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【note診断】AIで長文記事を書くと修正が増える原因|記事構成と本文を分ける解決事例

AIで長文記事を作ったあと、見出しや結論まで直しているなら、問題は文章表現より前の工程にあるかもしれません。仮名事例の水野さんは、想定読者、記事の結論、使用する素材を固めないまま、構成作成と本文執筆を一度に依頼していました。記事設計メモを作り、H2構成を確認してから章ごとに本文を書くことで、後半で一般論が増えた場所や素材が不足した見出しを見つけやすくなります。

今回の診断テーマ:AIに長文記事を一括で書かせているため、記事ごとの質が安定しない。

「AIを使えば、記事を書く時間を短くできると思っていました」

水野さんは、一人でオンライン講座と個別相談を提供しています。

日々の相談でよく聞かれることや、初心者に知ってほしいことを、長文記事として残そうとしていました。

AIを使うようになってから、数千文字の文章は短時間で作れるようになりました。ところが、出力された文章を読み進めるほど、直したい場所が増えていきます。

冒頭は読みやすいのに、中盤では同じ説明が形を変えて繰り返される。後半になると具体例が一般論へ変わり、最後のまとめでは本文と少し違う話に着地していました。

記事末尾の案内文だけ、急に売り込みの強い言葉になっていることもあります。

水野さんは文章表現を直しているつもりでした。しかし、実際には見出しを入れ替え、足りない説明を加え、途中で変わった結論を元に戻しています。

「これでは、自分で最初から書いたほうが早いのではないか」

そんな迷いが出ていました。

こんにちは。綿樽 剛です。

ネタリエという屋号で、小さな商売のnote発信サポートをしています。

元小売店経営者で、Webライターとして8年間、記事制作に携わってきました。仕事の中にあるメモや過去記事、日々の気づきをもとに、検索にも届き、人柄や判断も伝わる記事へ整える仕事をしています。

綿樽 剛がどんな考え方で発信や記事制作を支援しているかは、こちらにまとめています。

この記事で扱う水野さんは、特定の個人やアカウントをそのまま取り上げたものではありません。

日頃の発信相談やnote診断で聞くことのある悩みをもとに、職種、投稿状況、発信内容を少しずつ変え、複数のケースを混ぜて再構成した仮名の事例です。

AIを使って長文記事を作っているものの、後半になるほど内容が薄くなったり、公開前の修正が増えたりするケースを通して、どの段階で記事の軸が揺れているのかを一緒に見ていきます。

AIで長文記事は作れるのに、公開できる記事にならない

最初に、水野さんがAIへどのような依頼をしているかを確認しました。

一度の指示文には、想定読者、記事の目的、入れてほしい内容、文字数、文体、サービス案内まで書かれていました。そのまま三千文字から五千文字ほどの本文を出力しています。

文章量は足りています。見出しもあり、導入からまとめまで一通りそろっていました。

ただ、前半では初心者の悩みに答えていたのに、中盤から専門家向けの注意点が入り、後半ではサービス紹介が中心になっています。

見出しは並んでいても、それぞれの章が同じ方向を向いていませんでした。

水野さんは、本文を読みながら重複を削り、具体例を差し替え、見出しの順序を変えていました。生成時間は短くなった一方で、公開するための組み替えに長い時間を使っています。

記事の質が落ちたのではなく、構成の判断が本文に埋もれていた

水野さんは、最初はAIの文章表現に問題があると考えていました。

そこで一緒に記事を読み返すと、語尾や言い回しよりも前に、記事全体の順序が定まっていないことが見えてきました。

どの悩みから始めるのか。最初に説明する前提は何か。具体例をどこに置くのか。どの章で本人の見解を伝えるのか。

こうした構成上の判断が決まらないまま本文を書き始めると、AIは文章が自然につながるように内容を補います。

一文ずつ読むと、強い違和感はありません。

しかし、記事全体で見ると、前の章で説明した内容が別の言葉で繰り返され、後半に進むための材料が少なくなっていました。

文章を直していたはずなのに、見出しや結論まで動かしている場合、本文の表現だけを見ても修正は終わりません。

長文記事には、文章を書く前の設計図が必要になる

水野さんの記事を、すぐに全文修正することはしませんでした。

まず、本文を閉じて、「この記事は誰の、どの悩みに答える記事か」を一文で書きました。

次に、その読者が内容を理解するために、どの順番で説明すればよいかを考えます。

今回の記事では、次のような流れになりました。

  1. 読者が困っている具体的な場面

  2. よく試される方法

  3. その方法だけでは解決しにくい理由

  4. 水野さんが相談時に確認すること

  5. 読者が最初に試せる行動

  6. 関連記事や相談先への案内

この段階では、本文をきれいに書く必要はありません。

各見出しで何を伝えるか、どの素材を使うか、前の章と重複していないかを確認します。

水野さんの記事では、この作業をした時点で、初心者向けの基礎解説と専門的な注意点を同じ記事に入れようとしていたことが分かりました。

AIに任せる工程と、人間が残す判断を分ける

水野さんの強みは、複雑な相談内容を整理し、相談者が次に取る行動を決めやすくすることでした。

ところが、これまでの記事では、AIが作った一般的な解説が中心になり、水野さんが何を基準に話を整理しているのかは見えにくくなっていました。

そこで、構成案を作る際には、水野さんが相談現場で確認している内容を先に出しました。

同じ悩みでも、相談者の現在地、使える時間、すでに試した方法によって伝える順序を変えていること。その判断を、どの見出しで扱うか決めます。

AIには、素材の分類、見出し候補の作成、章の順序案、重複しそうな内容の発見を任せました。

ただし、誰に向けるか、どの悩みに絞るか、何を結論にするか、どの実例を使うかは水野さんが確認しています。

構成案の中に本人の判断が入ると、本文を書く前から、水野さんの仕事の輪郭が見え始めました。

書けないのではなく、構成を作る工程を分けていなかった

水野さんの問題は、AIを使ったことでも、長文を書こうとしたことでもありませんでした。

構成を考える作業と、文章を書く作業を、一度の指示で終わらせようとしていたのです。

そこで、最初から本文を出す進め方を止めました。

まず記事設計メモを作る。次にH2構成だけを出し、各章で扱う内容、使用する素材、前後のつながりを確認する。構成が固まった後で、章ごとに本文を作ります。

構成案の段階なら、見出しを一つ動かすだけで流れを直せます。

全文が完成した後では、見出しを動かすと導入、具体例、まとめまで書き換えることになります。水野さんが公開前に行っていた大きな修正の多くは、構成段階で確認できるものでした。

AIに長文記事を一括で書かせず、構成作成を別工程に分けることで、記事の質は安定しやすくなります。

水野さんは、AIを使うことをやめたわけではありません。

最初に構成案を作り、自分の意図と合っているかを確認してから、章ごとに本文を作るようにしました。後半になって急に一般論が増えた場合も、どの見出しで素材が足りなかったのかを探しやすくなっています。

AIで作った長文を読みながら、修正箇所が次々と見つかることがあります。

そのときは、文章を最初から直し始める前に、見出しだけを抜き出してみてください。各見出しが同じ読者の同じ悩みに向いているか、前後で同じ説明を繰り返していないかを確認できます。

まずは、次に作る記事で本文の生成を一度止めてください。

想定読者、悩み、結論、使用する素材を書き出し、H2構成だけを作ります。その構成を読んで、話の順序に納得できてから、一章目の下書きへ進んでみてください。

AIライティングに使う場合は、工程を分けるだけで出力が安定することが少なくありません。

記事ごとの構成だけでなく、発信対象や避ける表現まで毎回変わってしまう場合は、共通の土台資料と記事ごとの素材を分けて管理すると、判断のぶれを減らしやすくなります。

すでに全文を作り終えている場合は、すべてを一度に書き直すのではなく、役割の違うセクションへ分けて確認する方法もあります。

ここまでの進め方を、すべての記事に同じ形で当てはめる必要はありません。 実際に試すときに迷いやすい場面だけ、いくつか補足します。

短い記事でも、記事設計メモは必要ですか

短いお知らせや一つの体験を書く記事なら、七項目すべてを埋めなくても構いません。誰に何を伝えるか、最後に何を持ち帰ってほしいかだけでも決めておくと、話が広がりすぎるのを防げます。

構成を確認した後なら、本文は一括で作ってもよいですか

構成と各章で使う素材が固まっているなら、一括生成を試す方法もあります。ただし、後半で具体例が減る場合は、章ごとに分けたほうが、足りない素材を確認しながら進めやすくなります。

すでに完成した長文は、どこから見直せばよいですか

まず本文を直さず、見出しだけを抜き出します。それぞれの見出しが同じ読者の悩みに向いているか、似た役割の章が重なっていないかを確認すると、文章より先に動かす場所が見えます。

構成案を作っても、後半が一般論になる場合はどうしますか

後半の見出しで使う実例やメモが足りているかを確認します。材料がない章を文章量だけで埋めず、見出しを狭めるか、別の記事へ分ける判断も必要です。発信軸や本人の視点を構成案へ反映する手順は、別の記事で整理しています。

今日の記事は参考になったでしょうか。

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【制作について】
この記事は、綿樽 剛の構成、メモ、リサーチ内容をもとに、AIを下書きや整理の補助として使用し、最終的に本人が確認・編集しています。
記事のテーマ、切り口、残す内容、削る内容、公開判断は綿樽 剛が行っています。

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