【差取り観察部#02】「まぁいっか」を手放した日。(全文無料)
こんにちは。ピアノ講師、メンタルコーチの One Heart です。
いつも読んでくれているみなさん、ありがとう☺️
はじめまして、の方も、ここに立ち寄ってくれてうれしいです🥺
「少しずつでも 漏れる水は 壺を満たす」
― 「法句経」より
✧✧✧
\ 差取り観察部、2回目のお届けです /
気づきのタネを、いっしょに観察していきませんか?🌿
毎週金曜日は、有料マガジン『ご自愛の哲学〜“差”取りのすすめ〜』として、思考や感情との距離のとり方、自分へのまなざしについて綴っています。
その中で月に一度だけ。
ほんの少しゆるめの“ライト便”としてお届けしているのが、
この「差取り観察部」です。
“差取り観察部”は、日常にふっと現れる違和感や、
なんとなく飲み込んでしまいそうな“ちいさなズレ”を
自分と向き合うヒントとして静かに観察するシリーズ。
「まあいっか」で済ませていた小さな選択が、
実は、自分への“やさしさ”に直結しているかもしれません。
今回は、旅先でのちょっとした買い物の場面から、
わたし自身が気づいたことをシェアしたいと思います。
✧✧✧
ホテルのショップで、ちょっとした買い物をしたときのこと。
冷たいドリンクと、お土産のお菓子の箱。
レジで「袋はどうされますか?」と聞かれたので、
わたしは「お願いします」と答えました。
袋は有料でしたので、1枚お願いしました。
店員さんはその1枚の袋に、ペットボトルとお菓子の箱をまとめて入れようとしました。
「あっ!」(心の中の声・・・)
その瞬間、ふとよぎったんです。
「あ、お菓子だけ手で持とうかな・・・」って。
冷たいドリンクの水滴が、紙の箱にしみてしまうかもしれないな、と。
でも結局、何も言えず・・・。
そのまま袋を受け取って、お店をあとにしました。
たったそれだけのこと。
だけど心の中には、小さなモヤモヤが残っていたんです。
あの場では、深く考える間もなく「まあ、いっか」と流してしまったけれど・・・。
お店を出て、歩きながらふと思ったんです。
やっぱり、言えばよかったな。
「お菓子だけ、手で持っていきます」って。
ペットボトルの水滴で、お菓子の箱が湿るのは、ほんの少しのことかもしれない。
でも、その“ほんの少し”が気になっていたのは、間違いなく自分の感覚だった。
それを無視して、そのままやり過ごしたことに、
あとからじわじわと違和感がやってきた。
「言ってもよかったのに」
「なんで言えなかったんだろう?」
たった一言のやり取りなのに、自分の中では意外と余韻があって。
それが、少しモヤモヤしていた理由なのかもしれません。
お店を出て歩いているあいだ、頭の中で自然と“歩きジャーナル”が始まっていました。
「なんでわたしは、あのとき一言が言えなかったんだろう?」
自分に問いかけてみると、すぐにいくつかの答えが出てきました。
「店員さんに気を遣わせたくなかった」
「忙しそうだったし・・・」
「クレームっぽくなったら嫌だった」
そう、どれも“相手を思って”のようでいて、本当は、その場の空気を乱さずにやりすごしたかった自分がいたんです。
もし、これが誰か大切な人の買い物だったら・・・。
「お菓子だけ別で持ったほうがいいかも」と、きっと声をかけていた。
でも、自分のこととなると、なぜか“まあいいか”で済ませてしまう。
実はこれ、わたしのよくあるパターンだな、と思いました。
そして以前のわたしだったら、
もしかすると「気が利かないなあ、店員さん」と感じて終わっていたかもしれません。
でも今は、はっきり言えます。
店員さんは悪くない。
たぶん袋が有料だからこそ、1枚でうまく収めようとしてくれたんだと思います。
問題だったのは、“わたしの感覚を、わたし自身が拾いきれなかったこと”。
それに気づいたとき、ほんの少し心がスーッとほどけました。
あのときのわたしは、ちゃんと感じていた。
「このまま一緒の袋に入れたら、お菓子の箱が濡れるかもしれない」って。
感覚は、そこにちゃんとあった。
でも・・・
実際にした行動は、それと“ちょっとだけズレていた”。
「まあいっか」
「大したことじゃないし」 そんなふうに、気づいた感覚をサッと横に置いて、自分より“場の空気”や“相手の都合”を優先した。
この“感じたこと”と“実際の行動”の間にできたズレ・・・。
それが、わたしにとっての“差”でした。
そしてこの“差”は、誰のせいでもなく、
ただ、わたしの中で静かに生まれたもの。
相手を責めても、意味がない。
だからこそ、“自分が何を感じていたか”を丁寧に拾うことで、
もう二度と同じ後悔を繰り返さなくてもよくなる。
これは、わたしにとっての「差取り」なんだと思います。
ちいさなズレに、やさしく気づく練習。
それだけで、心がほんの少し自由になっていきます。
このできごとをきっかけに、わたしはひとつ決めました。
「細かいことだから、まあいいか」
そう思いそうになったときほど、
その“細かさ”の中にある自分の感覚を、大切にしてあげようと。
その後の旅のなかでも、似たような場面がいくつかありました。
ホテルのチェックアウトのとき、楽天ポイントが貯まることを知っていたのに、フロントの方からは特に案内がありませんでした。
以前のわたしなら、「ポイントつきますか?」と言うのはケチくさいかも・・・と思って、
きっと何も言わなかったと思います。
でも今回は、思い切って口にしてみたんです。
「あ、楽天ポイントつきますか?」って。
それだけのことで、心の中がすーっと軽くなるのを感じました。
また、帰りのサービスエリアでアイスコーヒーを買ったときも、
「氷、少なめにできますか?」と自然に口にできた自分がいました。(スタバなら言えるけどここは違ったのでね)
ほんのささいなこと。
でもその小さな「言えた」という体験が、
「わたしはちゃんと、自分の感覚を大事にしている」という確かな感覚につながっていく。
ほんの小さな“ズレ”をそのままにしないこと。
「まあいっか」と飲み込まずに、自分の中の“ほんとは”に気づいてあげること。
それは、いつも完璧にできることではないけれど・・・
できた日は「よし!」と自分をほめてあげたくなる。
それがきっと、わたしにとっての“ご自愛”なんだと思います。
我慢グセがついていると、こうしたことはつい「まあいいや」で流してしまいがちです。
「そんなこと、べつに言うほどじゃない」「気にしすぎかも」って。
でもわたしは、肌感覚で知っています。
こうした小さな“ズレ”を見過ごし続けることが、
やがて大きな“生きづらさ”になってしまうことを。
だからこそ、できるだけ逃さないようにしたい。
「自分は、ほんとうはどう感じていたか?」に、やさしく気づいてあげること。
それが、今のわたしにできる、“差取り”の実践です。
あなたは最近、「ほんとはこうしたかったけど、まあいいか」と流してしまったこと、ありましたか?
この週末は、その“ほんとは”の声に、ちょっとだけ耳をすませてみてくださいね。
今回は「差取り観察部」として、
日常の中にふと立ちのぼる“ちいさなズレ”をテーマにお届けしました。
✧˙⁎⋆こうした気づきを丁寧に深めながら、
「ご自愛」や「心の整え方」について書いているのが、
有料マガジン『ご自愛の哲学〜“差”取りのすすめ〜』です。
モヤモヤ、しんどさ、生きづらさの奥にある“ちいさな差”を、
誰のせいにもせず、自分の心をやさしく見つめ直す視点でまとめてきました。
10年前の、迷っていたわたし自身に届けたかった内容ばかりです。
気になるテーマがあれば、そこからのぞいてもらえたらうれしいです。
差取りマガジンはこちら👇
✧˙⁎⋆そもそも「差取り」ってな〜に?、と思っている方へ。
“差取りマガジン”の歩き方
どこから読めばいいか迷ったときは、まずはこちらの記事へ。
8つのテーマ別に「差取りマガジン」の全体像をご紹介しています。
はじめての方も、読み返したい方も、きっと“今のあなた”にフィットする気づきが見つかるはずです☺️
今日も愛あふれる一日をお過ごしくださいませ。
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ご自愛の哲学 〜“差”取りのすすめ〜 このマガジンは、「責めない・比べない・争わない」という“差取り”の視点を通して、 日々の中にある「ほ…
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