株価が上がり”心地よく”なっている日米株式市場(*'▽')

9月FOMCでの米国利下げを期待し株式市場は上昇
無事に終わったジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演のおかげで米国市場の株価は上がり、米国株インデックスの右肩上がりのトレンドは維持されました。
来週は8月27日のNVIDIAの決算発表に注目!
来週の8月27日にNVIDIAのQ2の決算発表が行われる予定です。
NVIDIAの株価は4月以降は右肩上がりの上昇を行っていただけに第二四半期の結果が市場の期待値を超えられるのか?注目を集めることになるでしょう。トランプ政権の関税政策の影響で、中国向けのGPUの出荷は滞ったものと考えられますが、市場予想の売上予想は高い位置を示しており、はたしてそれほどの結果を残せているのか気になるところではあります。
NVIDIAの決算を超えれば、次は9月1日(月)のレイバーデーを明け後の市場の動きに注目でしょう。アメリカでは9月から新学期が始まることからレイバーデー明けのアノマリーが「株式相場あるある」なのですが、今年も警戒しておくに越したことはないといったことでしょう。
気になるニュース
トランプ米大統領は22日、半導体大手インテルの株式を米政府が約10%取得する合意を正式に締結した。経営不振に陥っているインテルの再建と国内製造の強化を狙った措置。
あのインテルがとうとう米政府の救済措置を受けることになりました。1990年代から自作パソコンで育った私にとってインテルは思い入れの強い会社で憧れでもあります。一時期株式も保有していたこともありましたが、2023年上半期に配当減配アナウンスが行われたタイミングで手放しておりました。PC自作派としてはインテルブランドは大きな信頼を持つもので、多少高くてもインテルのCPUを選んで組み立てていましたが、最近ではその信頼も揺らいでいたようです。やはり企業は人で成り立っていますので盛者必衰の理からは避けられないという事でしょう。個人的には復活してくれることを願います。
投資主体別売買動向の定点観測

さて、週末となりましたので、市場全体の動向を振り返ってみましょう。
「投資主体別売買動向」は、日本取引所グループが発表するデータで、日本株市場の売買動向を把握する際に役立つ重要な指標です。
海外投資家:主に外国の機関投資家やヘッジファンド
個人投資家:現金取引と信用取引に分かれる
投資信託・信託銀行:年金や企業年金の運用を担当
証券自己:証券会社による自己売買の動向
8月第3週では、日経平均は 3.73%と大きく上昇しました。注目すべきは「海外」が買い姿勢に戻った点でしょう。日経平均は4万3千円の最高値を更新しておりましたので株式市場が勢いを取り戻したということでしょう。(*'▽')
今週は少し下げて踊り場となりましたが、ジャクソンホール会議を無事に通過しておりますので高値圏でのレンジ相場を維持するものと思われます。
来週に向けての展望
4月から米国債10年金利、原油価格、金価格の3点の動きを注目しています。
■米国債10年 利回り
4月11日(金) 4.49%
4月18日(金) 4.32%
4月25日(金) 4.24%
5月2日(金) 4.31%
5月9日(金) 4.38%
5月16日(金) 4.48%
5月23日(金) 4.51%★
5月30日(金) 4.40%
6月6日(金) 4.51%
6月13日(金) 4.40%
6月20日(金) 4.38%
6月27日(金) 4.28%
7月4日(金) 4.35%
7月11日(金) 4.41%
7月18日(金) 4.42%
7月25日(金) 4.39%
8月1日(金) 4.22%
8月8日(金) 4.28%
8月15日(金) 4.32%
8月22日(金) 4.25% (利回り低下)
■原油価格
4月11日(金) $61.5
4月18日(金) $64.68
4月25日(金) $63.02
5月2日(金) $58.29
5月9日(金) $61.02
5月16日(金) $62.49
5月23日(金) $60.93
5月30日(金) $60.76
6月6日(金) $64.58
6月13日(金) $72.98
6月20日(金) $73.84★
6月27日(金) $65.52
7月4日(金) $66.49
7月11日(金) $68.45
7月18日(金) $67.34
7月25日(金) $65.19
8月1日(金) $67.27
8月8日(金) $63.88
8月15日(金) $62.80
8月22日(金) $63.66 (価格上昇)
■金価格
4月11日(金) $3255.4
4月18日(金) $3341.3
4月25日(金) $3298.4
5月2日(金) $3257.0
5月9日(金) $3344.0
5月16日(金) $3187.2
5月23日(金) $3365.8
5月30日(金) $3330.1
6月6日(金) $3346.6
6月13日(金) $3452.8
6月20日(金) $3400.7
6月27日(金) $3302.3
7月4日(金) $3346.5
7月11日(金) $3364.0
7月18日(金) $3358.3
7月25日(金) $3,335.6
8月1日(金) $3,415.9
8月8日(金) $3,491.3
8月15日(金) $3,382.6
8月22日(金) $3,418.5 (価格上昇)★
今週は3要素がバラバラな傾向を示しています。市場が関税政策の混乱から復帰し株式市場中心に戻ってきている表れかもしれません。米国金利は下げ方針が見えてきており、一方でトランプ政権の関税政策の影響でインフレは継続して上昇する傾向を示すことが推測されていますので、ゴールドの価格に対しては共にプラス要素ということで、既に高値圏にいる金価格の今後の動きについて注目が集まってくるのでは?と思います。(*'▽')
デジタルとゴールドの融合(おまけ)
「金取引の新しい方法(A New Way to Trade Gold)」と題してBloombergで紹介されておりました。Abaxx Technologies Inc のシンガポールで展開される新しいサービスのようですが、アジアでのゴールド取引に新しい要素が組み込まれてより活発なゴールド市場を生む可能性がありますね!(^_-)-☆
バックス・テクノロジーズ(Abaxx Technologies Inc.)は、カナダを本拠に持つ企業で、シンガポールで規制を受けた取引所「Abaxx Exchange」と清算機関「Abaxx Clearing」を運営しています。金融管理局(MAS)のライセンスを取得しており、法的に整備された市場インフラとして活動しています。
同社の特徴は、従来分断されてきた「現物(金のスポット市場)」と「先物市場」を同じ仕組みで結びつける点にあります。2025年からは、アジアの実需に合わせた1kgバー建ての米ドル建てゴールド先物と、現物を裏付けにしたスポット・ゴールド・プールを開始しました。これにより、金の受け渡しと先物取引をシームレスに行うことが可能になります。
基盤となる技術としては、自己主権型ID「ID++」と「デジタル・タイトル」(電子的な所有権証書)があります。これにより、従来の倉荷証券のように法的効力を持った形で、金の所有権を電子的に移転することができます。これらのデジタル・タイトルは、保管中の金を即座に担保として差し入れるといった用途にも使える設計です。実際に、金を担保にしたデジタル・タイトルの実証も行われています。
「スマートコントラクト」という表現はここで、ブロックチェーン上のERC-20トークンのような単純な仕組みを指すのではなく、電子契約を自動執行可能な形で管理し、法的拘束力を持つ形で利用する仕組みを意味しています。分散ファイルシステムやデジタル署名を組み合わせ、契約や権利証書の即時移転を可能にするものです。
投資家目線では、アジアの現物フローに合致した先物設計、デジタル・タイトルによる担保機動性の向上がメリットとされます。一方で、市場参加者の厚み(流動性)が十分に形成されるか、デジタル・タイトルの実務普及が進むかが課題となります。
