和菓子屋さんの葛バーとおばあちゃん。
次男が生まれてすぐ、卵と小麦のアレルギーになりました。
なので、母乳期間中はパンや洋菓子などを避けて、和菓子を食べることに。
その流れで、次男のおやつも和菓子が中心でした。
いつの間にか、どちらのアレルギーもすっかり過去の話になり、4歳くらいからは問題なく食べられるようになりましたが、今でも次男は洋菓子より和菓子派です。
そんなわけで、ケーキ屋さんに行くよりも和菓子屋さんに行くことのほうが多い我が家。
出かけた先に和菓子屋さんがあれば、とりあえず寄ってみます。
この時期の楽しみは「わらび餅」。
わらび餅目当てでお店に入ります。
そんな我が家が、数年前に出会ったのが「葛バー」です。
きっかけは、SUP仲間のMさんと淡路島へ行った時のこと。
Mさんが以前、地元の人に教えてもらったという和菓子屋さんに連れて行ってくれました。
1861年(文久元年)創業の老舗。
なんと店主は6代目だそうです。
そして、このお店の「葛バー」が美味しいという。
葛バーってなに?
なんだかよくわからない。
まあ、和菓子大好きなので、新しい和菓子屋さんに出会えるのは、この上ない喜びです。
Mさんに連れて行ってもらった和菓子屋さんで、私は葛バーと初めての出会いを果たしました。
アイスクリームが入っている冷凍庫の中で冷やされている、アイスキャンデーのような形をしたもの。
それが葛バー。
葛を使って作られているらしい。
葛餅に使う、あの葛です。
お店で食べてもいいとのことだったので、私とMさんはお店の椅子に座って、1本その場でいただくことにしました。
味もいろいろあります。
もも、みかん、ソーダ、抹茶、いちご……など。
私はみかんにしてみました。
食べてみると、いわゆるアイスキャンデーほどシャクシャクした感じはありません。
でも、冷たくて美味しい。
これはいい。
私は他の味も試してみたくなり、数本買って帰ることにしました。
そういえば、私が子どもの頃はクーラーをつける習慣がほとんどなく、扇風機が主流でした。
暑い中、扇風機の風を受けながら過ごす日々。
棒付きアイスクリームやアイスキャンデーを食べていると、暑いからなのか、風のせいなのか、食べている途中でボトボトに溶けてきて、手がベトベトになったりしました。
その点、葛バーは問題なし。
ドロドロに溶けたりしません。
ゆっくりダラダラ食べられます(笑)。
葛バーとわらび餅は、同じ時期にお店で販売が始まります。
Mさんと初めて訪れて以来、Mさんともですが、夫とも淡路島に行った時には必ずこのお店に行くようになりました。
9月のお彼岸あたりで葛バーの販売が終わるので、その頃になると、買いだめをするために明石海峡大橋を渡ります。
実は、私が知らなかっただけで、葛バーって他の和菓子屋さんでも作っているようです。
先日、友人に「葛バーが美味しい」という話をしたのですが、その友人には不評でした。
どこのお店の葛バーを食べたのかは知りません。
でも、初めて食べたお店の味で、その食べ物の印象って決まってしまうのかもしれません。
私が食べた葛バーが、当たりだったみたいです。
ちなみに、このお店のわらび餅も絶品なんです。
和三盆入りで色味が金色っぽいプルンプルンした食感です。
実はこのお店。
お味ももちろんですが、何度もリピートしたくなる理由が、別にあるんです。
それはお店のおばあちゃん。
とても優しいの。
おばあちゃんは先代か、そのまた先代の奥さんなのかな?
この前は、ひ孫さんとお店の前にいらっしゃいました。
毎回、優しく出迎えてくれて、飴ちゃんをくれるんです。
兵庫県の田舎から淡路島に行く私なのに田舎に帰ってきたような気分にさせてくれるんですよね……。
和菓子を買って、ちょっとおしゃべりして、飴ちゃんをもらって。
なんだか、ほっとする。
葛バーもわらび餅も買いたい。
でも、それだけじゃなくて。
「ああ、おばあちゃんに会いたいな……」
って、ふと思うんです。
今年も葛バーの販売が終わってしまう前に、もう一度行きたい。
来月、行けるかな…。
