『私という病』第34話|「在る」という強さ
2025.10.16
これは是非ではない。
ただ、美しいものを前にして
視線が逸れなかった。
それだけの記録である。
強きものへ、畏敬を込めて。
私は、美しいものが好きだ。
そして美は、例外なく
強さを備えている。
強さとは
何者かを演じないこと。
自分で在りながら
世界との調和を手放さないこと。
抗わず。
迎合せず。
ただ、在ることを引き受ける。
その静けさの中で
美はすでに力になる。
あなたに
加護と祝福を。
それが何であってもいい。
救いでも。
試練でも。
ただ、視線が触れただけでも。
私には
それを定める言葉がない。
人は
そこまでしか
届かない。
ただ、見ている。
あなたは本物か。
それとも仮面か。
演じる誰かを見るたび
胸の奥が
静かに沈む。
けれど
私は知っている。
私には
手を伸ばす術がない。
「強くあれ。雄々しくあれ。」
▶ 続きを読む
▶ 前に戻る
▶ シリーズ一覧
▶ 生産者の物語
生産者の覚悟と挑戦が詰まった1ヶ月分セットを、
日々の食卓と健康習慣に届けます。
