【多忙期のセルフケア】忙しい平日でも心がふっと軽くなる“10分間の余白”のつくり方
9月中旬、木曜日の朝を迎えましたね。
運動会の練習や授業、日々の校務で学校でもフル回転し、家に帰れば夕飯の支度、お風呂、寝かしつけ、明日の持ち物準備…。
「朝起きてから夜ベッドに倒れ込むまで、一瞬たりとも自分の時間がない」
「常に『次は何をしなきゃ』と頭の中でタスクに追われていて、心がずっと息苦しい」
「ふと鏡を見ると、眉間にシワが寄っていて、誰に対しても笑顔を作れなくなっている…」
そんなふうに、学校でも家庭でも「誰かのため」に全力で走り続け、自分自身のエネルギーが完全にすり減っていませんか?
まず心からお伝えしたいのは、「自分の時間がほしいと願うのは、決してわがままでも贅沢でもない」ということです。
先生としても、お父さん・お母さんとしても、周囲に温かい笑顔や優しさを届け続けるためには、まず「あなた自身の心のコップ」が満たされている必要があります。
空っぽになってカサカサに乾いたコップからは、子どもたちにも家族にも、優しい言葉や愛情を注ぐことはできません。
今回は、教員生活と子育てを両立する中で、何度も「心のガス欠」を起こして倒れかけてきた筆者が実践している、【どんなに忙しい平日でも罪悪感なく心を回復させる“1日10分の余白”のつくり方3選】をお届けします。
■ 工夫1:通勤の移動時間を「完全なプライベート聖域」にする
〜「先生」から「親」へ切り替わる間のクッションをつくる〜
学校を出た瞬間から、「急いでお迎えに行かなきゃ」「夕飯のメニューどうしよう」と家庭のタスクで頭をいっぱいにしていませんか?
「学校の先生」という重い鎧を脱いだ直後に、間髪入れずに「完璧な親」の鎧を着ようとすると、心に大きな負荷がかかってしまいます。
学校を出てから帰宅するまでの移動時間を、誰の役も演じなくていい「完全な自分のための時間」に変えてみましょう。
車通勤なら、発進前の「5分間チルタイム」をつくる
教職員駐車場で車に乗り込んだら、すぐに発進せず、シートを少し倒して目を閉じ、大好きな音楽を1曲だけ聴く。エアコンの心地よい風を浴びながら深呼吸するだけで、神経がふっと落ち着きます。
電車や徒歩なら、好きなラジオやポッドキャストに没頭する
教育関係の真面目なニュースではなく、お笑いやエンタメ、趣味の番組を聴くのがおすすめです。あえて遠回りのルートを歩いて、季節の草花や夕焼けをぼーっと眺めるのも素敵なリフレッシュになります。
この「10分間の空白」があるだけで、帰宅して玄関を開けるときの心のゆとりがまるで違ってきます。
■ 工夫2:子どもが寝た後の「最初の10分」は家事を完全禁止にする
〜片付けを始める前に、温かい飲み物で自分をもてなす〜
子どもを寝かしつけた後、真っ先に散らかったリビングの片付けや、シンクに溜まった食器洗いに手を伸ばしていませんか?
「早く片付けを終わらせなきゃ」と焦って動き出すと、夜の時間までタスクに追われることになり、心が休まる暇がありません。
子どもが寝室で眠りについたら、最初の10分間だけは「家事をしてはいけない時間」と固く心に決めてみませんか?
お気に入りのマグカップで、温かいハーブティーやカフェインレスコーヒーを淹れる
お湯を沸かしてカップに注ぐ音、立ち上る香りをじっくり味わうこと自体が、最高のマインドフルネスになります。
スマホでSNSや学校の連絡を見るのをやめ、好きな雑誌や本をパラパラめくる
お気に入りの香りのハンドクリームを丁寧に塗り込み、自分の手を労る
家事は10分遅れたところで何も困りません。まず自分自身を「お疲れさま」ともてなしてあげることで、張り詰めていた心のトゲがすーっと溶けていきますよ。
■ 工夫3:家族に「10分だけ電池切れ宣言」をする
〜限界を迎える前に、笑顔で助けを求める〜
「親なんだから、子どもの前ではしっかりしていなきゃ」と無理をしていませんか?
イライラが頂点に達して怒鳴ってしまうくらいなら、その手前で素直に「今、HPがゼロです!」と白旗を上げてしまいましょう。
夕方の慌ただしい時間帯でも、家族に明るく宣言して10分の休憩をもらってみてください。
「お母さん(お父さん)、今からタイマーで10分だけ目を閉じるね!」と伝える
ソファに体を預けたり、別室のベッドに横になったりして、タイマーが鳴るまで完全に脱力します。
パートナーがいるなら「10分だけバトンタッチしてほしい」と具体的に頼む
子どもが少し大きければ「10分経ったら起こしてね」とミッションをお願いする
親が自分の弱さを認め、適切に休む姿を見せることは、子どもにとっても「人は疲れたら休んでいいんだ」「自分の心と体を大切にするのは大切なことなんだ」という素晴らしい人生の学びになります。
■ おわりに:自分を大切にすることは、みんなを大切にすること
教員という職業柄、私たちは「自分を削ってでも人のために尽くすこと」を美徳として教え込まれがちです。
でも、あなたが倒れてしまったり、心がすり減って笑顔を失ってしまったりしたら、一番悲しむのは教室の子どもたちであり、大切なご家族です。
今日一日の中で、たった10分だけでいいのです。
スマホを置き、タスクを手放し、ただ深く息を吸って、「今日もここまでよく頑張ったね」と自分自身を抱きしめてあげてください。
木曜日、1週間の疲れがピークを迎える日だからこそ、ご自身をめいっぱい甘やかしてあげてくださいね。
あなたの温かい笑顔を、心から応援しています!
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