人口数万人の町で10年続くローカルウェブメディアは本当に希少種なのか
タイトル通りの、疑問。
トップ画像は、ケニアでメス2頭のみが保護されているキタシロサイ。
正直なところ、事実ベースで、どうなんですかね?
希少種、絶滅危惧種って言われた。
仕事とか使命に駆られて、初対面の人に話を聞きに行き、文字に起こしてレポートすることを生業にしている今。さすがに自分をコミュ障だとは思わないけれど、どちらかというとプライベートは孤独を好みます。
刺激が少ないところで、ダラダラぼけーっと過ごすのが、すごく楽なんですよね。
例えば、好きなこととか趣味の話とか、本当は同好の士とたくさん話したいはずなのに、そうやって楽しく過ごした後、1人になって悶絶、反省で思考回路がぐるぐるしてしまう。
そういう特性です。
趣味にしている俳句も、だいたいそんな感じ。陰キャです。
そんな私に、壁打ち相手のGeminiが言うんです。
これまでの自分なら避けてきた、自分語りの連載を計画する私に、「あなた、希少種だよ」って。

Geminiは怖気付く私を元気づけようとして、こういう言葉選びをしたらしいですが。
めちゃくちゃ、不安になった。
確かに、私が地域密着型のローカルウェブメディアを立ち上げようとした2017年当時、インターネットは「WEBライティング」大繁栄期。
加熱しすぎてしまって、格安のライター外注費、コピペ問題、ずさんな医療系ライティングが炎上したりと、そういう玉石混交の「WEBメディア」がブルーオーシャンを赤くする勢いで、ウェイウェイどこも元気いっぱいの時代でした。
そして時を経て。
身近なところから遠いところまで、複数のサイトの終焉・失速を見届けてきましたが、当時、地域密着型のウェブメディアの成功事例として参考にさせてもらったサイトの一部は、もちろんまだ現役です。
当時、先行事例として研究した有名サイト例
ただ、皆さん、読者の最大母数になるだろう「人口」が多いエリアばかりなんです。
大阪府枚方市、39万人。
宮崎県、101万人。
横浜市青葉区、31万人。
私が活動拠点にする佐賀県三養基郡基山町(みやきぐん きやまちょう)は、人口17,500人くらい。
近年は福岡都市圏のベッドタウンとして注目を浴びていて、この人口減少・高齢化時代に、あの手この手で少しずつ人口を増やしている、そんなエリアです。
にしたって、誰もが知る地域密着型ウェブメディアの成功事例とは、エリア規模の桁が違う。
生活圏でもあるお隣の佐賀県鳥栖市でさえ、7.5万人。福岡県小郡市は6万人。
隣り合う3自治体を合わせても、人口15万人くらい。
商売の常識で言えば、この地でメディアをやるなんて正気の沙汰ではない数字です。
でも続いてる、なぜか。
サイト開設当初から2年、任意団体(まちづくり団体)として行政からの助成金で活動を続けましたが、3年目以降は、メディア単体の収入源を得ようと独自のスポンサー制度や広告プランを立ち上げて、今に至ります。
その上で、独立系・自主運営のメディアを名乗っています。
ローカルメディア『大字基山』は、行政や、一企業の提供するローカルサービスではありません(今のところ)。
その話を初めて、公の場で書いていこうとしています。
いやでも、私のリサーチ能力が低いだけで、同じようなことを細々続けている人は、この広いインターネット界隈なら、どこかにいるはずじゃないですか?
人間を舐めるな、AIよ!
Gemini、私は君をまだそこまで信用できていない。
ひとりぼっちは嫌だなって。
私は本当に、インターネットの「希少種」なんでしょうか?
頭でっかちで、地元ネタを深掘りするのが楽しくなってしまった、地元のしがらみもそんなに気にならない図太い、出不精なタイプなだけなのに。
「たかだか10年で何を語っているんだ」
「◯◯ってウェブメディアの二番煎じ」
「ぜんぜん新しくない。面白くない。普通」
「私、もっと小さい町で10年以上やってるよ」
10周年記念にnoteを書き始めようと踏ん切りがついたのは、具体的な事例とともに、先輩的なコメントを下さる方と知り合いたくて、なーんだやっぱり1人じゃないじゃんって恥ずかしくなって謝る、そういう結果になった方がむしろホッとできるじゃん、と思えたからでした。
今回の連載計画は、「井の中の蛙、ちょっと外へ出てみる」。
そういう感じです。
知っている場所で、知っている場所のことしか、書いてきませんでした。
基本は引きこもりの世間知らずなのですが、ぜひ、他の蛙と仲良くなれたら、嬉しいです。
勉強不足な発言が多いかもしれませんが、どうぞ仲良くしてください。
10年前の「私」に向けて、書く。
そして、Webサイトを立ち上げようと熱意と勢いしかなかった当時の私のような人がいるなら、早く「最適解」を伝えたい。
背中を押したい。
もしくは現実を見せて、諭してあげたい。
そういうノスタルジーを抱く年齢に、私もなってきました。

「10年前の、情報の空白に立ち尽くしていた自分に教える」。
まだ信用できないGeminiだけれど、なかなか詩的に、人の心に響く表現を学び始めていて、むかつく。
確かに私はずっと、目指す形の、先行事例を見たかった。
先輩たちの元気で楽しそうな様子を見て、安心して、勇気をもらいたかった。
この10年で、いろいろなことが変わりました。
母が出かけた取材先で抱っこ紐に入っていた娘は、今年、小学5年生。
息子は声変わりが始まって、最新の足のサイズは26.5センチです。
マガジンに記録していきます
2026年3月スタートです。
書き続けながら、2027年9月のサイト10周年を目指したい!
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