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要約【原因と結果の法則】なぜ人生は考えた通りになるのか?ジェームズ・アレンの教え

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3分で、原因と結果の法則がわかる~


「なぜか、人間関係でいつも同じような失敗をする」

「環境を変えても、また同じことで悩んでしまう」

「頑張っているのに、なぜか人生がうまくいかない」

こんなふうに感じたことはありませんか?

実は、人生がうまくいかない時。

私たちは「結果」ばかりを変えようとします。

「職場が悪いから転職しよう」

「人間関係が悪いから、付き合う人を変えよう」

「お金がないから、もっと稼ごう」

もちろん、それも大切です。

でも、環境を変えたのに、なぜか数年後、また似たようなことで悩んでいる。

そんなこともありますよね。

もしかすると、それは・・

人生で起きている「結果」ばかりを変えようとして、「原因」が変わっていないからかもしれません。

100年以上前。

この「人生における原因と結果」について考え続けた人物がいました。

イギリスの思想家、ジェームズ・アレンです。

彼が残した世界的名著が、『原因と結果の法則(As a Man Thinketh)』です。

アレンが、この本で伝えたこと。

それを一言で表すなら、人間は、自分が考えている通りの人間になっていくということです。

今回は『原因と結果の法則』の内容をもとに・・

「なぜ人生は思考した通りになっていくのか?」

その仕組みを、現代的な視点も交えながら、わかりやすく見ていきましょう。

こんにちは。名無き仙人です。


1.ジェームズ・アレン『原因と結果の法則』とは?要約

『原因と結果の法則』は、イギリスの思想家ジェームズ・アレンによって書かれた本です。

英語の原題は、『As a Man Thinketh』

1900年代初頭に出版された非常に古い本ですが、現在まで世界中で読み継がれています。

なぜ、100年以上前の本が、今でも読まれているのか?

それは、この本が扱っているテーマが、「人間の思考と人生の関係」という、時代が変わっても変わらないテーマだからです。

アレンは、人間の人生には「原因」と「結果」があると考えました。

そして、その最も上流にある原因こそ、「思考」だと考えたんです。

2.人生には「原因」と「結果」がある

例えば、植物を想像してみてください。

土の中に種を蒔く。

すると芽が出る。

やがて花が咲き、最後には実がなる。

突然、何もないところから実だけが現れるわけではありませんよね。

必ず、その前に「種」があります。

アレンは、人間の人生も同じだと考えました。

つまり、思考=種です。

思考が人格を作る。

人格が行動を作る。

行動が習慣を作る。

習慣が選択を作る。

そして、その積み重ねとして、人生という「結果」が作られていく。

整理すると、

思考

人格

行動

習慣

選択

人生の結果

というわけです。

ところが、私たちは人生がうまくいかなくなると、一番下にある「結果」ばかりを変えようとします。

「お金がない」

だから、もっと稼ごう。

「人間関係がうまくいかない」

だから、付き合う人を変えよう。

「仕事がつらい」

だから、転職しよう。

もちろん、環境を変えることが必要な場合もあります。

逃げた方がいい環境だってあります。

ただし・・

自分の中にある「原因」が変わっていなければ、場所を変えても、また似たような結果を繰り返すことがあります。

だからアレンは、「結果を変えたいなら、その結果を生み出している原因を見なさい」と考えたわけです。

3.心は「庭」と同じ

『原因と結果の法則』の中で、アレンは人間の心を「庭」にたとえています。

庭というのは、不思議ですよね。

何も植えなければ、何も生えないわけではありません。

放置すれば、雑草が勝手に生えてきます。

人間の心も同じです。

何も考えないようにしていても、思考は勝手に浮かんできます。

しかも、ネガティブな思考を中心に。

「私には無理だ」

「どうせ失敗する」

「人生は苦しい」

「世の中は厳しい」

「人は信用できない」

「私は嫌われやすい」

こうした思考が浮かんでくること自体は、珍しいことではありません。

問題は、その思考を何年も何十年も育て続けた時です。

最初は単なる思考だったものが・・

「人生とは、そういうものだ」

「自分とは、こういう人間だ」

そのような信念になっていく。

そして、その信念を前提として、人は無意識に行動するようになります。

だから大切なのは、「ネガティブなことを絶対に考えてはいけない」ということではありません。

庭師が庭を手入れするように、

「自分の心の中で、今、何が育っているのか?」

それに気づくことです。

言い換えると、自分の自動的な思考に、気づくこと。

あなたは普段、「自分が何を考えているか?」に、自覚が伴っていますか?

4.人は「望んだもの」ではなく「自分自身」に対応した結果を得る

ここは、『原因と結果の法則』の中でも特に重要なところです。

例えば、「お金持ちになりたい」と強く願ったとします。

でも同時に、

「失敗するのが怖い」

「挑戦したくない」

「面倒なことはしたくない」

「どうせ私には無理だ」

と思い続けている。

これでは、願望と、その結果を作る原因が一致していません。

まあ、これって、意識無意識矛盾と言われているものですよね。

他にも、「素敵な人間関係が欲しい」と思いながら、「人は信用できない」と思っている。

「幸せになりたい」と思いながら、「人生とは我慢するものだ」と思っている。

「自由になりたい」と思いながら、「普通に生きなければならない」と思っている。

私たちの人生を動かしているのは、「こうなったらいいな」という表面的な願望だけではありません。

むしろ、普段、無意識に何を信じているか?

こちらの影響の方が大きいことがあります。

だからアレンの思想は、「願えば叶う」という単純な話ではありません。

むしろ、「欲しい結果があるなら、その結果を生み出す原因を自分の中に作りなさい」という、かなり厳しい教えなんです。

言い換えると、意識と無意識の矛盾がなくなるように、無意識(潜在意識)を書き換える必要がある!というわけです。

5.では、本当に「思考が現実を作る」のか?

ここまで読むと、「でも、考えただけで現実が変わるなんて、おかしくない?」と思う人もいるかもしれません。

この疑問は、とても大切です。

例えば、「私は人から嫌われる」と思い込んでいる人がいたとします。

すると、人と接する時に警戒します。

「嫌われるかもしれない」と思うので、表情も硬くなる。

自分から話しかけなくなる。

相手の何気ない一言にも、「やっぱり嫌われている」と敏感に反応する。

すると相手から見れば、「なんだか話しかけづらい人だな」となり、本当に距離を取られることがあります。

すると本人は、「ほら。やっぱり私は嫌われる」と思う。

こうして最初の思い込みが、さらに強化されていきます。

つまり、

「私は嫌われる」という思考

人を警戒する

表情や態度が変わる

相手も距離を取る

本当に人間関係がうまくいかなくなる

「やっぱり私は嫌われる」と確信する

という循環です。

これなら、「思考が現実を作る」という言葉も、かなり現実的に理解できますよね。

思考が魔法の力で宇宙を動かしたわけではありません。

思考が認知を変え、認知が感情を変え、感情が行動を変え、その行動が周囲から返ってくる反応を変えた。

その積み重ねによって、結果として「現実」が変わっているわけです。

6.ただし「人生で起きることは全部、自分の思考のせい」ではない

ここで一つ、非常に大切なことがあります。

『原因と結果の法則』には、「外側の環境は、内側の心を映している」という、かなり強い思想があります。

ただし、これをそのまま、「人生で起きる出来事は、すべて本人の思考が原因である」と解釈するのは危険です。

例えば、事故。災害。病気。生まれた家庭環境。景気。犯罪。そして、他人の意思。

世の中には、自分の思考だけではコントロールできないことが大量にあります。

例えば、誰かからいじめられた人に対して・・

「あなたの心が悪かったから、いじめられたんですよ」

そう言うのは、おかしいですよね。

相手には相手の意思があります。

だから、「起きる出来事のすべてを思考が作っている」ことと・・

「自分の思考が人生に大きな影響を与えている」ことは、分けて考える必要があります。

私は後者として『原因と結果の法則』を読むと、とても実用的な本になると思います。

7.人生を変えるなら「結果」ではなく「原因」を見る

では、実際に人生を変えていくには、どうすればいいのでしょうか?

ここで、いきなり、「今日からポジティブ思考になろう!」とする必要はありません。

むしろ最初にやることは、とてもシンプルです。

私は普段、何を考えているんだろう?」と、自分の思考に気づくことです。

例えば・・

「お金は苦労して稼ぐもの」

「楽をしてはいけない」

「私は嫌われやすい」

「人生はつらいもの」

「失敗してはいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「普通に生きなければならない」

「幸せになるのは難しい」

こうした考えを、自分では「思考」だと思っていない場合があります。

本人にとっては、「当たり前の現実」になっているからです。

しかし、一度立ち止まってみる。

「本当にそうなのかな?」

「私は、いつからそう思うようになったんだろう?」

「これは事実なのか?」

「それとも、私がそう信じているだけなのか?」

そう問い直す。

すると、「現実そのもの」だと思っていたものが、「自分の頭の中にある解釈」・・

思い込みだったことに気づく場合があります。

そう、その意味では、人生を作り出している本当の原因って、思考であり、思い込みでも、あるんですよね。

8.ここで必要になるのが「メタ認知」

そして、ここからが重要です。

自分の思考を変えるためには、まず、「思考=自分」という状態から、一歩離れる必要があります。

例えば、「私はダメだ」という思考が浮かんだ時。

普通は、「私はダメなんだ」と、そのまま信じます。

しかし、一歩引いてみる。

すると、「あ。今、私の頭の中に『私はダメだ』という思考が浮かんでいるな」と見ることができます。

この、「自分の思考を、一歩引いて観察する力」をメタ認知と言います。

すると、「私はダメだ」が絶対的な現実ではなくなります。

単なる、「今、脳内に浮かんでいる一つの思考」になります。

そうすると初めて・・

「この考え、本当に正しい?」

「別の見方はない?」

「この考え方は、今の私に必要?」

そんなふうに、選び直せるようになります。

つまり、思考を変える前に、思考に気づく。

これが大切なんですね。

9.『原因と結果の法則』の本当のゴールは「成功」ではない

『原因と結果の法則』は、成功哲学や自己啓発の名著として紹介されることが多い本です。

だから・・

「思考を変えて成功しよう」

「理想の人生を実現しよう」

そういう本だと思われがちです。

でも、実際に最後まで読むと、少し印象が変わります。

最終章でアレンが語るテーマは、お金でもありません。

社会的成功でもありません。

夢の実現でもありません。

最後に出てくるテーマは、「Serenity」つまり、「心の平静」です。

自分の思考を理解する。

自分の感情を理解する。

自分が、なぜ反応しているのかを、メタ認知で、自己客観視して、理解する。

すると少しずつ、他人の言葉や、環境の変化や、一時的な失敗に、必要以上に振り回されなくなっていく。

つまり『原因と結果の法則』を突き詰めていくと、単に・・

「良いことを考えて、良い現実を引き寄せよう」

という話ではなく、「自分の心の主人になろう」という話にたどり着くんですね。

まとめ|人生を変える最初の一歩は「思考に気づくこと」

私たちは、「人生がうまくいかない」と思うと、外側の世界を変えようとします。

もっとお金があれば。

もっと良い会社だったら。

もっと良い人と出会えたら。

もっと恵まれた環境だったら。

もちろん、環境を変えることも大切です。

しかし同時に、「その現実を見ている私は、普段どんなことを考えているんだろう?」

そう、自分の内側を見ることも大切です。

なぜなら、

思考

認知

感情

行動

習慣

選択

人生

という流れがあるからです。

だから、人生という「結果」を変えたい時。

一番上流にある「原因」に目を向けてみる。

ここで言う原因は・・そう、思考であり、思い込みでしたよね。

だから、人生を変えるには、思考を観察できるメタ認知能力と、思い込みの書き換え・・潜在意識の書き換えがカギになる。

ただし、無理やりポジティブになる必要はありません。

「私は幸せ!」

「人生最高!」

と、自分に言い聞かせる必要もありません。

まずは、「あ、私は今、こう考えているんだな」と気づくだけでいい。

思考に気づけば・・

その思考を信じ続けるのか?

この思考は、思い込みから、派生しているのではないか?

手放すべきでは?

少しずつ選べるようになります。

思い込みが変われば、思考が変わる。

思考が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、選択が変わる。

そして長い時間をかけて、人生という「結果」も変わっていく。

100年以上前にジェームズ・アレンが伝えた、『原因と結果の法則』。

人生という「結果」を変えたいなら、外側の現実だけを変えようとする前に、一度、自分の内側にある「原因」を見てみる。

もしかすると、そこから人生は、静かに変わり始めるのかもしれません。

なお、思い込み(潜在意識)の書き換えについては、以下の記事が詳しく・・

「自分を客観視する力」メタ認知については、以下の記事が詳しいです。

そして、今回の話って【鏡の法則】とも、話が似ているんですよね。

100万部のベストセラー【鏡の法則】については、以下の記事が詳しいです。

さて、この記事は、名無き仙人(ななきせんにん)のnoteの記事でした。

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最後まで、ありがとうございました。感謝しています。

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