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ギターリペアマンに向いてる人、正直ほとんどいない説

前回のnoteで、リペアマンという職業について掘り下げる…と言いました。


しかし、考えれば考えるほど、

リペアマンという仕事、難しくね???

と思った今日この頃

リペアマンになりたい人は今も一定数いますし、このXのギター改造界隈では進路の一つとして考えている若い人も見かけます。

正直、リペアマンに向いている人はかなり少ないと思っています。
なぜなら、リペアマンは純粋な技術職の仕事ではないからです。

このnoteでは、まもっとの現場経験に基づく偏見全開で、

・リペアマンに向いている人の特徴
・リペアの仕事のリアル

を話します。

リペアの仕事に興味のある人は読んでいただけると幸いです。



リペアマンに向いている人ってどんな人?


多くの人が「手先が器用」「ギターいじりが好き」「パーツの知識が豊富」みたいな部分を想像しますが、技術や知識は実践の中で習得できるのでここは重要では無いです。

逆に、
①他人の意図を正確に汲み取る力=コミュニケーション能力
②曖昧な要望を言語化する力=課題解決力
③問題から逃げずに考えを回し、行動し続ける=忍耐力

なんか新卒採用ページで見たことあるようなこれらの能力が欠けていると、どれだけ器用でも、知識が豊富でも続けられません。

極論、リペアはただ「壊れたものを直す仕事」ではありません。
「顧客の抱える問題を解決し、より良い音楽生活へと導く仕事」です。
(なんか胡散臭いこと言うなーと思ったそこのあなた。私もそう思ってます。)


例えば、「なんとなく弾きにくい気がする」という曖昧な相談に対して、

原因を特定→必要な作業の優先順位を整理→最適な落としどころを提案し、許諾を得る→実際に修理

というのが修理の一連の流れになります。
一例を挙げます。

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例)
久しぶりに出したアコギが弾きにくく感じる

ネックの順反りにより弦高が高くなっている

反り以外にも、ネックの軽度なねじれも併発しているので、サドルを削ってガッツリ弦高を下げるとビビるかも

反りだけ直してもそこそこ弾きやすくなるけど、もっと弾きやすくしたければすり合わせとサドル弦高調整が効果的と提案。
お客様の予算、納期感と相談の上、最適な修理を実施

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文章にするとこんな感じです。

これを、お客様を目の前にしながらリアルタイムで話を進めたり、非対面であればメールや電話で全て説明します。



現場に入ると分かりますが、作業している時間は思っているよりずっと少ないです。

実際には、
・お客様からの要望のヒアリング
・楽器の状態チェック
・見積りや作業内容の説明
・メールや電話での問い合わせ対応
・部材の手配
こういった業務が日常的に発生します。

つまり、やってることがほぼ営業職です。
・課題を引き出し
・解決策を提示し
・納得してもらい
・結果に責任を持つ

これが出来ないと、技術があっても仕事として評価されないですし、お客様からの信頼も得られません。

さらに言えば、ミスも必ず起きます。
その時に、逃げずに向き合えない人間はそもそも論外です。

実際、ミスした時に責任放棄して逃げた現役リペアショップも知っています。
逃げられたせいで、泣き寝入りしてきたお客様を助けたこともあります。



ここから手厳しいことを言いますが、

・手を動かすこと「だけ」が好きな人
・人と関わるのが苦手な人
・「好きなことを仕事にすれば楽しい」と思っている人

という人は、リペアの仕事は辞めた方がいいです。

リペアに限らずですが、仕事になるとそこに責任が発生します。
趣味の延長では済みません。

「自分のやりたい修理」ではなく、
「お客様が求める結果」を出し続ける仕事です。

ここを履き違えると、相当辛い思いをすることになります。

ちなみに、まもっとは手を動かすのは楽しいし、人と関わるのは好きだし、転職して好きなことを仕事にしてしまった結果リペアをしています。最高です。


と、ハードな内容をお話ししましたが、誰もがこれだけのスキル・経験を最初から持ち合わせていた訳ではありません。
すでに社会人として長く生きてきた人達も、闘いの中で成長を続けてきた人達ばかりです。私もそう。

この画像を使えてよかったーー!!


今学生の方も、学校や友人との交流がそのまま経験値になって積み上がります。
今を真っ直ぐに生きて、いずれ行き着く先にある仕事がリペアであれば、お互い全力でがんばりましょう!



次回はリペアマンになるための進路について紹介しようと思います。
完全未経験でも正社員としてキャリアをスタートさせられる企業は、自分が知る中で1社だけあります。(転職サイト風な胡散臭い物言いだと思ったそこのあなた。私も思いますがこれは事実です!笑)

そんなところも話そうかと思います。


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