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「広さ」よりも「余白」を。地方移住で手に入れた、子どもたちが走り回れるリビングの正解


我が家のリビングは16畳、そしてそれに隣接する6畳の和室があります。

今住んでいるエリアでの基準でいえば、決して飛び抜けて大きな家というわけではありません。しかし、東京から遊びに来た友人たちは、玄関をくぐってリビングを見た瞬間、口を揃えて「広い!」と驚きます。

都会の住環境を知る友人たちからすれば、この「視線の抜け」や「空間のゆとり」は、何よりの贅沢に映るのかもしれません。この広さは、まさに地方移住をして手に入れた大きな財産です。

キッチンから見たリビング&和室


ただ、移住をしてこの家を手に入れた当初、私は少し力んでいました。
「せっかくの広い家だから、おしゃれな家具を揃えたい」と。

特にダイニングソファー選びはその典型でした。
前の家の生活に合わせたセットをそのまま持ち込んだのですが、いざ住んでみると、今の間取りにはどうしても馴染まない。「家に合わせて家具を変える」のではなく「家具ありきで家を考えていた」当時の自分に、今の暮らしからアドバイスできることがあるとすれば、こう言いたいです。

**「大物は、実際にそこで暮らし始めてから買い足そう」**と。

結局、我が家ではソファーを分割してダイニングとリビングに配置し直すという工夫で落ち着きましたが、この「家具選びの失敗」は、私たち家族にとっての転換点になりました。

「おしゃれな空間」よりも、「家族が一番心地よく過ごせる空間」を作る。

その結果、今のリビングは、子どもたちの「遊び場」としての機能が最優先されるようになりました。

動線の確保: 縦長の動線には極力家具を置かず、子どもたちが車のおもちゃに乗って「ブイブイ」と駆け回れる高速道路を作る。

安全への配慮: テレビは即座に壁掛けへ。テレビボードを撤去し、代わりにテレビの前にカーペット一枚分の広いスペースを確保する。

成長への工夫: 和室の端にはベビーサークルを置き、次男の侵入を防ぐ「長男の聖域」を作る。
こうして書いてみると、なんだか機能的で素晴らしい工夫をしているように聞こえるかもしれません。でも、現実はもっと賑やか(というかカオス)です。

テレビの横にはジャングルジム。本棚は常にパンク寸前。その横でおままごとキッチンが鎮座し、足元には常に子どもたちのおもちゃが散乱しています。

子どもが遊べるスペースを確保
ベビーサークルで作った長男の部屋


友人たちが見て驚く「広いリビング」も、日常は子どもたちの「戦場」です。
でも、私はこの散らかった景色を、決して「悪いこと」だとは思っていません。
家具は、単なるインテリアではなく、家族の成長に合わせて変化していくもの。今の「完璧ではないリビング」こそが、私たちが地方で、そしてこの家で手に入れたかった「家族の物語」そのものだからです。

この家での決断が正解だったのか、今でも時折考えます。
でも、子どもたちがリビングを走り回り、時にはケンカし、ヨギボーで一緒にゴロゴロと眠る姿を見ていると、その答えはいつも「正解」です。

和室側から見たリビング。ヨギボーは大活躍


私たちがなぜこの家を選び、どんな想いで地方への移住を決めたのか。
そんな我が家の暮らしの原点については、こちらの記事に詳しく記しています。


家は単なる「箱」ですが、そこでどんな時間を過ごすかで、その価値は決まります。

これからも家具や配置を少しずつアップデートしながら、家族と一緒にこの家を育てていこうと思います。

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