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荒技ショートショート_ タスク

目覚めると、直ぐに時計を見る。

毎日早朝に起きている。冬は、空は真っ暗である。

今年は、明日が冬至だ。昼の時間が一番短い時間。そして翌日から少しずつ長くなってくる。

ただ。

日の出の時間は、まだ1月の中旬まで遅くなっていき。そのかわり日の入りの時間が遅くなっていく。

こういうことは、なかなかみんな、知らない。

恐らく自然と触れあう時間が少なすぎるのだ。私とて、そうだ。


そんな超早朝。空を眺めて、この歳になって初めて発見したことがる。

それは、超早朝でも、月が出ていると富士山の稜線が薄らと見えるということである。


毎日、人それぞれのタスクがある。

そのタスクの合間に、空を眺める余裕を、ここ数年で持っていきたいと思うのである。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「目覚めると」から始まる文章を自由に書いてみませんか?ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。初めての人も大歓迎!いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【キャトルイルミネーション】で。裏のお題が【着てるインフォメーション】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今週のお題は、「冬の部屋でほっと一息」というお題にそった内容で創作してください、ということで。

また、裏お題は、「マフラーの少女」です。今回は作品数の制限はもうけません。たくさんのご応募をお待ちしております😃。と、いうことで。


今回は、これらを文中に入れることにしよう。そして今年最後の青ブラ文学部のお題ということで。来週もこの裏表二つのお題で書くことにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、fuffさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・目覚めると」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。



カフカの「変身」の逆バージョンですかね。この作品の状況は。

それはそれで、弾かれてしまいますね。確かに。

目覚めるということは、まだ生きているという証で。ただ、一日のタスクの中で、一番面倒くさくて後回しにしたいタスクでもあり。

それでも人は、目覚め、行動し、そしてまた夜、眠りにつく。

願わくば次に目が覚めるときには、希望に満ちた楽園であればと思いつつ。

つくづく、自分という人間は強欲だと思い知らされます。

2025/12/21 シロクマ感想文

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部の、裏表のお題。5ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で6重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は6重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。もう、2年をとうとう超えて3年目6ヶ月に突入する。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技の腕、何時までも上がらないなぁって、ええ、まあ……


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ タスク」約410字を、どうぞ。


目覚めると、スマートウオッチに本部からの指令がポップアップされた。

涼は即座にE(注)を発動し、北海道の、とある酪農場へと臨場した。




飼育牛全頭の耳の識別タグが、早朝、一瞬で抜き取られており状態モニターもことごとく沈黙をしていて。

オーナーが慌てて牛舎に駆けつけると、謎のマフラーの少女が1頭1頭に話しかけながら巡回しているという。





涼は距離を取りながら観察した。





彼女は黒づくめの作業着を着ていて。胸にはこう、刺繍されている。



“仕事きっちりラボ”







彼女の所作には無駄がなくテキパキとしていて。何より愛情が溢れている。どこにも怪しい面や悪意は無い。だが何かしらの、超エキスパートだ。




涼は姿を見せ、彼女に近づいた。




すると事務所からオーナーが息を切らして走ってきた。


「申し訳ない!その人、新しい獣医さんだ!」







事務所で、オーナー特製の温かなスープが出てきた。



皆のタスクは全てごく僅かな時間で終了し。



3人は束の間、冬の部屋でホッと一息をついた。


(注) E(イー)— 「空間・時空・瞬間移動装置」のこと。泉の父が設計開発し、財前がツールとして最終形に仕立てた。Eは正式名称ではなく、開発者の頭文字から取られたコード名である。

《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、水曜日の「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章に入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題の言葉を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【キャトルイルミネーション】→牛の耳につけてある識別・状態モニタータグを無血で手際良く瞬時に抜き取るなんて。これは、“キャトルイルミネーション”と勘違いしてもおかしくないです。


②裏のお題【着てるインフォメーション】|д゚)チラッ→ 着ている作業着に“仕事きっちり”なんて刺繍している獣医さんがいたら、尊敬してしまいます。



ちなみに今回のカバー画像は、「スープ」で検索して選びました。専業主婦さんのイラスト。きっと美味しい温かいスープなんだろうと思います。




それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。



そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。


「荒技なんかにエネルギー注入せずに、マッサー(注1)、頼むね!」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

荒技、やはり高い壁だ……また来週、挑もう




(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。



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