【note集客】Kindle作家がnoteを書く理由|Amazonだけでは伝わらない背景を残す
Kindle作家のnoteは、本を直接売るためだけの場所ではありません。Amazonで作品を知った読者が、執筆の背景や著者の考え方、どんな読者を想定しているのかを確認する場所として使えます。
Kindle本の読者と出会う中心は、Amazon内の検索、ランキング、関連作品、SNSからの商品ページへの導線です。Amazonの商品説明だけでは伝えきれない情報を、noteの記事で補うことができます。
この記事でわかること
Kindle作家の主な集客経路
読者が購入前に感じやすい不安
Kindle作家がnoteに書ける内容
noteが機能しやすい条件
noteに向いていない使い方
この記事は、KDPで電子書籍を出版している個人著者や、これから出版後の発信を整えたい人に向けて書いています。
Kindle本を出版したあと、思ったより読まれないと感じる人は少なくありません。(私もです)
出版直後はSNSで告知したものの、その後に何を発信すればよいか分からない。Amazonの商品ページを整えても、著者としての考え方までは伝えきれない。
次の本を書き始めると、前作の案内が止まってしまうこともあります。
こんにちは。綿樽 剛です。
ネタリエという屋号で、小さな商売のnote発信サポートをしています。
元小売店経営者で、Webライターとして8年間、記事制作に携わってきました。
仕事の中にあるメモ、音声、過去記事、気づきを拾い、検索にも届き、人柄も伝わる記事棚へ整える仕事をしています。
綿樽 剛がどんな考え方で発信や記事制作を支援しているかは、こちらにまとめています。
Kindle作家が集客のためにnoteを使う場合、どの役割を持たせるかが重要です。
毎回、販売告知を書く必要はありません。作品の周辺にある情報を整理し、読者が著者や本の内容を理解できる記事として残す方法があります。
Kindle作家の読者獲得はAmazon内と外部導線に分かれる
Kindle作家が読者と出会う経路は、大きくAmazon内とAmazon外に分かれます。
Amazon内
キーワード検索、カテゴリー、ランキング、関連作品の表示、著者ページなどがあります。表紙、タイトル、紹介文、カテゴリー設定、レビューも、購入を検討する材料になります。
Amazon外
XやInstagramでの投稿、ブログの記事、メルマガ、YouTube、セミナーや勉強会などが作品を知るきっかけになります。
すでに相談業や講座を行っている著者の場合は、既存のお客様へ本を案内することもあるでしょう。
読者の動きは一つではありません。
SNSで出版告知を見て、そのまま購入する人もいます。Googleで本のテーマを検索し、著者の記事を何本か読んでからAmazonへ移動する人もいます。知人から本を紹介され、著者名を検索する人もいるはずです。
Kindle本のテーマ、著者の活動、すでに持っている発信媒体によって、重視する経路は変わります。
Kindle本の読者は、購入前に著者の何を確認するのか
電子書籍の購入前には、いくつか確認しにくい点があります。
商品説明を読んでも、自分の悩みや知識レベルに合う本なのか、すぐには判断できないことがあります。
レビューが少なければ、どのくらい具体的な内容なのかも見えません。著者の実務経験が分からず、実際の現場を踏まえて書かれた本なのか気になる人もいるでしょう。
本の先に相談や講座が用意されている場合は、別の不安も生まれます。
購入後に強くサービスを案内されないか。LINEやメールへ登録したら、頻繁に営業が届かないか。著者へ相談したときに、自分と考え方が合うのか。料金ページだけでは見えない部分を確認してから動きたい人もいるでしょう。
シリーズを複数出している著者であれば、どの本から読むべきか分からないという迷いもあります。
Amazonの商品ページには必要な情報がまとまっていますが、作品の背景や著者の発信方針まで載せるには限りがあります。
Kindle作家のnoteは、作品と著者をつなぐ判断材料になる
Kindle作家のnoteは、Amazonで本を知った読者が、著者の考え方や活動を確かめる判断材料になります。
本の内容をすべて無料記事にする必要はありません。
なぜこのテーマで書いたのか。どんな人に読んでほしいのか。本の中では扱いきれなかった論点は何か。読んだあと、どのように試してほしいと考えているのか。
このような周辺情報は、作品の価値を削らずにnote内の記事へ置き換えられます。
本の一部を紹介する場合も、長く転載するのではなく、一つの問いを取り出して説明できます。
文章だけでは難しい内容なら、図や短い事例を加えてもよいでしょう。
相談や講座を提供している著者は、サービスの案内だけでなく、依頼前に知ってほしいことを記事にできます。
対応できる範囲、相談に向いている人、本を読む場合との違い、案内後の流れなどを置いておくと、読者自身が距離を選びやすくなります。
紹介された人が著者名を検索したときも、過去の記事が確認場所になります。出版告知だけでは見えない仕事への姿勢や、普段どのような言葉で説明しているかを読めるためです。
noteを読んで、さらに深く(またはまとめて)情報を知りたくてKindleに行く人も多いです。
Kindle作家のnote記事は、読者の段階ごとに役割を分ける
Kindle作家が集客のためにnoteを使う場合は、記事を増やす前に、何を補う記事なのかを考えます。
初めて著者を知った人へ向けた記事と、すでに本を読んだ人へ向けた記事では、必要な情報が異なります。
出版までの経緯を読む人と、個別相談の流れを調べている人も、同じ段階にはいません。
まず大事なのはプロフィールです。
著者として扱っているテーマ、経歴、作品一覧、ほかの活動への案内を置きます。
固定記事には、最初に読んでほしい記事や代表作をまとめます。
各記事の末尾では、毎回すべての本やサービスを並べるのではなく、その記事を読んだ人に合う次の行き先を選びます。
本のテーマを解説した記事ならAmazonの商品ページへ。シリーズの読み方を紹介した記事なら作品一覧へ。相談前の不安を扱った記事なら、サービス説明や問い合わせ方法へつなげられます。
更新を続けるための素材も、出版後に探し直す必要はありません。
執筆中のメモ、削った章、読者から届いた質問、出版後に気づいた補足、次回作へ持ち越した論点などを確認すると、記事にできる材料が残っています。つまり、一冊の本から無限にnoteネタが出てくるわけです。
一度作った内容を、流れて終わる告知ではなく、あとから使える情報として残す考え方は、こちらの記事でも整理しています。
Kindle作家に向いていないnoteの使い方
noteだけで新しい読者を集めようとすると、負担が大きくなります。
Amazonの商品ページをほとんど整えず、SNSや既存読者への案内も行わないまま、noteの記事数だけを増やしても、作品へ移動する経路が見えないでしょう。
反対に、どの記事も「出版しました」「購入してください」という案内だけになると、読者が繰り返し訪れる理由を作りにくくなります。売り込みは嫌われます。
記事タイトルと冒頭では役立ちそうに見えても、最後は毎回サービスの販売へ着地する構成も注意が必要です。
本の本文を細かく分割し、そのまま大量に転載する方法も、作品との違いが分かりにくくなります。
私もあるnoterの方の情報に興味を持ち、いろいろ読んでからKindle本を買いましたが、内容がほとんど同じで失望しました。
コンテンツ販売も難しさの一つですが、無料記事で読める範囲と、書籍としてまとめて読む価値を整理しておく必要があります。
Kindle作家のnote活用テーマ案
このKindle本を書こうと思ったきっかけ
本を読む前に確認してほしい対象読者と前提知識
本の中で扱えること、扱っていないこと
シリーズ作品を読むおすすめの順番
執筆中に削った内容や、書ききれなかった論点
読者から届いた質問への回答
本を読んだあとに試せる小さな行動
Kindle本と個別相談・講座の違い
Kindle出版後の発信には、書き手の余力が必要になる
出版後にも発信を続けるには、執筆時の素材が残っていることが前提になります。しかし、出版を終えた直後は、告知、修正、レビューへの対応、次回作の準備などが重なりやすい時期です。
そこで新しく記事のテーマを考え、毎回ゼロから長文を書くとなれば、更新が重くなるのも不思議ではありません。
執筆メモや目次案、採用しなかった見出しは残っているでしょうか。読者に聞かれたことを記録する場所はあるでしょうか。出版作業の途中で生まれた素材を、どの程度あとから取り出せる状態にしていますか。
Kindle作成時からネタをためておく場所を作ると良いかもしれません。
まとめ
Kindle本は、著者の知識や経験を一冊の形へまとめられる媒体です。一方、読者が本を知る時期と、著者について詳しく調べる時期は一致するとは限りません。
出版時の告知が落ち着いたあとにも読める情報があると、過去の作品に触れる入口を残せます。
新しい発信を次々と作るだけでなく、一冊から生まれた周辺の言葉をどのように保管するかも、出版活動の一部として考えられます。
今日のミニアクション
出版済みのKindle本を一冊選び、「Amazonの商品説明には入れていないが、読者に伝えておきたいこと」を一つ書き出してみてください。
まずは記事に仕上げず、見出しになる一文だけで大丈夫です。
自分の仕事や資格を、どう記事へ置き換えるか迷う場合は、相談という選択肢もあります。
綿樽 剛の考え方や、note発信サポートについてはこちらにまとめています。
Kindle作家がnoteを始める前に確認したいこと
ここまで読んでも、実際に自分がnoteを始めるとなると、記事数や更新頻度で迷うかもしれません。
すべてを一度に整える必要はありません。今ある本と素材から始める場合の考え方をまとめます。
Kindle本を一冊しか出していなくても、noteを始める意味はありますか?
一冊だけでも始められます。作品数を増やすことより、その一冊を書いた背景や対象読者、本では扱わなかった論点が残っているかを確認します。
最初から多くの記事を用意せず、著者紹介、本の背景、読者から受けそうな質問の3つから考える方法もあります。
Kindle作家が最初に書くnote記事は何ですか?
最初の候補は、自分がどのようなテーマを扱う著者なのかを伝える記事です。その次に、本を書いた背景と、どのような読者に向けた本なのかを分けて書くと、それぞれの記事の役割が見えやすくなります。
noteを記事棚として使う基本的な考え方は、別の記事で整理しています。
過去に出版したKindle本でも、noteから案内できますか?
過去の本でも案内できます。出版時の告知を繰り返すのではなく、出版後に気づいた補足、読者から届いた質問、今も読んでほしい理由を一つの記事として残します。新しいネタを毎回探さず、すでに持っている知識を育てる考え方は、こちらの記事で整理しています。
Kindle作家は毎日noteを更新したほうがよいですか?
毎日更新が必要とは限りません。出版や本業に支障が出ない頻度で、あとから読まれる記事を少しずつ残すほうが続けやすくなります。高すぎる更新目標を避け、小さく積み上げる運用の考え方は、別の記事でまとめています。
小説を書いているKindle作家にもnoteは使えますか?
小説を書いている著者もnoteを使えます。執筆の背景、舞台設定の調査、登場人物を作る過程、次回作のお知らせなどが候補になります。
ただし、物語の核心や読書体験を損なう情報は出しすぎず、公開前にネタバレの範囲を決めておきます。
最初から更新計画を大きく作る必要はありません。一冊の周辺に残っている言葉を確認し、記事にできそうなものを一つ選ぶところから始められます。
この記事は、マガジン「業種別・note集客の考え方」に入れています。
業種ごとに、集客とnote発信の関係を整理するマガジンです。noteは単体でお客さんを連れてくる魔法の集客ツールではありません。
ただ、紹介・検索・SNS・ホームページなどであなたを知った見込み客が、依頼前に人柄や考え方、専門性、相談しやすさを確認する場所にはなります。→ 業種別・note集客の考え方
読んでくれて、ありがとうございます。
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【制作について】
この記事は、綿樽 剛の構成、メモ、リサーチ内容をもとに、AIを下書きや整理の補助として使用し、最終的に本人が確認・編集しています。
記事のテーマ、切り口、残す内容、削る内容、公開判断は綿樽 剛が行っています。
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