【細かすぎるが伝えたい】エスクワイア8話:女性の戦いとサイダードラマ、そしてジヌ氏の萌え発言

1. ドラマ紹介・概要
8月から放送開始した韓国ドラマ「エスクワイア」。
大手ローファーム「ユルリム」を舞台に、様々な専門分野のエリート弁護士たちが繰り広げるスリリングなリーガルヒューマンドラマです。
単なる法廷ドラマではなく、弁護士たちの人間関係、成長、そして正義への情熱が丁寧に描かれています。
個人的には、2021年の大ヒット作「ヴィンチェンツォ」以来リアルタイムで追いかけている作品です。
第1話から完全に心を掴まれ、この勢いで最終話まで駆け抜けてほしい期待のドラマです。
土日ドラマは月曜日の朝が眠すぎます。
しかしそれはドラマが楽しい証拠でもあります。
韓国ドラマ『エスクワイア』第8話は、女性の立場と職場の権力構造に真正面から切り込んだ重いテーマでした。恋愛や法廷シーンのスリルだけでなく、社会問題を映し出す深さに改めて圧倒されました。
ヒョミンとユン弁護士の関係も強化されてきました。さらにサブカップルの行方も気になります。
2. ネタバレ注意
⚠️ ネタバレを含むため、第8話まで未視聴の方はドラマを視聴後にご覧ください!!!
セクハラ防止マニュアルの現実
ep7でユン弁護士に抵抗した企業チームの目論見
そしてep6最後にユン弁護士の家を訪れた女性。
この2つが8話で重要な要素としてつながります。
ソヘンジ弁護士の告白
この女性、ソヘンジ弁護士はアソシエイト2年目です。ホン・ドユン弁護士にセクハラを受けていましたが我慢ができなくなり、ユン弁護士に助けを求めてきました。

しかも内容が言語的なセクハラ・パワハラに加え、性的関係まで持たされたという深刻な事案でした。
ちなみにホン弁護士は「愛の不時着」のユン・セリのスレギ兄です。ここでもスレギ野郎ですねー


字幕では伝わらないニュアンス
ep7企業チームの作戦会議のシーンで日本語字幕では以下のセリフが出てきました
「所内のルールにはアソシエイトとの交際は控えるべき」
韓国語原文:내부 성희롱 예방 매뉴얼상 파트너는 어쏘 변호사 또는 비서와의 교제를 지양한다고 돼있어요
直訳: 「内部のセクハラ防止マニュアル上、パートナーはアソシエイト弁護士または秘書との交際を控えるようになっています。」
字幕の「所内のルール」だと少し弱い表現に見えますが、実際はセクハラ防止マニュアルなんです。しかも(성희롱 = セクハラ)は身体的だけではなく言語的なセクハラも含みます。
そして、これをユン弁護士が策定していました。
根深い問題の構造
ホン弁護士が長年、女性アソシエイトを食い物にしていたことが判明。接待要員としてブローカーへ派遣させていました。
ep5で耳打ちしたシーンは、てっきり権力闘争に向けての下準備として嘘情報でも吹聴したのかな?と私は勘違いしていました。実はセクハラに対するけん制だったんですね。
ユン弁護士は過去に女性アソシエイトからタレコミがあって社内のマニュアルを整備した。しかしホン弁護士はそれを無視し、ソ弁護士をめちゃくちゃにしています。
上下関係を利用し抵抗できないようにされる環境は本当に苦しいです。
社会の現実を映し出すドラマ
本話はコンプライアンス対応策を掲げても、実際は根が深く問題があるという現状を描いています。セクハラをする当人の考えが変わらない限り無くなりません。企業チームは長年の付き合い(慣れ合い)で仕事をし、ブローカーに贔屓してもらうため続いてきた慣習もありそうで、断りにくい環境があります。
ヒョミンの友人のお姉さん(アナウンサー)とソ(アソシエイト弁護士)。二人とも社会的地位が高い職業につく女性ですが、女性という属性のためだけに苦しい環境に置かれています。
ソ弁護士は弁護士になれなった男性ブローカーの嫉妬を受け、上司からもひどい仕打ちを受けます。
現役弁護士の脚本なだけに、ソ弁護士の環境のリアルさが怖かったです。
3. ジヌ氏の萌え発言「私の家族を半分分けてあげたい」
パワーワード炸裂!
社会派テーマの中でひときわ心が和むのが、ジヌ氏の名言。
「私の家族を半分 分けてあげたい」
このフレーズが体に突き刺さりました!
もうこのシーンで私が同じテーブルだったら吹き出していました(笑)
いやはや、最強すぎるでしょ?ジヌ坊
優しすぎるセリフに、思わず胸がじんわり。
シリアスな流れの中でのこの一言が、彼の人柄を象徴しています。
そして立て続けに:
누나가 우리 가족으로 들어오면 되겠다 (うちの家族に入ればいい)
그러려면은 뭐, 어떻게 (そのためには その…)
우리가 결혼을 해야 되나? (結婚しないとな)
ジヌ氏推しの人にとっては"萌え確定シーン”だったのではないでしょうか
「우리」に込められた想い
ここでウリ「우리」が出てきます。ジヌが相当ヌナ好き状態です。
訳すと「私たち(we)」ですが、韓国語だとちょっとニュアンスが違います。韓国語の「우리」は身内、恋人、仲の良い人にしか使わないです。
この会話の流れだとほぼ恋人として認識している節があります。
ジヌの心境の変化
7話からジヌが猪突猛進しているので理解が追いつかなかったですが、8話で少し理解が進みました。
ジヌ氏はなぜヌナが好きなのか、7話の居酒屋でのシーンで:
「めちゃくちゃたくさんやって、ある瞬間にはうんざり感じられていたことが、姉さんと一緒にやると、まあ…ええ、楽しかったから。」
外見とかステータスとかわかりやすいものではなく、自然と好きになったようです。辛い過去を背負うヌナと一緒に何かしてあげたいという無償の愛情があります。
対照的な家庭環境
身内がいないヌナと、大家族で困ったときはお互い様で助け合うジヌの家庭環境の対比があります。
ヌナにとって頼れる身内はビデオカメラの中で生きる母親だけです。
母親との思い出をつなぐビデオを見て悲しむヌナを、どうにかしてやりたい気持ちが溢れている優しいジヌ。
ワンダーウーマンなヌナも20年前に亡くなった母親を今も引きずっている。泣き崩れるシーンは悲しいですが、ジヌが横にいてくれてよかった。頼れるものはなく強い女性として生きてきたヌナもジヌの前では弱さを見せています。7話では一旦ジヌの優しさを断っていましたが、今回は受け入れていたのもポイントです。

4. 給湯室の卒業?
給湯室シーン来ました。仕事上の相談をしているシーンです。
ここで気になる場面がありました。
印象的な対話
ユン弁護士: 「一つ話をしよう。俺の正義は守るべき人を守ることだ。そのためなら何でもする」
ヒョミン: 「たとえ違法なことでも」
ユン弁護士: 「それはダメだろう。合法の範囲内でだ。だが抜け道があるなら使う。固定概念にとらわれず、広い視野を持つんだ」
関係性の変化を読み解く
ユン弁護士とヒョミンの関係がアソシエイトから同僚(対等)に移行したのかな?とも思えました。
初期: (1話から攻めていたものの)上司から下命されて手を動かしていた担当者。社会人としてのマナーもボロボロで、子供の面倒をみるようにハンカチを渡すほど
ep6: ヒョミンが困っているところにユン弁護士に支援を仰ぐ。アドバイスを受け戦略を立て直し法廷に挑み勝訴
今回: 具体的なアドバイスではなく大方針のみ。合法的であればよい、という同僚に自分の仕事の思想を伝えるだけ
ヒョミンは大切な友達のお姉さんを助けるため、具体的な作戦を独力で考え勝訴します。この回ではほぼ独力で手柄を立てました。立派なエスクワイアに近づいたのでは?と胸が高鳴りました。(さすがにまだ早いか・・・)

屋上での感謝の言葉
ヒョミンはユン弁護士の対話を通じて仕事の本質を学びました。
言葉の鋭さが問題なのではなく、その言葉をどこで、誰のために使うのかが問題だったということ
弁護士の仕事に誇りをもてたことへの感謝
ユン弁護士も部下が成長してくれたことに嬉しそうです。
さらに、このシーン、歯磨きして帰宅するところなのにユン弁護士はビールを飲むことを快諾しています。業務外の付き合いです。
師弟愛の確立
これで二人の関係は師弟愛で強固になったと確信しました。
最初は社会人のモラルが無く、まるで子供のように世話のやける部下でした。徐々に逞しくなり、愛情が父性愛から師弟愛へと緩やかにグラデーションしたように見えたのです。
温かいエンディング
いつもは悲しいトーンで終わるエンドロールも今回は初めて暖かかったですね。最後、OST「You got me home」が流れます。
「君がわたしを帰る場所へ導いてくれる」
歌詞のエンドロールシーンに震えました。7話で「広すぎる部屋に戻るのは寂しいですよね」と、ヒョミンが話していました。屋上のシーンで余韻のあるyou got me home 。この演出は会心の一撃です。
7話の尊厳死から8話のセクハラ・パワハラと暗い話が多めだったのでどうなるかと心配でしたが、8話のハッピーエンドは心が洗われます!
5. まとめ
セクハラ問題は本当に難しいです。若手の頃は何かされてもそう簡単に言いにくいので、ソ弁護士の苦悩は痛いほどわかります。
私はソ弁護士ほどひどくはありませんが、多少なり経験しました。特に仕事における男性の嫉妬はすさまじいものがあります。私は同僚や上司に助けられましたが、耐えられない人もいます。
自分では解決できないから罰則、ホットラインや外部に相談する仕組みが必要です。これで全てが解決できるわけではないかもしれませんが、「絶対に許さない」というメッセージに救われます。
下の写真のシーン、クォン・ナヨンのビンタは強烈でした。若い女子アソシエイトを餌食にする怒り。クォン弁護士はソウル大学出身外・女性初での代表抜擢です。若い頃は男社会で苦しい経験をしてきたことでしょう。だからこその怒りに満ちていた演技が強烈でした。

次回予告を観た感想としては、なかなか展開が読めませんでしたが、
ユン弁護士が自分のことを「アジョッシ(おじさん)」と言う姿がとても可愛らしかったですね。
訴訟のテーマは子供に関するものなのでしょうか。気になります。
個人的には、成長したヒョミンが上司であるユン弁護士やクォン弁護士を助けることで、さらに社内で存在感を高めていく展開があると、まさに“サイダードラマ”らしくて胸が躍ります。組織人として、上司やさらにその上をサポートして手柄を立てて出世していく姿を期待したいです。
一方で、これまで毎回登場していた元カレのハン弁護士が
7話・8話には姿を見せなかったのは少し寂しいですね。
次回以降での復活に期待しています。
韓国ドラマ『エスクワイア』第8話は、社会問題を描きながらも人間ドラマの面白さが際立った回でした。
皆さんはこの8話を観て、どのシーンが一番印象に残りましたか?ぜひ感想をコメントで教えてください。
「細かすぎるが伝えたいシリーズ」は、引き続き『エスクワイア』を応援していきます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします!
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