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Amazon配達員の仕事はAIでどう変わる?「運ぶ」以外の仕事を分解してみる【AI時代の仕事とnote】

この記事では、Amazon配達員を扱った記事をきっかけに、「配達の仕事はAIでどう変わるのか」を考えます。配送順やルート設計など機械へ移しやすい工程と、現場で状況を読みながら配送を完了させる工程は同じではありません。配達という仕事を分解し、AI時代に人が担当する役割がどこへ移っていくのかを整理します。

ネット通販で商品を注文すると、早ければ翌日には玄関まで届きます。

注文した側から見えるのは、かなり整理された画面です。

発送されました。
配達中です。
あと何件で到着します。
配達が完了しました。

ここまで滑らかに見えると、「配送はかなり自動化されている仕事なのでは」と感じます。

そんなときに読んだのが、ドキュメンタリー映画「Amazon配達員 送料無料の裏で」を紹介する京都新聞の記事でした。

記事で中心になっているのは、Amazonの配送を担う人たちの働き方です。配達員が車両を自分で用意し、ガソリン代や通信費などを負担するケースや、けがをしたときの補償をめぐる問題が紹介されていました。

その内容を読みながら、別の問いが浮かびました。

これだけ配送がシステム化されているなら、Amazon配達員の仕事は、これからAIによってどう変わっていくのでしょうか。

こんにちは。綿樽 剛です。

ネタリエという屋号で、小さな商売のnote発信サポートをしています。
仕事の中にあるメモ、音声、過去記事、日々の気づきを拾い、検索にも届き、人柄も伝わるnote記事へ整えています。

この連載では、AIによって仕事の一部が変わっていくなかで、人間が担う役割や判断をどう見つけ、それをnoteでどう伝えるかを考えています。

今回は、配達員という仕事を丸ごと見るのではなく、配送が完了するまでの工程に分けて考えてみます。

「配達」を一つの作業として見ると、変化が見えにくい

「配達員の仕事」と聞くと、まず荷物を運ぶ姿を思い浮かべます。

でも、実際の仕事を少し細かくすると、それだけではありません。

荷物を積み込む。
どの順番で回るか確認する。
目的地まで移動する。
建物を探す。
受取人や置き配場所を確認する。
不在だった場合に対応する。
道路状況や天候に合わせて動き方を変える。
トラブルがあっても、最終的に配送を完了させる。

こうして分けると、「荷物を運ぶ」という一つの仕事の中に、かなり性質の違う工程が入っています。

このうち、AIやアルゴリズムと相性がいいものはすでにあります。

たとえば、

  • 多数の届け先をどの順番で回れば効率がいいかを考えること。

  • 交通情報や配送量から到着時間を推定すること。

  • 荷物量を予測して、人員や車両を配置すること。

  • 利用者からの定型的な問い合わせに応じること。

人が毎回ゼロから考えなくても、データを使って処理できる部分です。

今後、AIの性能が上がれば、こうした「計画する仕事」はさらに機械側へ移っていくでしょう。

さらに自動運転や配送ロボットが普及すれば、物理的に移動させる工程の一部まで変わる可能性があります。

ただし、だからといって「配達員の仕事がそのままAIへ移る」と考えると、少し粗い。

AIが作った計画と、現実の街にはズレがある

地図上では、目的地までの道は一本の線として表示されます。

ところが、実際に現地へ行くと、その線どおりには進まないことがあります。

  • 道路工事をしている。

  • 一時的に車が入れない。

  • マンションの入口が地図と反対側にある。

  • 部屋番号は分かっても、建物名が見つからない。

  • オートロックの入り方が建物ごとに違う。

  • 置き配指定だけれど、安全に置ける場所が見当たらない。

  • 突然の大雨で、荷物を濡らさないために動き方を変える必要がある。

配送の計画を作ることと、それを現実の街で成立させることの間には、小さなズレがたくさんあります。

AIは、与えられた情報をもとに計画を作るのは得意です。

ただ、現場で初めて分かる情報まで、常に事前に持っているわけではありません。

だから配達員は、単にAIから示されたルートをなぞっているだけではない。

現場を見て、新しい情報を拾いながら、その都度調整していると考えたほうが近そうです。

この役割は、この連載でいう「現場センサー」に当たります。

AIが持っていない現実の情報を拾い、その場で計画を修正する役割です。

配達員の仕事は「運ぶ人」から「配送を成立させる人」へ寄っていく

ここで、今回の記事で残したい一文があります。

AIが配送計画を担うほど、配達員の仕事は現場で想定外を処理し、配送を完了させる役割へ寄っていきます。

これは、配達員にしかできないという意味ではありません。

今後、自動運転やロボットが進めば、現在人が担当している部分の一部も機械へ移る可能性があります。

それでも、仕事の変化を見るときに重要なのは、「人が運ぶか、ロボットが運ぶか」だけではなさそうです。

どこまでを事前に計画できて、どこから先を現場で判断する必要があるのか。

想定外が起きたとき、誰が状況を確認するのか。最後に「この配送は完了した」と判断するのは誰なのか。

そこまで分けると、仕事の輪郭が変わって見えます。

AI時代には、作業そのものより、AIの前後や周囲にある仕事が目立ってくることがあります。

配達でいえば、最適なルートを考える役割が小さくなる一方、AIが作った計画を現実へ持ち込み、途中のズレを調整する役割は残ります。

「ドライバー」という名前は同じでも、仕事の中身は少しずつ変わっていくのかもしれません。

AI時代の仕事を見るなら、「職業名」より「工程」を見る

「配達員はAIに置き換わりますか」と聞かれたら、今の時点では簡単に答えられません。

配送ロボット、自動運転、倉庫の自動化など、物流の技術はこれからも変わります。

地域や荷物の種類、建物、法制度によっても事情は違います。

だから「配達員は残る」「なくなる」と職業名だけで判断するより、工程を見るほうが役に立ちそうです。

配達員なら、

計画する。
運ぶ。
現場を見る。
例外に対応する。
安全を判断する。
配送を完了させる。

この中のどこがAIへ移って、どこに新しい役割が生まれるのか。

同じ見方は、ほかの仕事にも使えます。

事務職でも、営業でも、制作でも、専門職でも、「その仕事の何がAIへ移るのか」と細かく見ていくと、職業名だけでは分からなかった変化が見えてきます。

そして発信するとしても、「AI時代だから人間らしさを出そう」と無理にまとめる必要はないと思います。

自分の仕事を工程に分けて、

AIやツールに任せているところ。
自分が現場を見て判断しているところ。
想定外が起きたときに確認していること。
最後に自分が責任を持っているところ。

こうした違いを書くだけでも、「この仕事では何をしているのか」はかなり伝わります。

あなたの仕事を一つ選ぶなら、「AIに任せられそうな工程」と「現場へ行かないと分からない工程」は、それぞれどこにあるでしょうか。

職業名ではなく、一日の仕事を順番に書き出してみると、これから変わりそうな場所が見つかるかもしれません。

「AI時代の仕事とnote」を続けて読む

この連載では、AIによって仕事の一部が変わっていくなかで、人間が担当する意味の残る場所を探します。

これまで一つの商品に含まれていた作業・判断・経験・関係性を分け、仕事やサービスをどう組み替えられるか、そして本人が見ていることを相談前に読めるnote記事としてどう残すかを考えます。

→ 【AI時代の仕事とnote】マガジン

読んでくれて、ありがとうございます。

今回のように、ニュースや仕事の変化を入口にしながら、「その人が現場で何を見て、どこで判断しているのか」を記事として残すことも、ネタリエで考えている発信の一つです。

綿樽 剛がどんな考え方で、小さな商売のnote発信を支援しているかは、こちらにまとめています。

→ 検索にも届き、人柄も伝わる。「ネタリエ」が提供する、小さな商売のnote発信サポート

【制作について】この記事は、筆者が用意した記事、URL、メモ、対話記録などをもとにAIで下書きを作成し、綿樽 剛が確認・編集したものです。記事の切り口、残す内容、削る内容、公開判断は筆者が行っています。

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