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【算数の授業】「『わからない…』と手が止まる子をどう支える?」算数嫌いをなくす『具体物とスモールステップの指導法』

おはようございます。毎日教室で子どもたち一人ひとりのノートに目を配り、分かりやすい授業づくりに全力を尽くしている先生、本当にお疲れ様です。

算数の授業を進めていて、「文章題になるとピタッと鉛筆が止まってしまう」「計算はできるのに、図形や割合の意味が理解できず困っている」「『算数なんて嫌い!』と投げやりになってしまう子にどう声をかけていいか分からない」と悩んだことはありませんか。

若手のうちは、「教科書の手順通りに説明しているのに、どうして伝わらないんだろう」「つまずいている子に個別で教えたいけれど、全体の進度も気にしなきゃ…」と焦りやもどかしさを感じるのは、誰もが通る道です。

でも、どうぞ安心してくださいね。子どもたちが算数でつまずくのは、決して頭が悪いからでも、先生の教え方が下手だからでもありません。ただ「抽象的な数字や言葉」と「具体的なイメージ」がまだ頭の中で結びついていないだけなのです。今回は、算数への苦手意識をスッとほぐし、子どもたちが「あ、そういうことか!」と笑顔になれる指導の工夫をお伝えしますね。

1. 「数字や言葉」の前に、まず「具体物・ブロック・図」を触らせる
大人は「3×4=12」という式を見るだけで状況をイメージできますが、子どもにとって数式はとても抽象的で難しい記号です。

つまずきが見られたら、すぐに公式や計算のやり方を教え込むのではなく、「手で触れる具体物(ブロックやおはじき)」や「目で見てわかる図(テープ図・数直線)」に戻ってみましょう。

かけ算・わり算:おはじきを実際に並べて「3個ずつ4人分」を体感させる。
分数:折り紙を折って切ったり、ピザのイラストを塗ったりして「全体のいくつ分か」を実感させる。
文章題:問題文をそのまま図や絵に描き起こさせてみる。

「手で動かし、目で見る」ステップを挟むことで、子どもたちの頭の中に確かなイメージが作られ、納得感を持って理解できるようになります。

2. 問題を「スモールステップ(小さな階段)」に分解して提示する
長い文章題や複雑な問題に直面すると、苦手な子は「どこから手をつけていいか分からない」と圧倒されて思考停止してしまいます。

問題を「1行ずつ」「1問ずつ」に細かく区切って(スモールステップ化)提示してみませんか。

ステップ①:「まずは問題文の中で、分かっている数字に赤線を引いてみよう」
ステップ②:「何を聞かれているのか、最後の問いに青線を引いてみよう」
ステップ③:「増えるのかな?減るのかな?(たし算かな、ひき算かな)」

このように「今考えるべきこと」を一つに絞ってあげるだけで、子どもは迷うことなく鉛筆を動かし始められます。

3. 「途中の考え方(過程)」や「間違い」をクラス全体で宝物にする
算数は「正解か不正解か」がはっきり分かれる教科だからこそ、間違えることを恐れて発言できなくなる子がたくさんいます。
教室の中で、「間違いこそが、みんなの学びを深める大発見!」という文化をつくっていきましょう。

間違えた答えが出たとき:「〇〇さん、発表してくれてありがとう!実はこの間違い、みんなも引っかかりやすい大事なポイントなんだよね。どこで迷ったか一緒に考えてみようか」

正解にたどり着く前の工夫:「答えはまだ出ていないけれど、この図の描き方、すごく分かりやすいね!」
「間違えても大丈夫なんだ」「途中の工夫を認めてもらえた」という安心感(心理的安全性)があれば、子どもたちは失敗を恐れずに挑戦し続けられるようになります。

4. 早く終わった子を「ミニ先生(ペアサポート)」として活躍させる
学力差が開きやすい算数では、「早く終わって暇を持て余す子」と「じっくり考えたい子」の二極化が起きがちです。

早く解き終わった子に、「友達への教え方名人(ミニ先生)」をお願いしてみませんか。
教えるときのルール:「答えを教えるのはNG。『どこまで分かった?』と優しく聞いて、ヒントを出してあげてね」

教える側の子は自分の言葉で説明することでより理解が深まり、教わる側の子も友達から気兼ねなくヒントをもらえるため、教室全体が「助け合いの学びの場」に変わっていきます。先生も、手厚い支援が必要な児童にじっくり寄り添えるようになります。

おわりに
算数の面白さは、目の前の霧がサーッと晴れて「分かった!」「できた!」とひらめいた瞬間の喜びにあります。
最初から全員がスラスラ解ける必要はまったくありませんよ。

「今日、あの子が自分で図を描いて答えを出せたな」「『算数ちょっと面白いかも』って呟いてくれたな」という小さな一歩を、子どもと一緒に思い切り喜んであげてくださいね。

先生の丁寧な寄り添いと励ましが、子どもたちの「学ぶ力」の根っこを力強く育てています。
今日も教室で、子どもたちと「なるほど!」の笑顔が生まれる素敵な一日をお過ごしくださいね。いつでも応援しています。

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