【映画】美しく楽しく、そして元気が出て励まされる~『女性の休日 THE DAY ICELAND STOOD STILL』(パメラ・ホーガン監督)~
美しく楽しく、そして元気が出て励まされる映画を観てきました。
『ビッグイシュー日本版』の513号に載っていた監督たちへのインタビューを読み、絶対観にいこうと思い、はるばる厚木まで行きました。
もうちょい早く『ビッグイシュー日本版』の記事を読んでいれば、横浜シネマリンで観ることができたのですが。
でも「あつぎのえいがかんkiki」、座席もきれいだし、ミニシアター館たっぷりで良かったです。同じ建物の中で、マンホールカードもゲットできたし。
https://atsuginoeigakan-kiki.com/

映画の内容は、以下のポスターが説明しています。

ドキュメンタリーということで、文字通り当時を振り返る女性たちへのインタビューが中心かと思ったのですが、もちろんそれはあるものの、アイルランドの美しい自然の映像、アニメ、当時の映像などがふんだんに入り、見応え充分でした。女性の権利とかに特に関心がない人でも、普通に楽しく観ることができるのではないでしょうか。

9割もの女性が参加した「女性の休日」が実現したのは奇跡のようですが、彼女たちはある日突然休んだわけではありません。そのためにはかなり周到な準備が行われたし、彼女たちはずっとずっと闘ってきたのだということが分かります。
そして「ストライキ」なら加わらないという女性たちを引き込むため、「休日」にするという発想の転換が良いです。9割の女性が休んだ結果、男性たちは大変なことになりました。
アイスランドをはじめ北欧では女性の権利が重んじられているのに、日本では、と嘆くのは簡単ですが、アイスランドの女性たちは自分の力でそれを勝ち取ったのだなと痛感しました。そしてまだ真の意味で勝ち取ってはおらず。まだまだ彼女たちは闘い続けていることも、
闘う、と言っても、額に怒りマークを浮かべるだけではなく、ユーモアも交えてなのが良いです。
何よりも大事なのは、彼女たちは男性の上に立ちたいわけではなく、男性と同じ場所に立ちたいだけだということです。現在アイスランドでは大統領も首相も女性ですが、それは別に女性が男性の上に立っているわけではなく、相応しい人がたまたま女性だっただけのことです。
上映している映画館が少なく、期間も限られているのが残念です。私が観た回は観客が20人までいなかったと思うので、上映期間が延びることもないでしょうね。
『国宝』のロングランも良いですが(確かに良い映画でしたが)、『女性の休日』もぜひもっと多くの映画館で上映してほしいです。映画の中に「最初は無視され、次は笑いものにされ、けんかを売られ、やがて勝つ」という言葉が出てきましたが、この映画を上映している映画館が少ないこと自体、まだ日本の女性は無視されている段階だということを示しているのかもしれません。
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