#0 はじめに
なぜ「禁じられた空想建築」を考えるのか
こんにちは。ソラカタチ・ラボです。
16年ほど建物の設計を続ける中で、ふと感じることがあります。 「プロの仕事とは、正解を探す作業になっていないか?」と。安全で、合理的で、誰にでも説明がつく。それはプロとして不可欠なことですが、同時に、自由な発想の幅を少しずつ狭めてしまうこともあります。 だからこのシリーズでは、あえて逆のことを考えます。 「絶対に建ててはいけない建築」を、本気で設計してみるのです。
・ふつうは禁止されているルール
・ちょっと意地悪な仕掛け
・物理的にありえない形
・生活が成り立たないルート
そうした“ありえない要素”を、頭の体操の材料にしてみます。 ここで描くのは、実際に建てるための家ではありません。 効率も、おトクさも、正しさもいったん脇に置いた「空想の建築」です。
けれど不思議なことに、そうした空想の中にこそ、自分の考え方のクセや、本当に大切にしたい価値観が浮かび上がってきます。 このシリーズは読み物であると同時に、あなたの発想を柔らかくするための、小さな訓練装置です。 少しだけ常識の枠を外れた場所から、建築を眺めてみませんか。
次回** 禁じられた空想建築 #1 「一方通行の家」
「二度と同じ場所には戻れない」というルールが、暮らしにどんな景色をもたらすのか。不自由さが生む、不思議な豊かさを設計します。
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