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親のHPを残す“名もなき家事の削り方”3選

9月中旬、月曜日の朝を迎えましたね。

多くの学校で運動会や体育大会の練習が本格化し、大人も子どもも体力勝負の1週間がスタートします。
「学校で一日中外に出て、子どもたちと汗だくになって帰ってきたのに、家でも休む暇がない…」
「玄関には砂だらけの靴下、泥で茶色くなった体操服、そして家族分の大きな水筒の山…」
「細かいパッキンを外して水筒を洗い、お風呂場で泥汚れをごしごし手洗いしていると、もうそれだけで涙が出そうになる…」

そんなふうに、この季節特有の“激増する名もなき家事”に圧倒されていませんか?

まず声を大にしてお伝えしたいのは、「運動会シーズンの家事は、平時の5割運転で十分すぎる」ということです。
先生ご自身も学校で日光を浴び、立ちっぱなしで声を張り上げ、体力を限界まで削られています。そこに加えて、家庭で普段通りに家事を完璧にこなそうとすれば、パンクしてしまうのは当たり前です。

今回は、教員生活と子育てを両立する中で、毎年の運動会シーズンを「いかに家事を削って乗り切るか」に知恵を絞ってきた筆者が実践している、【親のHPを残し、家庭を平和に保つ“名もなき家事の削り方”3選】をお届けします。

■ 削り方1:水筒洗いの「分解・ごしごし」を手放す
〜細かいパーツ洗いに命の時間を奪われない〜
運動会練習の時期、水筒のサイズは大きくなり、持っていく本数も増えますよね。
疲れて帰ってきた夜、何本もの水筒から小さなパッキンを爪でほじくり出し、細長いブラシで底をごしごし洗う作業は、想像以上に精神的なエネルギーを削るものです。
この時期だけでも、水筒洗いのハードルを極限まで下げてみませんか?

「泡スプレー洗剤」を吹きかけて放置するだけにする
スポンジでこするのをやめ、水筒の中にシュッと泡スプレーを吹きかけ、お風呂に入っている間に放置。あとは水でサッとすすぐだけで完了です。
水筒のパーツは「週末にまとめてハイター漬け」で割り切る

毎晩毎晩、パッキンを外して細部まで洗う必要はありません。平日はサッと洗うだけに留め、金曜日の夜にまとめて漂白剤につければ衛生面もバッチリです。
パッキン一体型や、食洗機対応のボトルに買い換える
もし可能なら、フタとパッキンが一体になった水筒(シームレスせん等)を導入すると、洗うパーツが激減して日々のストレスが消え去ります。

「毎晩完璧に洗わなくても大丈夫」と割り切るだけで、夕方の台所に立つ気持ちがふっと軽くなりますよ。

■ 削り方2:体操服や靴下の泥汚れは「つけ置き」に丸投げする
〜洗面所でのゴシゴシ手洗いを今すぐやめる〜
運動場の土煙を浴びた体操服や、砂場のように汚れた靴下。

「すぐにウタマロ石鹸でこすり洗いしなきゃ!」と洗面所で腰をかがめて手洗いしていませんか?立ち仕事で腰や足が悲鳴を上げているときに、手洗いは本当に過酷です。
泥汚れは、「手」ではなく「洗剤の力」に任せてしまいましょう。

脱衣所に「泥汚れ専用のつけ置きバケツ」を常設する
帰宅したら、汚れた靴下や体操服をそのままバケツへ放り込みます。そこに40〜50度のお湯と、酵素系漂白剤(オキシクリーンなど)や泥汚れ専用洗剤を溶かして、朝まで放置するだけ。

翌朝、バケツの水ごと洗濯機に放り込んで通常コースで回す
一晩つけておくだけで、泥や皮脂汚れは浮き上がり、手洗いしなくても十分に綺麗になります。
「多少の黒ずみ」は気にしない!
どうせ明日もグラウンドで転んで汚れてきます。「練習期間中は、砂が落ちて洗ってあれば100点!」と合格ラインを下げてしまいましょう。

■ 削り方3:子どもの「不機嫌・甘え」を真に受けず、夕飯とお風呂で流す
〜言葉で解決しようとせず、心と体の燃料を満たす〜
運動会練習の時期は、子どもたちも学校で気を張り詰め、体力の限界まで頑張っています。
そのため、家に帰ってくると些細なことで癇癪を起こしたり、兄弟喧嘩をしたり、「疲れた」「抱っこ」とぐずったりしがちです。

親も疲れていると、つい「わがまま言わないの!」「自分で歩きなさい!」と怒鳴りたくなりますが、これは単なる「エネルギー切れのSOSサイン」です。
子どもの愚痴やぐずりは「今日も外で頑張ってきた勲章」と受け止める

反論したり正論で諭したりせず、「暑い中、ダンス(走るの)よく頑張ったねぇ」と抱きしめて背中をトントンする。
夕飯は手軽に食べられる炭水化物とタンパク質でサッと済ませる
(丼もの、うどん、冷凍餃子など、噛むエネルギーすら使わないメニューがおすすめ)
早めにお風呂に入れて、いつもより30分早く布団に倒れ込む

子どもも大人も、寝て体力が回復すれば翌朝にはケロッと機嫌が直ります。夜の時間帯に無理に話をまとめようとせず、温かいご飯と睡眠に全振りしてしまいましょう。

■ おわりに:みんなでこの秋を乗り切れば、それだけでハナマル
運動会練習の期間は、先生にとっても親にとっても、1年の中で最も体力と気力を使う「非常時」です。
非常時に、普段と同じような完璧な家事や丁寧な育児を求める必要はまったくありません。
「今日も水筒にお茶を入れて持たせられた」
「体操服を洗って乾かせた」
「家族みんなでご飯を食べて、怪我なく布団に入れた」

それだけで、今日のあなたは120点満点、大勝利です。
体操服が少しくらい泥色でも、元気にグラウンドを走れればそれで十分。
何よりも大切なのは、先生ご自身が倒れずに、心穏やかに笑顔でいられることです。
今日から始まる1週間、家事はとことん省エネモードにして、ご自身をめいっぱい労りながら過ごしてくださいね。
今週も心から応援しています!


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