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夏の立山登山記|絶景!星空!温泉!雷鳥沢ヒュッテで味わう感動体験

⛰️暑さのない日本の天国へ。

私が天空の楽園を見つけたのは、子どもが幼稚園だった夏。家族と私の両親と歩いた立山でした。

これは、2024年、再び訪れたいと思っていた念願の立山を訪れた旅の記録です。

子どもが小さい頃、その時の写真に写った息子は歯の生え変わり時期。歯の抜けた笑顔で私の両親と写っている。

都会の喧騒と熱気を忘れ、標高2450mの空気に包まれた瞬間、私はここがひんやりとした空気が肌を撫でてくれる天国だと確信しました。

そして、20年経った今も変わらない雄大な景色が、時を超えて私たちを迎え入れてくれたのです。

前回は、室堂に宿泊。満点の星を楽しみにしていたのに、土砂降りの雨。
今回は、星空を見せたくて、それをテーマに出かけました。

⛰️富山前泊と、朝の支度

夏だけ運行される富山駅発・室堂行きの直通バスは、朝6時20分発。そのため前泊し、駅近くの大浴場付きホテルに宿泊。(2025年は運行がないようです。)
和菓子屋「引網香月堂」で前日に買っておいた“くりおこわ”が朝ごはん。静かな車内で食べながら、山へと近づいていきます。バス一本で室堂まで一気に行けるなんて。

車内でいただいた栗おこわは、栗がたっぷり、ご飯はもっちり。

⛰️標高2450mの空気

9時半には室堂に到着。涼しいどころか、肌寒い。
本来なら、ここで高度順応のため休憩すべき。でも空模様が怪しかったため、そのまま雄山へ登ることに。

石で舗装されていますが、歩きやすいわけではなく、それなりに疲労を感じる。
ちんぐるまが咲き誇る。高山植物は可憐で可愛い。
一ノ越までの道のりに、残雪が。
このような道をひたすら進む。
途中、振り返ると、みくりが池とみどりが池が見える。

⛰️登山靴のありがたみと、恐怖心との戦い

ザレ場とガレ場の坂を見上げただけで、足がすくむ。私は一ノ越で待つことに。


左肩稜線上に、人が登る姿が見える。


すると、70歳は超えていると思しきご夫婦が降りてきた。「足元だけ見ていれば、怖くないよ」と声をかけられ、励まされました。
私も負けられない。気がつけば、私も子どもたちに追いつこうと急斜面を登っていました。


このような斜面をひたすら1時間ほど登る。
途中、手を使わないと登れない岩場も。道は一方通行になっている。


背後には、こんな美しい光景が。


急な岩場を下から見上げる。
皆様の後を続くように、ひたすら頑張るだけ。


買いたての登山靴が、まるで私の足を支えてくれるようでした。

⛰️子どもたちの姿に背中を押されて

ついに山頂手前の休憩所に到着。
これ以上、恐怖症を耐えることができず、一眼レフを預かり、山頂を目指す子どもたちを見守ることに。
狭い階段の先にある山頂へは、人数制限がある。
山頂では、“バンザイ”をみんなでする。その瞬間を撮るために、私はここで待つ。

高所恐怖症の私は、見ただけで、断念。
このベンチに座っているだけでも、
下が見えるのて、足元が震えている。
子どもたちは、拝観料を支払い、山頂へ。


雄山山頂にある本宮
子どもたちは、下山前に腹ごしらえ。
3,000メートル付近で販売されるカップヌードルは
ご馳走だ。

⛰️下山と、ヒュッテへの長い道のり

私はさっさと一ノ越へ戻る。先に着いて、ふくらはぎをほぐしていると、驚くほど足が回復していく。
本日の宿泊先の雷鳥沢ヒュッテは、室堂を中心とするとおおよそ点対称の位置にあり、雄山からの道のりは、まだまだ遠い。
みくりが池の景色、地獄谷の湯けむり、何段あるかわからない階段…。足が笑いながらも進む。

みくりが池から、私たちが登った雄山の稜線が見える。
よくあんな斜面を登ったなと自分を褒める。
雷鳥沢ヒュッテへ向かう。
雷鳥沢キャンプ場。色とりどりのテントが
お花畑のように見える。

⛰️雷鳥沢ヒュッテで味わう「ありがたい」

「はぁ…」と、思わずため息が漏れた。と同時に、辿り着けた安堵にかられた。ヒュッテ到着は16時半。足は棒のようだったけれど、なんとか夕食に間に合った。

シャワーを浴びてさっぱりし、冷えたビールを一口。ああ、生き返る。
シャワーに感動。
食事に感動。
ビールに感動。

歩荷さんがいなければ成り立たない全てに、山で働く人々に心から感謝した。

携帯の電波は、もちろん圏外。
車も自転車も使えない。すべてが人の手によって行われる世界。

雪の中から掘り出すために、外観が削れている。
冬の厳しさを感じる外観
運搬が大変な立地で、これだけの食事が出て、
一同大喜び。美味しい。

夕食時に、配膳のスタッフに、星がきれいか聞いてみた。
「ここは霧が出て、星はあまり見えないですよ」そんな言葉を聞き、今回の旅のテーマが達成されないかもしれないと、かなりがっかりした。「沢」という地名に敏感に反応せず、確認しなかった自分の下調べ不足を反省しながら、温泉に向かう。

地獄谷から引いたお湯は、少しとろみのある、まろやかな白濁のお湯。湯船に浸かると、じんわりと体が温まり、全身の疲れが溶けていくようだった。お湯は、地獄谷の硫黄の香りがして、まるで地獄谷に入ったよう。それなのに、ワイルドな感じがしないのは、木造りの温泉小屋のおかげ。木材をせっせと運び、手作りで建てたのだろうと思うと、しっかり味わわねばならないと思うし、精一杯このお湯を楽しまなくてはいけないとも思う。

目を瞑ると、昼間見た立山の美しい光景が次々と浮かぶ。こんな美しい光景はこの世にあるのだろうか。海外旅行も多く行き、日本は45都道府県をまわってきたけれど、こんなに多彩な美しさをもった場所はない。

そんなことを考えながら、湯に浸かっていると、まるで大自然に抱かれているよう。全身がふっと軽くなった。

部屋にもどり、明日の準備をしていると、息子が息を切らせて走って戻ってきた。

「星、見えるよ!」

慌てて、私と子どもは一眼レフを持ち、一緒に外に出た。立山の夜空には、信じられないほどの数の星が、まるで宝石のように輝いていた。天の川がくっきりと見え、その光景は息をのむほど美しかった。それはまるで、神様が私たちに与えてくれた最高のご褒美のようだった。

星がこんなにたくさん。



流れ星がたくさん流れる。こんなに星は流れるものなのか。
真横に横切るように走る(流れるではない) 流れ星を初めて見た。

チカチカとジグザグに細かく動く物体もある。

一緒にこの星空を眺めていた台湾からのツアーコンダクターや山小屋のスタッフと「あれはUFOだ」と笑い合いながら、半分、UFOと信じながら見た不思議な動きをする飛行体もいい思い出。

上着なしではいられないほど、涼やかな風が吹き抜ける、天空の楽園。そして、見たかったし、見せたかった立山の星空。

星好きの子供に見せたかった景色。見せられて本当によかった。本当に、運が良かった。

天の川が、まさに川のように見える。

終わりに

この星空は、私の人生の宝物になるだろう。

こんなにも素敵な時間を有難う。

前回、私の家族と、私の両親とホテル立山に宿泊したときは、とんでもない雷鳴と豪雨が降り注ぎ、星空を見ることは叶わなかった。今は、母がいないけれど、やっと念願が叶った瞬間だった。母も、きっと喜んでくれているだろう。

さあ、明日はどんな景色が待っているだろうか。


次回は、翌日の立山記です。

雷鳥を子どもに見せること。
みくりが池で逆さ雄山を撮影すること。

この残りのテーマが叶えられるのでしょうか。

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