UpNoteの6つの欠点。それでも困っていない話
前回は私がUpNoteを使う理由を述べました。
UpNoteは気に入って使っていますが、もちろん万能ではありません。
欠点として挙げられやすい点も、たしかにあります。
それでも、私の使い方では、いまのところあまり困っていません。
前回は、なぜ自分がUpNoteを使っているのかを書きました。
今回はその続きとして、一般に欠点と言われがちなことを6つ挙げながら、それでも自分には大きな問題になっていない理由を書いてみたいと思います。
たぶん大事なのは、欠点があるかどうかではなく、
そのツールに何をやらせようとしているかです。
UpNoteは何でもできるアプリではありませんが、
役割を絞るとかなり快適です。
【欠点1】PDFや画像の検索には向かない
まず、これはかなりその通りだと思っています。
PDFや画像の中に入っている文字をどんどん検索したい、という使い方には、UpNoteは向いていません。
そういう用途を重視する人にとっては、かなり気になる欠点だと思います。
何でも一か所にため込み、あとからまとめて検索したい人には、物足りないはずです。
ただ、私自身は、PDFや画像、大きめの資料を検索する役割を、最初からUpNoteに期待していません。
そういうものは別の場所で管理したほうがよいと思っています。
だから、この点は欠点ではあっても、自分にとっては致命的ではありません。
軽いメモ帳として使う限り、困る場面がほとんどないのです。
【欠点2】 何でも保存する場所には向かない
これもよく言われることです。
音声、PDF、大量の画像、大きな添付ファイルなどを何でも放り込む場所として考えると、UpNoteはあまり向いていないと思います。
つまり、巨大な倉庫のような使い方には向かない。
それを期待すると、不満は出やすいはずです。
でも、私がUpNoteに求めているのは、そういうことではありません。
軽いメモ、ToDo、ちょっとした仮置き。
せいぜいそのくらいです。
ChatGPTやNotebookLMの出力を一時的に貼り付けることはありますが、それも「紙の印刷の代わり」くらいの感覚です。
用が終わったら消しますし、長期保管の母艦にしているわけではありません。
そう考えると、この弱点も、私にはそれほど問題になりません。
何でも入れる場所ではなく、気軽に開けるメモ帳だと思えば、むしろちょうどよいのです。
【欠点3】 高機能なデータベース的管理はできない
Notionのように、情報を高度に整理したり、複雑に関連づけたりすることは、UpNoteはあまり得意ではありません。
だから、そこを期待する人には向かないと思います。
たとえば、データベース的に項目を整理したいとか、情報同士を厳密に結びつけたいとか、そういう目的が強い人には、別のツールのほうがよいでしょう。
ただ、私自身は、そこまでの構造化を求めていません。
むしろ、複雑でないことが使いやすさにつながっています。
何でもできるツールは便利ですが、その分、管理のための管理になってしまうことがあります。
設定を考えたり、ルールを作ったり、整えること自体が仕事になってしまう。
その点、UpNoteはそこまでできない。
でも、その「できなさ」が、私にはちょうどよいのです。
高機能ではないからこそ、ただ書く、並べる、見る、という使い方に集中できます。
その単純さが、続けやすさにつながっている気がします。
【欠点4】共同編集や共有には向かない
これも、たしかにその通りだと思います。
チームで共同編集したり、複数人で常時共有しながら運用したりする道具としては、あまり向いていません。
共同作業を前提にするなら、もっと別のツールのほうが合うでしょう。
この点は、はっきりしています。
ただ、私の使い方は基本的に個人用です。
自分の仕事のメモ、自分のToDo、自分の振り返り。
そうしたものを置く場所として使っています。
なので、共同編集が弱いことも、いまのところ困っていません。
個人用のデジタルメモ帳として見れば、十分だからです。
むしろ、私の場合は、個人で利用しているツールを、部分的に他の人と共同編集や共有するような使い方があまり好きではありません。
ただ、それはツールの機能の問題ではありません。
共同編集をしてくれる方の問題でもありません。
私の問題です。
私がミスをしてしまう可能性が発生することがリスクだからです。
私が何かのミスで、他の人に見せてはいけないものを見られる状態になってしまうことを避けたいからです。
自分のメモは自分だけが使えるようにする。
これがいちばん安心です。
【欠点5】Web版がない
これも、人によっては大きな欠点だと思います。
ブラウザを開けばどこからでもアクセスできる、というタイプのツールではありません。
共有PCや外出先の不特定の環境からすぐ開きたい人にとっては、不便に感じるはずです。
その意味では、かなり人を選ぶと思います。
ただ、私の場合、使う端末はだいたい決まっています。
自宅のWindowsのデスクトップPC
iPhone。
(たまに)WindowsのノートPC
(たまに)iPad mini
それで十分です。
また、セキュリティ面からも、共有PCや外出先の不特定の環境ではできるだけシンプルな作業にしたいという意図もあります。
出先では、パスワード入力をするツールはできるだけ避けたいと思っています。
むしろ、いつもの端末で気持ちよく同期してくれることのほうが大きい。
どこでもブラウザで開けることより、
日頃使う環境で快適に動いてくれることのほうを重視しています。
だから、Web版がないことは、たしかに欠点ではあるけれど、自分にとっては大きな不満にはなっていません。
【欠点6】 将来性への不安
これは、少し性質の違う欠点かもしれません。
機能の話というより、安心感の話です。
公式HPによれば下記のように説明されています。
UpNote はベトナムを拠点とする2人のチームによって開発されています。
「将来的に大丈夫なのか」と不安になる人がいるのは自然だと思います。
本当に使い続けられるのか。サービスは続くのか。そういうことは、誰にも分かりません。
ただ、以下のように公式HPにはあります。
サーバー負荷を軽くすることで持続可能性を高めているという点は個人的には共感できます。
UpNote はコンパクトな開発体制により、低コストで安定したサービスを維持しています。長期的な持続性のため、添付ファイルを 20MB に制限し、アップロード時に画像解像度を自動圧縮してサーバー負荷を管理しています。
運用コストを継続的に監視し、必要に応じて調整しています。強力なユーザー支持と安定した成長により、長期的な改善と維持に注力しています。
ただ、私は最初から、UpNoteを永遠の道具として見ているわけではありません。
私が購入した時は2026年であり、「買い切り」のPremiumで6000円ぐらいでした。(ちょうど値上げした直後ぐらいだったようです)
数年快適に使えれば、十分元は取れる。
だいたいそのくらいの感覚です。
1年間使う紙の手帳が1000円~2000円程度とすれば
3年ぐらい持ってくれれば十分です。
もちろん、長く続いてくれたらうれしいです。
10年持ってくれたらかなりありがたい。
でも、「一生これを使い続けるはずだ」とまで思っているわけではありません。
そう考えると、過度に不安にならずに済みます。
完璧な未来を求めるより、今の使い勝手のよさをきちんと受け取るほうが、自分には合っています。
まとめ
ここまで書いてきて思うのは、UpNoteの欠点が気にならないのは、
最初から役割を絞って使っているからだということです。
もし私が、
PDFも画像も音声も全部入れたい
何でも全文検索したい
チームで共有したい
高機能なデータベースのように使いたい
どの端末のブラウザからでも触りたい
と思っていたら、たぶん不満はかなり大きかったと思います。
でも、実際に求めているのはそこではありません。
PCとスマホで素早く同期すること
軽く開けること
手で並べ替えられること
ToDoや振り返りを気軽に置けること
私にとっては、このくらいで十分なのです。
そして、その範囲では、UpNoteはかなり使いやすい。
欠点はある。
でも、それは「何でもやらせようとしたときに見えてくる欠点」でもあるのだと思います。
何でもできることより、
すぐ開けること。
軽いこと。
自分の手で動かせること。
そのほうが、自分には大事でした。
だから私は、UpNoteを「最強の情報管理ツール」として見ているわけではありません。
軽いメモ帳であり、
ToDo置き場であり、
ちょっとした振り返りの場所でもある。
そのくらいの距離感で使っています。
欠点がないから使っているのではなく、
欠点をわかったうえで、それでも自分の用途には合っている。
たぶん、それがいちばん正確な言い方なのだと思います。
PS:UpNoteについては以下のマガジンもご覧ください。
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