見出し画像

【定時退勤】子育て教員が実践する、放課後を劇的に圧縮する“3つの境界線”ルール

通常授業や行事の準備が本格化し、放課後の職員室も一気に慌ただしくなってくる時期です。

「子どもを迎えに行かなきゃいけないのに、放課後になると次から次へと仕事が降ってくる…」
「周りの先生たちが遅くまで残っていると、自分だけ先に帰るのが申し訳なくて肩身が狭い」
「結局、予定していた時間を過ぎてしまい、お迎えに滑り込みながら『また時間通りに帰れなかった』と自己嫌悪になる…」

そんなふうに、学校の責任感と家庭への思いの間で板挟みになり、胸を痛めていませんか?

まず心からお伝えしたいのは、「早く帰りたいと願うのは、決してサボりでもプロ意識の欠如でもない」ということです。

先生である前に、あなたには守るべきご自身の生活や大切なご家族があります。そして、放課後にしっかり心と体を休め、家庭で笑顔を取り戻すことこそが、明日また教室で子どもたちに温かい笑顔を届けるためのエネルギー源になります。

今回は、20年間の教員生活と子育てを両立する中で、何度も残業の壁にぶつかってきた筆者がたどり着いた、【放課後を劇的に圧縮し、胸を張って退勤するための“3つの境界線”ルール】をお届けします。

■ ルール1:「放課後すぐの15分」を誰にも渡さない
〜子どもを見送ったら、職員室ではなく“教室”で翌日の準備を終わらせる〜
子どもたちが下校した直後の放課後、すぐに職員室へ戻っていませんか?

職員室に戻ると、同僚との雑談が始まったり、急な頼まれごとが入ったり、配布された書類の山が目に入ったりして、自分のペースが一気に乱されてしまいます。
放課後の最初の15〜20分は、教室に残って「明日の授業準備」だけを集中して終わらせてしまいましょう。
明日の1〜2時間目の教科書、ノート、ワークシートを教卓にセットする

黒板に明日の朝の連絡や予定(日課)を書いておく
明日提出してもらうプリントの回収かごを並べておく
「明日の朝一番に使うもの」が教室に整っているだけで、先生の心には大きなゆとりが生まれます。この準備さえ終われば、万が一急用で職員室での仕事が中断しても、翌朝出勤した瞬間に授業をスタートできるからです。

■ ルール2:「今日やらなくても誰も死なない仕事」を仕分ける
〜教員の仕事は“全部やろうとすると無限に増える”〜
真面目で責任感の強い先生ほど、机の上にある書類や採点、教材研究を「今日のうちに完璧に仕上げなきゃ」と抱え込んでしまいがちです。しかし、学校現場の仕事は底なし沼のようなもので、やろうと思えばどこまでも際限なく広がっていきます。

退勤時間を守るためには、「今日やる仕事」と「明日以降に回す仕事」の境界線を冷徹に引く勇気が必要です。

【今日絶対にやること】:命に関わる連絡(怪我や体調不良の保護者連絡)、明日締め切りの提出書類、明日の授業の必須準備
【明日以降でいいこと】:数日先の教材研究、学級だよりの推敲、掲示物の作成、来週締め切りのアンケート記入
テストの採点や宿題のチェックも、「隙間時間(自習中やテスト中、専科の授業時間)」にこまめに進め、放課後に持ち越さない工夫をしてみましょう。「80点の出来で十分!命に関わらない仕事は明日の自分に任せる」という割り切りが、あなたとご家族の時間を守ります。

■ ルール3:朝のうちに「今日の退勤時刻」を周囲に宣言しておく
〜定時退勤を“学級のルーティン”にする〜
「周りが残っているから帰りづらい…」という心理的ブレーキを外す一番の方法は、あらかじめ「今日はこの時間に帰る」という事実を周囲に共有しておくことです。
夕方になって急に「お先に失礼します」と帰ろうとすると気まずさを感じやすいですが、朝や昼の段階で周囲に伝えておくと、驚くほどスムーズに帰れるようになります。

朝の職員朝会や雑談の中で「今日は子どものお迎え(または通院など)があるので、〇時に退勤します!」と明るく伝えておく
学年主任や隣の席の先生に「今日〇時までにこれだけ終わらせて出ますね」と見通しを共有する
机の上を17時(定時)の10分前に片付け始め、パソコンをシャットダウンする

あらかじめ宣言しておくことで、周囲も「あの先生は〇時に出るから、大事な相談は早めにしておこう」と配慮してくれるようになります。何より、自分自身に「〇時になったら何があってもカバンを持って立ち上がる」という覚悟が生まれます。

■ おわりに:先生が笑顔で帰ることが、最高のリフレッシュ
教員が定時に帰ることは、決して後ろめたいことではありません。
むしろ、「時間を意識して効率よく働き、家庭も大切にする姿」を後輩や若手の先生たちに見せることは、これからの学校現場にとっても非常に価値のある実践です。
「今日は予定通りの時間に職員室を出られた」
「子どもと手をつないで、夕方の風を感じながら帰れた」
「夜、少しだけ心に余裕を持って夕飯を食べられた」
そんな小さな達成感を、ぜひ大切に味わってくださいね。

先生が定時に帰って笑顔で過ごす夜は、巡り巡って、明日教室で出会う子どもたちへの温かい眼差しへとつながっていきます。
今日も一日、学校で全力で子どもたちと向き合ったご自身に大きなハナマルをあげてください。
笑顔で「お先に失礼します!」と言って、大切なご家庭へ帰っていきましょう。心から応援しています!


⁠#教育⁠ ⁠#小学校の先生⁠ ⁠#教員ライフ⁠ ⁠#子育て⁠ ⁠#ワーママ教員⁠ ⁠#ワーパパ教員⁠ ⁠#定時退勤⁠ ⁠#タイムマネジメント⁠ ⁠#学級経営⁠ ⁠#働き方改革⁠

いいなと思ったら応援しよう!

ユメミトミユ よろしければ応援お願いします🥰 頂戴したチップは、今後も仕事を続けていくためのメンテナンスや美容に使わせていただきます🤣