見出し画像

数千円は払わないのに、数万円は払う。30代になって変わったお金の使いどころ

ライブの遠征には、交通費やホテル代まで含めると普通に数万円かかる。
でも最近は、会場でグッズを見ても何も買わずに帰ることがある。

数万円は払うのに、数千円は払わない。
自分でもたまに、
「この金銭感覚、どうなってるんだろう」

と思う。

でも、よく考えると昔より今の方が分かりやすい。
高いか安いかではなく、
「私はこれにお金を使いたい?」
で決めることが増えた。

ライブには行きたい。遠征もしたい。漫画も読みたい。観劇もしたいし、友達と飲みに行くのも好き。

一方で、好きな人のグッズだからといって全部欲しいわけではない。

30代になって財布の紐が固くなったというより、お金を使いたい場所が前よりはっきりしたのかもしれない。



1. 趣味にお金を使うことに、ちょっと罪悪感があった

昔は、趣味にまとまった金額を使うと、
「こんなことにお金を使っていいのかな」
と思うことがあった。

ライブに行く。遠征する。漫画を買う。観劇する。友達と飲みに行く。

全部、自分がやりたくてやっていることなのに、金額が大きくなると急に不安になる。
生活に必要なものならそこまで気にならないのに、趣味になると「別になくても生きていけるしな」と思ってしまう。

もちろん、実際なくても生きてはいける。

ライブに行かなくても生活できるし、漫画を読まなくても困らない。飲みに行かない週があっても何も問題はない。

でも、なくても生きていけるものが、生活を楽しくしてくれることもある。

最近は、そのほうもちゃんと考えるようになった。
「趣味だから我慢する」ではなく、私はこれに払いたいのか。

それだけで決めた方が、自分の中では納得しやすかった。


2. 数千円のグッズは見送るのに、遠征には数万円使う

一番分かりやすいのが、ライブとグッズ。
昔は現場に行くと、

「せっかくだし」
「記念だし」

で何かしら買っていた。

今は、欲しくなければ普通に買わない。

好きな人のグッズだからといって全部欲しいわけではないし、家に帰ってからどうするかを考えて、「今回はいいかな」となるものもある。

数千円でも、欲しくなければ払わない。

その一方で、本当に行きたいライブなら、チケット代だけじゃなく交通費やホテル代までかかっても行く。

「趣味に数万円はもったいないから」

という理由だけでやめることは減った。
行かなかったあとに、
「やっぱり行けばよかったな」
とずっと思いそうなら、私はそっちの方が嫌。

昔は「好きなら買う」と「好きなら行く」が、少しセットになっていた気がする。

今は、好きでも買わないものはあるし、好きだからこそお金をかけたいものもある。

金額だけ見るとちぐはぐだけど、自分の中ではむしろ前より整理された。


3. 「いらない」は分かる。でも「当たり」は行くまで分からない

物については、判断がかなり早くなった。

家に似たものがある。
たぶん使わない。
そこまで欲しくない。

なら、買わない。

一方で、最近ちょっと考え方が変わったのが、人や体験に使うお金

少し前、ほとんど話したことのない先輩3人に飲みに誘われた。
正直、そこまで気乗りはしていなかった。
知らない人ばかりだし、今回は断ってもいいかなと思っていた。
でも結局、行ってみた。

そしたら、たまたま全員同じアイドルが好きだった。
そこから急に話が弾んで、それまでほとんど話したことがなかったのに、その日をきっかけに仕事の相談までしやすくなった。

これは、行く前には分からなかった。
買っても使わないものは、ある程度買う前から想像できる。

でも、行ったことのない場所や、あまり話したことのない人との時間は、行ってみないと当たりかどうか分からない。

もちろん毎回こうなるわけではない。
普通に「今日は家にいればよかったな」で終わる日もある。

それでも最近は、分からないものにまで慎重になりすぎなくていいと思うようになった。

分かりきっているものは厳選する。分からないものには、たまに乗ってみる。

今はこのくらいがちょうどいい。


4. 節約より、「私はこれに使いたい?」で決める

以前は、
使わない=お金が残る=正解
みたいに考えることもあった。

もちろん、お金は残った方がいい。
全部使っていいとは思わないし、貯めておきたい分もある。
ただ、お金を残すことだけを優先して、やりたかったことまで全部やめるのも違う。

今は「こんなことに使っていいのかな」より、
「私はこれに使いたい?」
を先に考える。

行きたいライブには行く。
読みたい漫画や小説は買って読む。
面白そうなものは見に行く。
友達と飲みたい日は飲む。

少し迷う誘いでも、「行ってみたら何かあるかも」と思ったら乗ってみることもある。

逆に、目の前にあっても欲しくないものには払わない。
全部を我慢するでもなく、全部に課金するでもない。

自分が使いたいところを選ぶ。

30代になって趣味への罪悪感がなくなったというより、お金の使いどころを自分で決められるようになった、の方が近い気がする。


5. 財布の紐が固くなったわけではない

数万円かけて遠征する日もある。
会場で何も買わずに帰る日もある。
あまり気乗りしなかった飲み会に行って、思いがけず楽しい夜になることもある。

金額だけ見れば、あまり一貫性はない。

でも、自分の中では昔より分かりやすい。

数千円でも欲しくなければ払わない。数万円でも、本当に行きたければ払う。

昔よりお金を使わなくなったというより、使う場所を選ぶようになった。

何にでも使いたいわけじゃない。でも、自分が使いたいところにはちゃんと使いたい。

自分がどこには払って、どこには払わないのかを見ていると、何を大事にしているのかが意外と分かる。

たぶん、30代になって変わったのは財布の紐よりこっちだった。


「好きだから全部買う」をやめた話も書いています

今回書いた「数千円でも欲しくなければ払わない」が、一番よく出るのがライブグッズ。
昔はかなり買っていたけど、洗面所がマフラータオルだらけになってから、グッズ売り場で一度考えるようになった。その話はこちら。

いいなと思ったら応援しよう!