で悩みが爆発する。

わかる。

わかるぜ。

でも、私はその時間、寝てる。

子どももいるし本業もあるし、深夜に何時間も電話占いをするのは無理です。

結果、集客はいまひとつでした…

それでも多いときには、月5万円くらい稼げました。
ただ、単価は低めです。
それなりにフル稼働してようやく月5万円。
副業として悪くはありませんが、

「時給換算…」

考えたら負け

不倫相談、多すぎ問題

そして、私が占い師をやめた一番大きな理由。

不倫の悩みがとにかく多い!!!

これね!!

多いなんてもんじゃない。
多すぎる。8割これ。

プライベートの私は、不倫に対してわりと潔癖です。
わりとというか…もうアンチです。アンチ…

既婚者に手を出す。
配偶者がいるのに別の人と関係を持つ。

はっきり言って最低だよ!

でも占い師として仕事をしている以上、

「そうだったんですね」
「それはおつらいですね」
「彼の態度が変わって、不安なんですね」

と、まずは話を聞かなければなりません。

相手は悩んでいます。
実際に苦しんでもいます。
私の個人的な価値観をぶつければ何かが解決するわけでもありません。

なので、話はきちんと聞く。
カードもきちんと引く。

でもそういった悩みに対して、
明るい未来を示唆するカードなんてほとんど出ないんですよね。

意図的に引いてる訳でもないのに。
本当にタロットって不思議…

ということでカードの結果も踏まえながら、
最終的には不倫関係をやめて前に進む方向で話をすることが多くなりました。

「そうですよね…私もこの関係を断ち切らなきゃいけないと思います」

「先生に言われて、目が覚めました」

「彼への思いを断ち切って、前を向きます!」

よし!!

よかった。

これで少し楽になれるかもしれない(お互いに)

と思った翌日。

「やっぱり彼と離れるのは苦しいです」

っ…おお〜…そうか…

そしてまたカードを引く。
話を聞く。
一緒に考える。

「そうですよね…やっぱり離れたほうがいいですよね」

翌日。

「でも彼のことが忘れられなくて」

…さいでっか…

私は少しずつ疲れていきました。

いや、人の気持ちはそんなに簡単に切り替えられないことはわかっています。
「じゃあ別れます!」で翌日から完全に忘れられるなら、そもそも占いに相談するほど悩んでいない。

わかるよ。

わかるけど!!

本音では切り捨ててしまいたいような相談に、真剣に誠実に向き合わなければならない。
そんな矛盾が、少しずつ心のバランスを崩していきました…

学生の片思い相談がマイオアシス

そんな泥沼の不倫相談を聞き続けている中で、時々やってくる学生の片思い相談。

これが、めちゃくちゃ癒しでした。

「先輩は私のことをどう思っていますか?」
「最近、目が合うんですけど、脈ありますか?」

平和。

かわい。

人を好きになるって、こういう感じだったよね…(遠い目)

と、なぜか私まで初心に返る。

そんでカードを引く。

「おっ、いいカード出たじゃん!」

こっちまでちょっと嬉しくなる。

もちろん、不倫相談をしてくる人も、好きで苦しんでいるわけではないのでしょう。

恋愛に正しいも間違いも、簡単には割り切れない。

それでも若人の純粋な片思い相談は、私にとってかなり心のオアシスになっていました。
あの子達みんな幸せになっていてほしいなぁ。

やってよかった?

私はやってよかったです。

占いを通して、本当にいろいろな人の話を聞くことができました。

自分なら絶対に選ばない道。
自分には理解できない悩み。
でも、本人にとってはその他の全てが止まってしまうほど重大なこと。

そんな多くの人生の一端に触れることができたのは本当に貴重な経験だと思います!

タロットを勉強したこと自体も面白かったです。夢だったから。
今でもカードはよく引きます。

ただもう一度占い師をやるかと言われたら、たぶんやりません。

もう疲れました。

人の悩みを聞き続けるのは、思っていた以上に心が削れます。

人にもあんまり勧めないかな…

占いに霊感が必要だとは全く思いませんが、
才能は確実に必要だと思います。

他者の人生の暗い部分に触れ続けても、
決して自分自身や希望を見失わない、
「しなやかな強さ」とでも言いましょうか…

占いを生業にしている方たちは、そういう意味で「選ばれた人」なんだなと思います。

というわけで、『やってよかった?副業』第2回は、ココナラでタロット占い師をやって、人間の業にちょっと疲れた話でした…

さて、次は何を書こう。

古着か。
生成AIで作ったYouTubeか。
Shopeeで海外販売した話か。

占い師の次に何が来ても、もうあまり驚きがない気もしますが。

またそのうちに。

副業その①はこちら。

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