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要約【鏡の法則】なぜ嫌な現実ばかり起きるのか?|人生は「心」を映す鏡だった

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3分で、鏡の法則がわかる~


「なぜ私ばかり、嫌なことが起きるんだろう?」

人生では、そう思ってしまう時がありますよね。

例えば・・

「なぜか、いつも人間関係で苦労する」

「職場を変えても、また嫌な人が現れる」

「恋人を変えても、同じような恋愛を繰り返す」

「頑張っているのに、なぜか人生がうまくいかない」

こんな時、普通は・・

「運が悪かった」

「相手が悪かった」

「環境が悪かった」

そう考えますよね。

もちろん、本当に相手が悪い場合もあります。

環境を変えた方がいい場合もあります。

しかし、もし・・

場所も変わった。

相手も変わった。

状況も変わった。

それなのに、なぜか同じような問題を繰り返しているとしたら?

もしかすると、原因は「外側」だけではないのかもしれません。

100万部を突破した野口嘉則さんのベストセラー『鏡の法則』では、こんな考え方が紹介されています。

人生の現実は、自分の心を映し出す鏡である

え?どういうこと?

今回は『鏡の法則』をもとに・・

なぜ、人生では同じような嫌な現実が繰り返されるのか?

その正体について見ていきたいと思います。

こんにちは。名無き仙人です。


1.100万部ベストセラー『鏡の法則』とは?要約

『鏡の法則』は、野口嘉則さんによって書かれたベストセラーです。

2006年に出版され、100万部を突破。

その後、内容を大幅に加筆した『完全版 鏡の法則』も出版されています。

この本の面白いところは、難しい理論を延々と説明する本ではないこと。

一人の母親を主人公にした物語を通して「人生は、自分の心を映す鏡である」という考え方を伝えています。

主人公は、栄子という女性です。

栄子には、小学生の息子がいました。

ところが、その息子が学校で仲間外れにされている。

母親としては、当然心配ですよね。

「なんで、うちの子が?」

「息子をいじめる子供たちが許せない」

「どうすれば息子を助けられるんだろう?」

栄子は悩み続けます。

普通なら、「どうすれば、いじめをやめさせられるか?」を考えますよね。

ところが、相談したコンサルタントの矢口は、まったく違う方向から栄子に問いかけます。

それは「あなた自身は、誰かを責め続けていませんか?」という問いでした。

2.息子の問題から浮かび上がった「父親との関係」

「え?」

息子が学校で仲間外れにされていることと、自分が誰かを責めていることに、何の関係があるの?

普通はそう思いますよね。

しかし、矢口との会話を続けていく中で、栄子の中にある一つの問題が浮かび上がってきます。

それが、父親との関係でした。

栄子は長年、自分の父親を許せずにいました。

「お父さんは、私の気持ちをわかってくれなかった」

「私は傷つけられた」

「私は大切にされなかった」

そんな怒りや悲しみを、ずっと心の中に抱えていたんです。

そこで栄子は、自分の中に残っていた父親への感情と向き合っていきます。

すると、怒りのさらに奥に、

「本当は、お父さんに愛されたかった」

「本当は、わかってほしかった」

「本当は、大切にしてほしかった」

そんな自分の本音があることに気づいていきます。

そして最終的には、父親との関係を見直し、和解していく。

すると物語では、その後・・

息子を苦しめていた人間関係にも変化が起きていきます。

ここで登場するのが、本書のタイトルにもなっている、

「鏡の法則」です。

3.人生は「心」を映す鏡?

『鏡の法則』では、人生で起きている現実は、自分の心を映し出す鏡のようなものと考えます。

例えば、「誰からも認めてもらえない」と感じている人がいるとします。

普通なら、「周りの人が私を評価してくれない」と考えますよね。

でも、そこで一度、自分の内側を見てみる。

「そもそも私は、自分自身を認めているだろうか?」

あるいは、「周りの人が私を大切にしてくれない」と感じているなら・・

「私は、自分自身を大切にしているだろうか?」と問いかけてみる。

つまり・・

外側の現実を変えようとする前に、その現実に反応している自分の心を見てみる。

これが『鏡の法則』の基本的な考え方です。

しかし、ここで疑問が出てきますよね。

「いやいや、ちょっと待って」

「自分の心を変えただけで、他人まで変わるわけ?」

確かにそうです。

では「鏡の法則」は、本当に科学的に存在する法則なのでしょうか?

4.「鏡の法則」は科学的に本当なのか?

ここは、一度冷静に考えてみたいところです。

例えば、母親が父親への怒りを手放した。

すると・・

離れた学校にいる息子をいじめていた子供たちまで変化した。

もし、「母親の心が変わったことによって、直接、学校にいる子供たちの心まで変化した」

そう考えるのであれば、その因果関係が科学的に証明されているわけではありません。

だから・・

「嫌なことが起きるのは、あなたの心が悪いから」

「いじめられるのは、あなたの心がそれを引き寄せているから」

そんなふうに考える必要はありません。

それでは、被害を受けている人まで責めることになってしまいます。

しかし・・

ここで『鏡の法則』を、心理学的な視点から見直してみると、非常に面白いことが見えてきます。

5.心理学から見る「鏡の法則」

例えば、心の奥底に、「私は人から嫌われる」という思い込みを持っている人がいるとします。

本人は、その思い込みに気づいていません。

でも無意識では、「また嫌われるかもしれない」と警戒している。

すると、人と接する時に、少しよそよそしくなる。

本音を見せなくなる。

相手の些細な表情にも敏感になる。

「今の言い方、私のこと嫌いなのかな?」

「返信が遅い。嫌われた?」

そうやって相手を警戒する。

すると相手も、「なんか、この人、距離があるな」と感じて距離を取る。

そして最後には、「ほら、やっぱり私は嫌われる」となる。

つまり、上図のとおり、思い込みにより現実の見え方が歪むため・・

思い込み

物事の見え方が変わる

感情が変わる

行動が変わる

相手の反応が変わる

現実が変わる

「やっぱり私の思い込みは正しかった」と確信する

このループが起きるわけです。

心理学では、こうした現象を「自己成就予言」などの概念から説明することもできます。

つまり、「心がテレパシーのように外の世界を変える」と考えなくても・・

心の中にある思い込みが、認知や行動を通して現実に影響を与えることはあるわけですね。

そう考えると、「人生は心を映す鏡」という言葉が、少し違って見えてきませんか?

6.なぜ、いつも「同じような人生」になるのか?

ここで、自分の人生を振り返ってみてください。

例えば・・

「なぜか、いつも支配的な恋人と付き合ってしまう」

「職場が変わっても、いつも我慢する役になる」

「なぜか人から頼み事をされやすい」

「嫌なのに断れない」

「いつも最後には『私ばかり損している』と感じる」

こんなふうに、登場人物は違うのに、ストーリーが似ていることってありませんか?

恋人Aと別れた。

次は違う人を選んだ。

でも、数年後には同じようなことで悩んでいる。

会社Aを辞めた。

会社Bに転職した。

でも、また似たような人間関係になっている。

もちろん、単なる偶然の場合もあります。

しかし、もし何度も何度も同じパターンが繰り返されているなら・・

そこには、自分でも気づいていない「心のパターン」が隠れている可能性があります。

7.その「心のパターン」は、いつ作られたのか?

では、その思い込みは、いつ作られたのでしょうか?

多くの場合、私たちは子供の頃から、さまざまな経験をします。

例えば・・

親にあまり認めてもらえなかった。

すると、「私は価値がない」という思い込みを持つことがある。

いい子にしている時だけ褒められた。

すると、「人を喜ばせなければ、私は愛されない」という思い込みを持つことがある。

失敗すると強く怒られた。

すると、「失敗してはいけない」という思い込みを持つことがある。

弱音を吐くと、「そんなことで泣くな」と言われ続けた。

すると、「弱い自分を見せてはいけない」という思い込みを持つことがある。

子供にとって、親や家庭は「世界そのもの」です。

だから、その小さな世界で経験したことをもとに、

「人生とはこういうもの」

「人間とはこういうもの」

「私はこういう人間だ」

という、自分なりの人生のルールを作っていきます。

いわば、人生脚本です。

そして問題なのは・・

子供の頃に作った脚本なのに、大人になってからも、その脚本通りに生き続けてしまうことがあることです。

8.嫌な人ほど、自分の「思い込み」を教えてくれる

ここで『鏡の法則』の考え方が役立ちます。

例えば、マウントを取ってくる人がいたとします。

「本当、この人ムカつく!」

当然ですよね。

マウントしてくる相手に問題がある場合もあります。

だから、「私の心が悪いんだ」と自分を責める必要はありません。

ただし、ここで、心理学『メタ認知』にて、一歩だけ引いて・・

なぜ私は、これほど反応しているんだろう?」と自分を観察してみる。

すると・・

「人より下になってはいけない」

「バカにされてはいけない」

「人から評価されなければ価値がない」

そういう思い込みが、自分の中に隠れていることがあります。

もちろん、だからといって相手のマウントが正当化されるわけではありません。

でも、相手は変えられなくても、自分の反応を見ることはできる。

つまり、嫌な人を、**「自分の心の設定を映してくれる鏡」**として使うことはできるわけです。

これが、個人的には『鏡の法則』の非常に実用的な使い方だと思います。

9.「許す」と「我慢する」は違う

『鏡の法則』では、「許し」も大きなテーマになっています。

ただし、ここで注意したいことがあります。

許すことと、我慢することは違います。

例えば、暴言を吐いてくる人がいる。

あなたを雑に扱う人がいる。

支配してくる親がいる。

そんな時に・・

「鏡の法則だから、私が変わらなきゃ」

「私の心が悪いから、この人がこんな態度を取るんだ」

そう考えて、我慢する必要はありません。

嫌なら離れていい。

「NO」と言っていい。

親とも距離を取っていい。

『完全版 鏡の法則』では、親との「境界線」についても扱われています。

つまり、物理的には、境界線を引く。

そして、心理的には、相手への執着を手放していく。

この2つは別なんですね。

相手を許すというのは、「相手が正しかったことにする」ことではありません。

「あの人がしたことは全部よかった」と思い込むことでもない。

むしろ、「これ以上、過去のあの人に、自分の現在の人生まで支配させない」

そのために手放していく。

そんな「許し」もあるわけです。

10.「鏡の法則」を人生で使う3つの質問

では、実際に嫌なことが起きた時、どうすればいいのでしょうか?

私は、次の3つの質問を使うとわかりやすいと思います。

①私は今、何に一番反応している?

まず、出来事そのものではなく、

自分の反応を観察します。

例えば、「上司から評価されなかった」という出来事があった。

その時、

怒っている?

悲しい?

恥ずかしい?

不安?

まずは自分の感情を見る。

②なぜ、それほど嫌なのだろう?

例えば、「評価されなくて悲しい」では、

なぜ悲しい?

「認めてもらえなかったから」

では、なぜ認めてもらえないことが、それほど苦しい?

ここを掘っていきます。

③その奥に、どんな「思い込み」がある?

すると、「人から認められない私は価値がない」という思い込みが出てくるかもしれません。

ここまで気づけば・・

問題は、上司だけではなくなります。

上司が変わっても、会社が変わっても、「人から認められなければ、私は価値がない」

そういう人生脚本を持っている限り、似たような苦しみを繰り返す可能性があります。

だからこそ、思い込みに「気づく」ことが重要なんですね。

11.人生を変えるとは「鏡の中」を変えることではない

想像してみてください。

朝、鏡を見たら、髪型がぐちゃぐちゃだった。

そんな時、鏡に映っている自分の髪を、一生懸命直そうとはしませんよね。

直すのは、鏡の中ではなく、自分の髪です。

すると、鏡の中の自分も変わる。

『鏡の法則』が伝えようとしていることも、これに近いのかもしれません。

人生がうまくいかない時、私たちは外側を変えようとします。

「あの人さえ変わってくれれば」

「会社さえ変われば」

「もっとお金があれば」

「もっと評価されれば」

「もっと愛されれば」

もちろん、外側を変えることが必要な時もあります。

環境を変えた方がいい時もあります。

でも・・

環境を変えても、相手を変えても、なぜか同じ苦しみを繰り返しているなら。

そんな時は、一度だけ、「私は、どんな世界を心の中で作っているんだろう?」

そう、自分の内側を見てみてもいいのかもしれません。

まとめ|人生は「心」を映す鏡だった

『鏡の法則』は、「心で願えば、宇宙が魔法のように現実を変えてくれる」という話としてだけ読む必要はないと思います。

もっと現実的に、「目の前の現実を、自分の心を知るための鏡として使う」と考えることもできます。

嫌な現実が起きる。

自分が反応する。

「なぜ私は、これほど反応するんだろう?」と観察する。

自分の中にある思い込みに気づく。

子供の頃から持っていた人生脚本に気づく。

「これは絶対的な現実ではなく、私の思い込みかもしれない」と気づく。

新しい生き方を選び直す。

大切なのは、「嫌な現実が起きたのは、私が悪いからだ」と自分を責めることではありません。

むしろ逆です。

今まで・・

「これが現実だ」

「人生とはこういうものだ」

「私はこういう人間だ」

そう信じ込んできたものを、メタ認知で、一歩引いて見てみる。

すると、「あれ?これって、ただの思い込みだったのかもしれない」と気づく瞬間があります。

その瞬間から、今まで無意識に繰り返していた人生のパターンから、少しずつ自由になっていく。

だから、嫌な人や嫌な出来事が現れた時。

もちろん、逃げてもいい。

距離を取ってもいい。

環境を変えてもいい。

でも、少し余裕があるなら、

こう問いかけてみてください。

「この現実は、私の心の何を映しているんだろう?」

もしかすると、目の前の嫌な現実は・・

あなたを苦しめるだけの敵ではなく、自分でも気づいていなかった「心の設定」を教えてくれる鏡なのかもしれません。

なお、私自身が、人生脚本を書き換えて、人生を変えた実話について、以下の記事が詳しいです。

また、【自分を客観視する方法】メタ認知については、以下の記事が詳しく・・

関連記事として、以下の記事もおすすめです。

さて、この記事は、名無き仙人(ななきせんにん)のnoteの記事でした。

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