LINEスタンプ40セット作って分かった。「売れる返信ボタン」40個の作り方
LINEスタンプを40セット以上作ってきて、
「最初からこの考え方で作ればよかったな」
と思うことがあります。
その一つが、
40個の“言葉”を考えないこと。
です。
僕は以前まで、
「ありがとう」
「了解」
「おつかれ」
「おやすみ」
「ごめん」
と、よく使いそうな言葉から順番に40個を埋めていました。
20個くらいまでは簡単です。
でも30個目あたりから、
「……あと何言わせよう?」
となる。
LINEスタンプを作ったことがある人なら、一度くらい経験があるかもしれません。
僕自身、40セット以上作っても何度もここで止まりました。
でも最近は、少し考え方が変わりました。
「何を言わせよう?」
ではなく、
「どんなLINEが送られてきた時に、このスタンプを押す?」
から考える。
すると、40個の作り方がかなり変わります。
この記事では、僕が40セット以上作ってきた中で考えるようになった、
「LINEスタンプ=返信ボタン」
という考え方を、実際に40個を作れるところまで落とし込みます。
公開記念価格について
この記事は、8月31日まで490円で公開します。
9月1日以降は980円に変更予定です。
また、公開後も実際にこの方法で新作を作りながら、使えそうな事例や改善点があれば追記していく予定です。
購入済みの方は、追記後もそのまま読める形にします。

先に書いておきたいこと
タイトルには、
「売れる返信ボタン」
と書いています。
ただし、
「この40個を入れれば絶対に売れます」
という記事ではありません。
LINEスタンプの売上には、
キャラクター。
絵柄。
検索。
販売時期。
ターゲット。
SNS。
既存ファン。
競合。
いろいろな要素があります。
40セット以上作っていても、
「これは売れそう」
と思ったものが思ったほど売れなかったこともあります。
逆に、
そこまで期待していなかったものが長く売れることもあります。
なので、
売れるスタンプを100%当てる方法
ではありません。
ただ、
40個をなんとなく埋めるより、
「このスタンプは、誰が、どんな時に使うのか」
を考えて作った方が、
少なくとも、
「かわいいけれど、使うところがない40個」
は減らせる。
僕がここで言う「売れる返信ボタン」は、
一覧を見た人が「これ使いそう」と想像できるスタンプ
という意味です。
この記事では、その状態を作るための考え方をまとめます。

僕は「40個全部違う言葉」にしようとしていた
最初の頃、
LINEスタンプ40個を作る時に、なんとなくこう思っていました。
40個全部違う内容にした方がお得に見える。
だから、
「ありがとう」があるなら、
別の感謝系は入れない。
「了解」があるなら、
「OK」は似ているから外す。
「おつかれ」があるなら、
似た意味はなるべく避ける。
できるだけ、
40種類の意味
を作ろうとしていました。
でも、これをやると後半が苦しくなります。
1〜10個目。
ありがとう。
了解。
おつかれ。
おはよう。
おやすみ。
まだ余裕です。
20個目。
まあ何とか出る。
30個目。
少し怪しくなる。
35個目。
「これ、いつ使うんだろう?」
という言葉が混ざり始める。
40個目。
とりあえずキャラクターに言わせられそうなセリフで完成。
僕も何度もやりました。
でも、ある時気づきました。
僕は40個のスタンプを作っているつもりで、
実際には、
「40個の言葉」を作ることが目的になっていた。
んです。

「言葉が違う」と「使う場面が違う」は全然違う
例えば、
了解!
OK!
わかった!
りょ!
承知!
この5つ。
全部違う言葉です。
だから、制作側から見ると、
「5種類できた」
ように感じます。
でも実際の会話を考えます。
相手:
「明日19時集合でいい?」
↓
了解!
でもいい。
OK!
でもいい。
わかった!
でもいい。
りょ!
でもいい。
つまり、
5種類の言葉はあるけれど、返信している場面はほぼ1種類。
です。
だったら、
例えば、
了解!
任せて!
大丈夫!
ちょっと待って
あとで返す!
の5つならどうでしょう。
相手:
「明日19時集合ね」
↓
了解!
相手:
「これお願いできる?」
↓
任せて!
相手:
「10分くらい遅れる、ごめん!」
↓
大丈夫!
相手:
「今電話できる?」
↓
ちょっと待って!
相手:
「この件どう思う?」
↓
あとで返す!
今度は、
5種類の会話
に対応できます。
ここが、
今の僕が40個を考える時にかなり意識している部分です。
「言葉の重複」ではなく「使用場面の重複」を見る
以前は、
「ありがとう」と「ありがとうございます」は似ているから重複。
と思っていました。
今は少し違います。
例えば、
友達に送る、
「ありがと〜」
少し丁寧に返したい時の、
「ありがとう!」
仕事でも使える、
「ありがとうございます」
意味だけなら全部感謝です。
でも、
使う相手が違います。
温度も違います。
逆に、
「了解」
「OK」
「わかった」
が、
同じ相手・同じ状況でしか使わないなら、
意味が微妙に違っていても役割は重複しています。
つまり、
僕が見るようになったのは、
言葉が似ているかではなく、そのスタンプを押す直前の状況が似ているか。
です。

「ありがとう」が3個あってもいい
この考え方になると、
同じ意味の言葉を複数入れることにも抵抗がなくなります。
例えば、
ありがとう!
ありがと〜
ありがとうございます
助かる!
ほんとありがとう
全部、
大きく見れば「感謝」です。
でも、
「資料送ったよ」
↓
ありがとう!
と、
「代わりに全部やっといたよ」
↓
ほんとありがとう……!
では、
感謝の大きさが違います。
「ありがとうございます」は、
少し距離のある相手にも使いやすい。
「助かる!」は、
単なるお礼より、
相手の行動に助けられた
時に使いやすい。
だから、
同じカテゴリーでも、
押す理由が違えば残していい。
これが今の僕の考え方です。

LINEスタンプは「絵」だけではなく「返信ボタン」
以前、
「2026年、LINEスタンプは『絵』ではなく『返信ボタン』を売る副業になった」
という記事を書きました。
これは、
「絵なんてどうでもいい」
という話ではありません。
もちろん絵は重要です。
かわいい。
面白い。
好きな犬種。
好きなキャラクター。
こういう理由で買う人も多いと思います。
ただ、
実際に使う瞬間
を見ると少し違います。
誰かからLINEが来る。
読む。
返事を考える。
スタンプ一覧を開く。
一つ選ぶ。
押す。
つまりユーザーは、
キャラクターの作品を眺めているだけではなく、
その場に合った返事を選んでいる。
んです。
「了解」
「ありがとう」
「おつかれ」
「大丈夫」
「またね」
まるで、
アプリにある、
「OK」
「キャンセル」
「次へ」
みたいなボタンに少し似ています。
そこで僕は、
LINEスタンプを作る時に、
「この絵かわいい?」
だけではなく、
「このボタン必要?」
と考えるようになりました。

LINEスタンプが便利なのは「文章を書くほどでもない瞬間」
例えば、
「明日19時集合ね!」
とLINEが来た。
これに、
「承知しました。明日の19時に集合場所へ伺います。」
と返す必要はありません。
「了解!」
でいい。
スタンプ1個でもいい。
相手:
「資料送っといたよ」
↓
ありがとう!
相手:
「今日仕事めっちゃ疲れた」
↓
おつかれ……
相手:
「少し遅れる」
↓
大丈夫!
相手:
「今から帰る」
↓
気をつけて!
つまり、
スタンプが一番便利なのは、
返事はしたい。でも文章を書くほどではない。
という瞬間です。
僕はここに、
LINEスタンプの大きな価値があると思っています。

まず「キャラクターに何を言わせるか」をやめてみる
以前の僕は、
キャラクターを見ながら考えていました。
犬が寝ている。
↓
「眠い」
犬が走っている。
↓
「急いでます」
犬が泣いている。
↓
「悲しい」
もちろん、この作り方自体が悪いわけではありません。
ただ、
40個全部これで作ると、
イラストのポーズに言葉を後付けする
状態になりやすい。
その結果、
使える場面が少ないスタンプも混ざります。
今の僕なら逆にします。
まず、
「あとで返す」
という返信が欲しい。
↓
どんなポーズなら合う?
↓
スマホを持って慌てている。
という順番です。
使用場面
↓
セリフ
↓
表情・ポーズ
です。
これだけでもかなり変わります。

一度、自分の40個にこの質問をしてみてほしい
すでにLINEスタンプを作ったことがある人は、
一覧を開いてみてください。
そして一つずつ、
「このスタンプは、どんなLINEが来た時に押す?」
と聞いてみてください。
例えば、
「了解!」
↓
「明日10時でお願いします」
すぐ出てくる。
「あとで返す!」
↓
「この件どう思う?」
すぐ出てくる。
「お大事に」
↓
「体調悪くて今日休んでる」
すぐ出てくる。
では、
「今日も一日最高!」
は?
もちろん使える人もいます。
でも、
具体的な相手のメッセージがなかなか浮かばないなら、
もしかするとその枠には、
もっと出番のある返信があるかもしれません。

さらに、「直前のLINE」まで書いてみる
僕がかなりおすすめしたいのが、
スタンプ候補の横に、
そのスタンプを押す直前に相手から来るLINE
を書くことです。
例えば、
スタンプ
了解!
直前のLINE
「明日18時集合でお願いします」
スタンプ
大丈夫!
直前のLINE
「10分くらい遅れそう、ごめん!」
スタンプ
気をつけて!
直前のLINE
「今から帰る!」
スタンプ
お大事に
直前のLINE
「ちょっと体調悪くて今日は休んでる」
ここまで書くと、
スタンプ単体で見ている時には気づかなかった重複が見えてきます。
例えば、
「了解」
「OK」
「わかった」
の直前のLINEが、
全部、
「明日○時でいい?」
になっていた。
だったら3つもいらないかもしれない。
逆に、
「あとで返す」
は今までなかった場面を増やしてくれる。
この視点はかなり使えます。

40個全部違う必要はない。でも、40個全部に「理由」はほしい
ここまでの話を一言でまとめるなら、
40個全部違う言葉にする必要はない。
です。
でも、
じゃあ似た言葉を適当に入れればいいのか。
というと、それも違います。
僕が今大事だと思っているのは、
その40個が、なぜ存在するのか説明できること。
です。
友達への軽いありがとう。
仕事でも使える丁寧なありがとう。
かなり助けてもらった時のありがとう。
それぞれ理由がある。
逆に、
なんとなく40個目を埋めるために入れた言葉は、
使用場面が弱い。
ここに違いがあります。
そして、ここから難しくなる
ここまで読むと、
「じゃあ、使用場面が違う40個を作ればいいんだ」
となります。
でも実際に作ろうとすると、
また別の悩みが出てきます。
例えば、
了承って何個入れる?
ありがとうは何種類必要?
挨拶はどこまで必要?
ネタ系は何個入れる?
友達向けと仕事向けは混ぜていい?
主力スタンプは何個にする?
AIに候補を考えさせるなら、どう頼む?
100個候補が出たら、どう40個に削る?
僕自身、
この辺をかなり試行錯誤してきました。
そこでこの記事の後半では、
単なる、
「おすすめの言葉40個」
ではなく、
自分で何度でも40個を作れるための設計方法
として整理しました。
ここから先で扱うこと
この先では、
40個を「8つの返信機能」に分ける方法
最初に決める「主力8個」
40個の中の便利枠と個性枠の配分
「買う理由」と「使う理由」の違い
誰向けではなく「誰とのLINEか」を決める方法
距離感を3段階で考える方法
40個を作る前に「40往復」を作る方法
実際に僕なら入れる日常用40個
キャラクターらしい言葉へ変換する方法
AIに候補を100個出させる方法
AIに似た候補を整理させる方法
売れにくい40個の共通点
制作前の最終チェック
そのまま使える「返信ボタン40個設計テンプレート」
まで書きます。
この記事を読んで、
「この40個をそのままコピーする」
ではなく、
自分のキャラクターで、自分なりの40個を作れる
ところまで持っていくのが目的です。
公開記念価格:8月31日まで490円
9月1日以降は980円に変更予定です。
今後、新しいスタンプを作るたびに「40個をゼロから考える」のではなく、何度でも使える40個の“型としてまとめています。
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