夢洲で刻む新たな歴史|ラフ×ラフの大阪・関西万博物語 中編【ラフ活記録】
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国旗はためくゲートの先に

推しているアイドルグループ「ラフ×ラフ」の大阪・関西万博出演という心躍る報せ。 その興奮も冷めやらぬまま、私は当日の下見を兼ねて、開幕したばかりの金曜日、会場に足を運んだ。

圧倒的なスケール、大屋根リング
東ゲートをくぐり抜けた先に待っていたのは、非日常の熱を帯びた広大な空間だった。 「万国博覧会」の名にふさわしい祝祭の空気に包まれ、一歩進むごとに胸の高鳴りが抑えきれなくなっていく。

広場を抜けた先に姿を現したのは、今回の万博の象徴ともいえる一周約二キロ、高さ二十メートルの「大屋根リング」。
空を切り取るようにそびえ立つその巨大な建築物は、近くで見上げると圧倒的なスケールで迫ってくる。日本古来の「貫(ぬき)」工法を用いた伝統的な技術と、現代的な造形が融合したその佇まいに、思わず息を呑んだ。
地上20メートルのパノラマ

まずは、この広大な会場を一望するべく、大屋根リングの上へと向かった。エスカレーターで地上二十メートルの高みへと昇れば、そこには想像を絶するパノラマが広がっていた。

甲子園球場約40個分の広大な敷地。遠く霞むリングの対岸、そして眼下にひしめく色鮮やかなパビリオン群。
これまで画面越しに眺めていた「万博」という景色が、今、確かな実感を伴って目の前にある。その圧倒的なスケールと祝祭の活気に、胸が熱くなるのを禁じ得なかった。

聖地へと変わる予感

大屋根リングの上から万博の全景を心に刻みながら向かうのは、ラフ×ラフが出演する『Japan Expo Paris 2025 in Osaka』の会場になる「EXPOエキシビションセンター WASSE」だ。

私が訪れた際は別のテーマ展示が行われており、会場内は仕切られていたため、会場としての全体像やスケール感を正確に把握するのは難しかった。

しかし、静かな熱気を湛えたその空間を見渡していると、一週間後、ここにラフ×ラフのメンバーが立つ姿が鮮明に脳裏に浮かんだ。この場所が、彼女たちが夢へと突き進む道のりにおいて、大切な「聖地」へと変わる。その確信に近い予感に、胸の高鳴りは止まらなかった。
パスポートのいらない世界旅行

下見を終えた後は、大屋根リングの内側に戻り、世界各国のパビリオンを巡る「疑似世界旅行」へと繰り出した。

まず目を引いたのは、巨大な立方体が重なり合うような外観のサウジアラビア館だ。伝統と未来が交差するその圧倒的な存在感に圧倒され、続くスペイン館では、情熱的な文化の息吹を感じさせる独創的なデザインに目を奪われる。

さらに歩みを進めると、シンガポール館やマレーシア館といった東南アジアのパビリオンが、緑豊かな自然と都市の共生を鮮やかに描き出していた。


そして、北欧諸国が共同で出展するノルディックサークルでは、洗練されたミニマリズムと温もりのある空間に心が安らぐ。

リングの内側を歩くたびに、次々と現れる異国の景色。まるでパスポートのいらない世界一周旅行をしているかのような、贅沢な時間がそこには流れていた。
光り輝く会場を後に、夢の続きへ
広大な会場を巡る「疑似世界旅行」に夢中になっているうちに、日はいつの間にか傾き始めていた。私はその余韻を惜しむように、もう一度、大屋根リングへと足を運ぶ。

日没を迎え、夜の帳が下り始めた会場は、昼間とは全く異なる表情を見せていた。煌びやかな照明に照らし出されたパビリオン群と、夜空に浮かび上がるリングのシルエット。その幻想的な光景をリングの上から見下ろしていると、今日一日で感じた興奮と、一週間後に迫った「その時」への期待が、静かに、けれどより深く胸に満ちていった。

西ゲートを出てバスターミナルへ向かう道すがら、夜風に吹かれながら今日歩いた道のりを振り返る。圧倒的な建築、異国の文化、そして一週間後にここで躍動するであろうラフ×ラフの姿。
この場所で、彼女たちはどんな景色を見るのだろうか。そして、私たちはどんな新しい物語の目撃者になるのだろうか。
心地よい疲れと、抑えきれない高揚感を抱えながら、光り輝く会場を後にした。
一週間後、この場所は「予感」から「現実」へと変わる。
後編、ラフ×ラフ万博出演当日レポートへ続く。
