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母が認知症になりました② 診断のあと

診断を受けたあと、
母は多くを語らなかった。

ただ、
少しだけ、
バツの悪そうな顔をしていた。

その表情が、
今も印象に残っている。

驚いているようにも見えたし、
どこか納得していないようにも見えた。

けれど、
それについて、
深く話すことはなかった。

母の中で、
どう受け止めていたのかは、
最後までわからなかった。

ただ、
そのときの空気だけが、
静かに残っている。

診断されたという事実と、
その場にいた母の表情。

それが、
あの日の記憶だった。

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