【本編要約】勇者が二人産まれたら #42~#46

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みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#42〜#46を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#47以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#42 双子の勇者、師匠と再会】

 グラウムの案に従い、出立を翌日に回した一行。
 シェリルとスウォルは、≪"初めての魔物戦(#5)"≫ 、 "魔術増幅現象"の ≪発生(#8)≫と≪解明(#30)≫、"ユミーナの策で、≪初めてシェリルが殺してしまったこと(#15)≫"、そして" ≪特異な魔物ボロガブザリ(#31)≫の存在"など、旅での出来事を語り聞かせる。

 グラウムにボロガブザリの見せた六つの特異性、"①魔物同士での戦闘"、"②魔物でありながらシェリルの剣とスウォルの盾に触れなかったこと"、"③再生速度の遅さ"、"④死ぬまで逃げなかったこと"、"⑤勇者の剣でなく、スウォルの持つ普通の剣で死亡したこと"、"⑥死後、亡骸が崩れ去ったこと"を尋ねるも、グラウムにも心当たりはないという。

 グラウムが呆れながら"本当に魔物だったのか"と軽口を叩くと、レピはそれを真に受け、"魔物の明確な定義が存在しない以上、先入観は捨てるべき"と考えを改めた。

 次いでレピは、"禁じられた魔法"についてグラウムに尋ねると、"そういう伝説がある、と聞いた程度"としながら、その単語の存在を知っていることを明かす。
 スウォルが "≪"陛下も知らなかったのに(#36)"≫ と漏らすと、グラウムは驚いた様子で、スウォルの言葉を繰り返した。

 満足気なレピは、リリニシアとリエネに対し、"マキューロの地形の都合上、馬車はこのまま預かってもらうべき"と言う建前で、再び城への同行を求めた。
 リエネは共に行こうとするシェリルとスウォルを"休んでおけ"と制し、三人が道場を出ようとした所、外から扉が開かれ、デギンズが姿を見せる。

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【#43 国防の長と国王】

 グラウムに"何もなかったと王に報告するだけにしては遅かった"と尋ねられ、"今後の方針を論じていた"と答えたデギンズ。
 リリニシアに声を掛けられ挨拶を交わすと、共に動くレピと、特にリエネのことを一瞬、睨むも、それに気付きつつも動じず、三人は道場を後にした。

 城に向かう前、再び"秘密の場所"へ移動した三人は、グラウムの言葉を振り返る。
 リエネは"ある程度の距離がある"、レピは更に踏み込み"水面下で対立している"との見解を示した。

 グラウムが ≪"最終的に王には逆らえない"、廃村について"自分からは話せない"とした(#41)≫ ことを挙げ、"これが王にとって不利な情報であり、話すなと命じられている"と推測した。

 にも関わらず、知らないフリをせず話せないとしたこと、そして"禁じられた魔法"に対する王の反応を合わせ、王の嘘を意図的に示唆したのではないか、と考察を深めた。
 更に言葉を重ねようとし、途中でやめたレピにリリニシアが"信じている"といずれ共有するよう釘を刺し、城へと移動する。

 馬車について"王に直接伝えるべき"、また"他国人の自分たちでは心証を損ねる恐れがある"と、リリニシアを一人で向かわせ、自身らは門の前で待機するレピとリエネ。
 リエネは先ほどレピが言いかけた内容が"グラウムが自分たちを謀反の手駒にしようとしている可能性"か尋ねると、レピは頷いた。

 "標的であろう王の孫"であるリリニシアを慮って言うのをやめたことに理解を示しつつ、肉親の危機を伝えないことに疑問を呈するリエネに、レピはグラウムの立場と能力から"手駒にするつもりなら、当面は武力行使に出るつもりがない"と語る。

 レピは続けて、"魔王を討った英雄を抱き込みたい"、"狙いは命ではなく玉座"と分析し、急いで伝える必要はないとの見解を示し、"王は怪しいが、グラウムも全面的に信用するのは危険"と結論付けた。

 一方、三人が発った後の道場では、リエネたちを睨んでいたことについて、スウォルがデギンズに詰め寄った。

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【#44 教育と常識】

 リエネを睨んだデギンズをスウォルが追及する中、シェリルは責めるのでなく疑問として"なぜ初対面のリエネを睨めるのか"を執拗に問い、スウォルやグラウムを困惑させる。
 理由を問われ、" ≪カロニアに対してレピ(#34)≫ が、≪リエネに対するヤクノサニユ人たちと同じ目をしていた(#32)≫ "と語り、改めて理由を知りたいとデギンズを問い詰めた。

 グラウムは"カロニアがティサン人である"旨を聞くと納得した様子を見せ、マキューロ人のレピが彼女を睨むのは、まさしくシェリルの言う通り"デギンズがリエネを睨んだのと同じ"だと語る。

 続けてグラウムは、マキューロとティサンの間に古くから存在する対立を二人に説く。

 曰く、"ハリソノイアに対抗する為、ヤクノサニユが間に入って同盟を成立させた。ハリソノイアと和睦が目前の今、いつ争い出してもおかしくない"。
 シェリルは"国同士の関係を個人間に持ち込まなくても"と食い下がるが、グラウムは"国が争えば民にもそう教育する"と首を横に振った。

 落ち込むシェリルを横目に、グラウムはデギンズに対し"事前に聞いていたのなら、せめて露骨に出すな"と断罪する一方、シェリルに対しては"これまで命を奪い合ってきた"と、共感とは行かずとも理解を求める。

 "古くに始まった諍いが教育で根付き、憎むことが常識になって久しい"と語るグラウムに、スウォルが"ハリソノイアを恨め、なんて教育は受けてない"と反論すると、グラウムはその理由を明かした。

 "勇者の予言を受けた王は反ハリソノイア教育を廃し、声高に叫ぶことを法で禁じた"。
 二人が産まれる以前は反ハリソノイア教育を行なっていたことも。

 "法で禁じても心までは縛れない"と、ヤクノサニユ人がリエネを睨んだ根源を明かすも、二人は"ハリソノイアの態度の軟化を喜んでいた"と更に食い下がる。
 グラウムは"もう怯える必要がなくなる"と理由を説明し、"敵愾心は残っている"と語るも、自身を含めた反対を押し切って反ハリソノイア教育を廃した王を例に"変わるかも知れない"と続けた。

 "見せないだけでリエネに敵愾心を持っているのか"とシェリルに問われたグラウムは、"あくまで国に対してであり、個人としては好感すらある"と否定。
 デギンズに、リエネの分も含めた食事の用意を指示した。

 デギンズが退出すると、スウォルは"王を嫌いなのかと思った"と意外がり、シェリルも"今の話ではそうでもなさそう"と同調。
 グラウムは"好きか嫌いか、の単純な話ではない。二人にもいずれ分かるはず"と、笑いながら二人を撫でた。

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【#45 勇者一行、二度目の旅立ち】

 それからしばらく、馬車を預ける交渉を済ませるも城への宿泊を断られたリリニシアが、レピ、リエネを伴い道場に戻った。

  デギンズの非礼を詫びるグラウムに、“グラウムがそうでなかったことに驚いた”と答えるリエネ。
 グラウムが笑いながら答えた“長く生きると森よりも木を見るようになる”を、シェリルは小さな声で繰り返した。

 そこに再びデギンズが、部下と共に食事を持って現れると、自らもリエネに謝罪した。
 “慣れている”と答えたリエネ含め、全員に配膳し終えると、レピはデギンズ自身の分がないことに気付く。

 その理由を“拠点に戻ってから”と聞き、“一緒に食べればいいのでは”との疑問を向けられたグラウムは、「自分も落ち着かず、若い者は気が休まらない」と回答。

 戻るデギンズを見送り、食事を済ませた翌朝、例によってスウォルが最後に目覚め、昨晩同様デギンズが持ち込んだ朝食を取ると、一行は次なる旅立ちを向かえた。

 グラウムはシェリルとスウォルを鼓舞し、リリニシアの身を案じ、他国人の二人に対しては三人を頼む、と託す。
 デギンズに目配せをしながらシェリルと、特にスウォルは生意気な口調でぎこちなくグラウムの体調を気遣うと、リリニシアの音頭で再び旅立った。

 一行を見送ったグラウムに“スウォルの口調に文句を言わなかった”ことを疑問視されたデギンズが、“それを楽しんでいるのかと”と返すと、グラウムは意味深に“それだけか”と尋ねた後、一方的に話を打ち切り、拳を震わせるデギンズを残し、道場に戻っていった。

 一方、道場が見えなくなるほどに離れた一行。
 リリニシアが ≪リエネの頬に残ったグラウムによる傷(#40)≫ に言及すると、リエネは嬉しそうに傷を撫で、リリニシアを困惑させる。
 シェリルが早速、師の言葉を引用し、“それがリエネという木”と庇うも、リエネは“ハリソノイアという森に共通する”と気まずそうに答えた。

 歩き進めながらリリニシアは、スウォルが背後を気にしていることに気がつく。
 “父のことが気になるか”と尋ねられ、“それも気になる”と肯定しながら、他にも気がかりがあることを示唆。
 “なんでもない”と話を切られ、リリニシアは寂しげにスウォルを見つめた。

 それから3日と少し経った頃、一行はマキューロとの国境に辿り着いた。

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【#46 勇者一行、初めてのマキューロ】

 生い茂る森に感嘆し“どこもこうなのか”と尋ねるシェリルに、レピは“人がいれば拓けているし、いなければもっとすごい”と答え、彼を先頭に国境を踏み越えた一行。
 立ち寄った集落で情報を得た、“マキューロから聞こえる不気味な唸り声”への警戒しつつ、≪“魔物なら剣と盾が教えてくれるから気楽(#5)”≫ と漏らすスウォルを諌め、慎重に歩みを進めた。

 “どれだけ掛かるか”と尋ねられたレピは、足元の悪さによる体力の消耗、それに伴う休息の増加を理由に回答を濁す中、リエネが頭上を見上げても葉に遮られ光が届かない様を前に思わず“焼き払いたい”と漏らすと、レピは“他のマキューロ人の前では言うな”と警告した。

 曰く、“必要な分だけを切り開く、自然こそ至高無上のマキューロでは冒涜と受け取られる”という。
 リエネは注意を心掛けるとしつつ、“必要があれば切り開くのだろう”と食い下がる。

 レピはそれを受け休憩がてらにと足を止め、“自然に人間が合わせるべき”とする原理主義と、“人間も自然の一部であり、開拓は冒涜に当たらない”とする革新主義の存在と対立を明かした。

 革新主義の理屈に依れば“必要なら焼き払うことも肯定されるのか”と問われ、レピは頷きつつも“肝心なのは自然への畏敬の有無だ”と語る。
 続けて“必要の有無を決めるのは元老院か”と問われると、“元老院は五名すべて原理主義者”と否定した上、それこそが革新主義の問題だと答えた。

 “各々が決めるなら意見が割れ対立。誰かが決めるなら無視される者が現れ対立。今は自然への畏敬が抑えている”というレピに、リエネは“恣意的な解釈を重ね、畏敬が薄れていく”と皮肉る。

 “原理主義者はそれを恐れている”と認めたレピは、疲れを理由に休息を求めると、まずはリエネが、しばらく後にリリニシアが見張りを務めることを取り決め、リエネを除き就寝した。

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【次回へ】

#47以降の要約あらすじは↓

もし興味をお持ちいただけたようであれば#47から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

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【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

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