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2026年、LINEスタンプは「絵」ではなく「返信ボタン」を売る副業になった

AIを使った情報を発信↓↓↓

生成AIによって、LINEスタンプを作るハードルは驚くほど下がりました。

少し前までなら、
「絵が描けないから無理」
で終わっていた人でも、今では生成AIに、
「ゆるい猫のキャラクターで、ありがとうと言っているスタンプを作って」
と頼めば、それらしいものが数十秒で出てきます。
キャラクターを作る。
表情差分を作る。
文字を入れる。
背景を透過する。
40個作る。
ここまでのハードルは、ここ数年で一気に下がりました。
これは間違いなく、クリエイターにとって大きな変化です。
でも最近、LINEスタンプを作りながら思うことがあります。
もしかすると、もう「スタンプを作れるかどうか」を考える段階は終わったんじゃないか。
これから問われるのは、
「そのスタンプを、誰が、どんな瞬間に押すのか」
なのではないでしょうか。

「返信ボタン」を40個どう設計するのか。

40セット作った経験をもとに、具体的な作り方をまとめました。


AIによって「制作」はほぼコモディティ化した


2026年現在、LINE Creators Marketでは8個、16個、24個、32個、40個からスタンプ数を選択でき、誰でも販売に参加できます。(LINE Creators Market)
そして画像生成AIの進化によって、制作速度そのものは以前とは比較にならなくなりました。
つまり、
「40枚の絵を用意できる」
という能力自体には、以前ほど希少価値がありません。
これはかなり大きな変化です。
以前のLINEスタンプ市場では、
「絵が上手い」
「かわいいキャラクターを描ける」
「40枚描き切れる」
ことそのものが参入障壁になっていました。
今はその壁をAIがかなり壊してしまった。
だから大量に作ろうと思えば、誰でも作れる。
しかし、ここでひとつ問題が起こります。
作れる人が増えても、買う人の数やLINEを送る回数が同じ速度で増えるわけではありません。
供給だけが爆発的に増えていく。
すると当然、次に希少になるものがあります。
それが、
ユーザーに見つけてもらうこと。
そして、
実際の会話の中で使ってもらうこと。
です。

実はLINE公式も「売れた数」だけを見ていない


ここが個人的にはかなり重要だと思っています。
LINE Creators Marketには、販売数だけでなく、
スタンプが何回送信されたかを見る「統計情報」
があります。
さらに、LINEで文字を入力した際、その言葉に合ったスタンプを候補に出すための、
「サジェスト表示タグ」
まで用意されています。(LINE Creators Market)
つまりLINEスタンプは、
「ショップに並んでいるイラスト商品」
であると同時に、
LINEというコミュニケーションUIの一部
でもあるわけです。
例えば、
「ありがとう」
と入力したとき。
「了解」
と入力したとき。
「おつかれ」
と入力したとき。
そこで自分のスタンプが出てくる。
ユーザーは、
スタンプショップを開く

検索する

商品を探す
という行動だけでスタンプを使っているわけではありません。
日常の会話の中で、
「これ返したい」
と思った瞬間にスタンプを選んでいます。
そう考えると、LINEスタンプの本当の競争相手は、
「他のかわいいスタンプ」
だけではないのかもしれません。

さらに2026年、LINEそのものが「返信」をAI化し始めている


そして、ここからがもっと面白いところです。
現在のLINEには、AIを使ってメッセージ作成を支援する機能があります。
トークルームの「Agent i」では返信候補の提案や口調変換などが利用でき、LINEのAIサービスとして提供されています。(LINEヘルプセンター)
つまり、
「どう返信しよう?」
という部分そのものをAIが手伝う時代に入っています。
これをLINEスタンプ側から見ると、なかなか大きな変化です。
例えば、
「承知しました。」
「ありがとうございます。」
「確認します。」
という情報を相手に伝えるだけなら、AIが文章を考えてくれる。
では、それでもなぜスタンプを使うのでしょうか。
おそらく答えは、
情報を伝えるためではなく、“温度”を伝えるため
です。
「了解しました」
と、
ちょっと申し訳なさそうなキャラクターが
「了解です…!」
と言っているスタンプ。
意味としてはほぼ同じです。
でも受け取る印象は全然違います。
LINEスタンプが売っているものは、
文章ではなく、
文章だけでは表現しづらい「距離感」なのかもしれません。

公式特集を見ると「今求められているもの」が見えてくる
2026年のLINE Creators Market公式特集を眺めてみると、この傾向はかなり面白いです。
今年だけでも、
「あると助かる!あいさつ」
「ず〜っと!使い倒せる敬語」
「使いやすいキャラ」
「主張しすぎない!超ちいさいスタンプ」
「そんな時もある!ネガティブ表現」
そして8月には、
「使いやすい!気づかいスタンプ」
などの特集が組まれています。(note(ノート))
もちろん特集=売れ筋ランキングではありません。
ただ、少なくともLINE側が、
「日常会話の中で使えること」
をかなり意識していることは分かります。
「ものすごく絵が上手いスタンプ特集」
ではない。
「超高品質AIイラスト特集」
でもない。
「気づかい」
「敬語」
「あいさつ」
「ネガティブ」
「主張しすぎない」
なのです。
ここに、これからのLINEスタンプのヒントがある気がしています。

「かわいい猫」ではなく「返信したい瞬間」から考える


これからスタンプを作るなら、
「何のキャラクターを作ろう?」
から考えるより、
「どんなLINEの瞬間を取りに行こう?」
と考えた方がいいのではないでしょうか。
例えば、
「仕事が終わったとき」
ではまだ広い。
もっと細かくする。

上司から、
「明日までにお願いします」
と来た。

堅すぎる「承知しました」は嫌。

でも「おっけー!」では軽すぎる。

ちょうどいい温度の「承知しました!」が欲しい。

友達から、
「今日行けなくなった、ごめん」
と来た。

「大丈夫」
だけだと少し冷たい。

かといって長文を書くほどでもない。

「全然気にしないで!」を柔らかく伝えたい。

夜遅くにLINEが来た。

返信する体力はない。

でも既読無視にはしたくない。

「見たよ、明日返すね」が一発で伝わるものが欲しい。

こういう、
“言葉にすると微妙に面倒な感情”
こそ、スタンプが強い場所だと思っています。
AIに、
「売れそうな猫のスタンプを40個考えて」
と頼めば、
ありがとう
おはよう
おやすみ
了解
ごめんね
おつかれさま
くらいは一瞬で出てきます。
だから、そこだけで戦っても差がつきません。
これから必要なのは、
人間が日常生活の中で感じる、小さな面倒くささを見つけること。
なのだと思います。

LINEスタンプは「キャラクタービジネス」より「ボタンビジネス」に近づいている
僕は最近、LINEスタンプを、
キャラクター商品というより、
「返信ボタン」
として考えるようになりました。
スマホには、
いいね
保存
シェア
戻る
送信
といったボタンがあります。
押す理由が明確だから、何度も使われます。
優秀なLINEスタンプも同じです。
「かわいいから使う」
だけではなく、
“この状況になったらこれを押す”
という役割を持っています。
つまり、
「おつかれ」
というスタンプを作るのではなく、
仕事終わりに毎日押されるボタンを作る。
「ありがとう」を作るのではなく、
何かしてもらった直後に押されるボタンを作る。
「ごめん」を作るのではなく、
謝罪を重くしすぎたくないときに押されるボタンを作る。
この考え方にすると、スタンプ制作がかなり変わります。

40個全部ホームランである必要はない
そして、もうひとつ重要なのがこれです。
40個のスタンプを作ったとして、
40個すべて同じように使われる必要はありません。
おそらく実際には、
めちゃくちゃ使われる5個。
時々使われる10個。
ほとんど使われない25個。
というような偏りが出るはずです。
だったら重要なのは、
「40個の綺麗な絵を作ること」ではなく、「毎日押したくなる数個をセットの中に入れること」
です。
だから制作するときも、
「40種類のポーズを考えよう」
ではなく、
「このスタンプのエースはどれだろう?」
と考える。
LINE Creators Marketでは販売後に送信数も確認できます。(LINE Creators Market)
だったら、
売れた。
売れなかった。
だけで終わらず、
どの言葉が実際に使われたのか
を見る。
そして次回作では、その用途を深掘りする。
これはもうイラスト制作というより、
かなりプロダクト開発に近い考え方です。

AI時代に強い人は「大量生産する人」ではなく「観察する人」


生成AIの使い方が上手い。
プロンプトが上手い。
画像生成が速い。
もちろんそれも武器です。
でも、おそらくその優位性は少しずつ小さくなります。
AI自体がどんどん簡単になるからです。
一方で、
恋人とのLINE。
会社のグループLINE。
家族とのLINE。
友達とのLINE。
そこで、
「この返事、毎回微妙に困るな」
と気づける能力は、人によってかなり違います。
だからAI時代になればなるほど、
必要なのはパソコンの前でプロンプトを考える時間だけではなく、
普段のLINEを観察すること
なのではないでしょうか。
自分が何と返信したか。
どんなスタンプを使ったか。
なぜ文章ではなくスタンプを押したのか。
逆に、
「こういうスタンプがあったら使ったのに」
と思った瞬間はなかったか。
そこに企画があります。

2026年からLINEスタンプ副業を始めるなら


「AIでスタンプを大量に作れば稼げる」
という発想だけなら、個人的にはかなり厳しいと思います。
作れる人は、これからも増えます。
AIもさらに進化します。
画像の品質も上がります。
制作時間も短くなります。
つまり、
制作コストはこれからも下がり続ける。
だからこそ価値が上がるのは、その前段階です。
誰に使ってもらうのか。
どんな会話で使うのか。
何と入力したときに思い出してもらうのか。
どんな感情を一瞬で代弁するのか。
そして、
一度買われたあと、何回押してもらえるのか。
LINEスタンプ副業の本当の勝負は、
「どう描くか」
から、
「どの会話の席を取りに行くか」
へ移りつつあるのだと思います。


最後に


生成AIによって、
「絵が描ける人」
の価値がなくなったわけではありません。
むしろ逆です。
誰でも綺麗な画像を作れるようになったからこそ、
何を作るか。
何を作らないか。
どの表情にするか。
どの言葉を入れるか。
どの瞬間を狙うか。
という判断の価値が上がっています。
そして僕は、これからのLINEスタンプで一番面白いのはここだと思っています。
AIに40枚描かせることではない。
日常の中から、
「まだ誰もボタンにしていない感情」を見つけること。
それを見つけられた人にとっては、
LINEスタンプは2026年からでも、まだ十分面白い副業なのではないでしょうか。

返信ボタン」を40個どう設計するのか。

40セット作った経験をもとに、具体的な作り方をまとめました。


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