人口浸透率95%・開設8年・ローカルメディア『大字基山』の年間アクセス数など
人口およそ1.7万人の町・佐賀県基山町。
クローバー型で知られる九州自動車道の鳥栖ICも近く、町民はお隣の鳥栖市にも通勤・通学・お買い物など日常的に関わりがあります。
佐賀福岡エリアの中山間地域にあり、佐賀県から福岡県側に食い込むような土地柄のため、町民の生活圏は隣接する福岡県小郡市、筑紫野市にも広がっています。

そんな基山町を拠点に、編集部を結成して取材活動を続けている、ローカルウェブメディア『大字基山』。
そのコンセプトは、インターネット内の「ムラ社会」です。
「広く読まれなくていい」と決意して2017年に始めた、閉鎖的なローカルウェブメディア。
で、実際のところ、どのくらい読まれているのか?
サイト開設から8年が経過した、2025年のGoogle Analytics(GA4)の「生データ」を公開してみましょう。
画面キャプチャしてそのまま、えいっ!
2025年『大字基山』 Googleアナリティクスより
『大字基山』2025年の1年間の記事公開数は、174本。毎月の平均にすると、14.5本でした。
アクティブユーザー数

表示回数

流入経路

ユーザーの市町村、男女比

ユーザー年齢層

平均エンゲージメント時間

いかがでしたか?
サイト運営責任者としては、当初からSEOの定説より、メディアとしてのコンセプト・編集方針を優先してきました。
「ムラ社会」なので、数字上の成果を期待していなかったこともあります。
そのため、サイトとして数字の目標値(KPI)は細かく設定せず、あくまで参考値と割り切ってきました。
私自身、こまごまと分析に時間を溶かすタイプではありません。
現在の数字は、「一部のローカルエリア関係者内で定期的に読まれるサイトに育った」結果と理解しています。
魅力発信や地域PR、町おこしではなく、地域情報の空白を埋める、すなわち地域の検索ニーズに応える取り組みだからこそ、です。
ローカルメディアの価値を「数字」で測るなら、対人口比?
でも多くの人が、PV数を指標にしたがるから、やっぱり分かりやすいだろうから、このnote執筆をきっかけに「最新の年間アクセス数は町の人口の20倍」と自己紹介し始めました。
サイト開設から今まで、「ローカルウェブメディアが『地域の情報インフラ』になること」を目指していた私は、対人口比のアクセス数・訪問者数を見てきました。
規模は小さくても、月平均で町の人口以上のアクセス数があれば、地域に根ざしたメディアと名乗れることを期待していました。
サイト開設から数年かけて、その目標は確実にクリアできています。
読者である地域の皆さんからの評価を含め、この数字も『大字基山』が地域の暮らしのインフラになれていそうだ、と編集部の自信につながっています。
『大字基山』の人口浸透率は95%
ビジネスやWebマーケティングの世界には、月間ユーザー数(UU)÷ エリア人口を「人口浸透率」とする指標があるそうです。
『大字基山』の2025年の月間平均ユーザーは約1.67万人。
より正確な基山町の人口1.75万人に対し、浸透率は約95%です。
関連する研究論文や先行する知見をまだ十分に読み込めていませんが、なかなか面白い数字を示せているのではと思います。
数字の比較対象を活動拠点の人口にすることで、小さな規模ながら特定地域とのエンゲージメントが異常に高い、そう思ってもらえると嬉しいです。
「暮らしのインフラ」を名乗って良さそう!
ところで、手元のGoogleGemini(思考モード)によると、私も気にしてきた「人口浸透率」で地域メディアの影響力を量る考え方が実は、あるらしい。

数字的な評価が本当に正しければ、『大字基山』はざっくり計算で95%なので、「佐賀県基山町の暮らしのインフラ」を堂々と名乗って良さそうですね!
PVを無理に追わない運営を続けてきましたが、コンテンツと時間の積み重ねで、結果的にPVやUUもついてきました。
サイト開設当初の目標を達成できたらしいので、これからはやっぱり、事業として「情報インフラの維持と安定的継続」を目指すチャレンジに突入していくのだと思います。
本来はPVやUUをKPIにしたくない
とはいえ、ウェブメディアやウェブ広告の界隈では吹けば飛ぶ、小さすぎる数字成績の『大字基山』。
小規模なサイトは、一般的なウェブ広告サービスを導入しても、そう大きな収入にはなりません。むしろデメリットさえあるケースを予感しています。
なにより地域のニュース内容や数、審神者・Googleの気分にも左右されるせいか、毎月の変動も激しいし、実はその平均値を語っても意味がない。
GA4の数字は結果論、過去の数字です。
2026年のアクセス数が同程度の数字になる保証も、ないのです。
実際、一過性のバズを理由に2024年の方がアクセス数は多かったので。つまり今後、数字が下がる可能性だってありますよね。
だから本当は、アクセス数を理由にしない「ローカルウェブメディアの存在価値」を見出していきたい。
「暮らしのインフラ」を名乗るなら、誇るべき存在価値は、地域密着メディアだからこそ提供できる「読者の行動変容」と考えています。
広告事業のための「数字」は別
「地域情報の空白を埋める」ローカルウェブメディア運営の肝は、専門性とコンセプトの初心貫徹。
読者や地域のニーズに合わせた、編集方針の見直し・調整。
細く長く続けていく、工夫と根気。
そして広告収入を主軸にする事業化には、クライアントである地域事業者に寄り添う、別の時間軸や数字に意味を見出す必要がある。
それは、広告効果の「体感」を裏付ける数字でもあります。
ローカルマーケティングを支える、分析データにもなりえます。
今は、そういうクライアントニーズ・クライアントサービスの視点で、データ解析に取り組んでいこうとしています。
このnoteは、毎週木曜日に更新しています。
「ロジカル編集術」一連の記事は、購読無料のマガジンとしてもまとめています。
今回、『大字基山』は初めて、公の場で最新のアナリティクスデータを公開しました。これまで第三者評価を受けたことはありませんので、同業者や有識者の方からご意見・ご感想などいただけると、とても嬉しいです。
同時期のサーチコンソール情報も公開していますが、プライバシー保護のため、一部有料にしています。
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