見出し画像

アラフィフと少女漫画とキョンキョンといくえみ綾先生

高校生頃から『りぼん』を卒業し、『別冊マーガレット(通称:別マ)』を読むようになりました。多田かおる先生の『イタズラなKiss』、きら先生の『まっすぐにいこう。』、永田正実先生の『恋愛カタログ』、藤村真理先生の『降っても晴れても』、いくえみ綾先生の『I LOVE HER』など、ちょっとおしゃれで胸をときめかせる漫画が多く、もう一度読みたいなとなつかしくなってしまいます。

『イタズラなKiss』に登場する、ドジだけど前向きな琴子と天才イケメン入江くんの組み合わせは少女漫画の王道で、テンポのよいポップなラブコメが最高でした。また、『まっすぐにいこう。』に登場する飼い犬の「マメ」は本当にかわいいんですよね。マメを通して交流する女子高生・郁子とマモルのカップルはほのぼのとしたあたたかみがあり、こういう恋愛もいいなあと彼氏もいない私は憧れていました。

そして、私が大大大ファンだったのはやはりいくえみ綾先生で単行本を買って、大人になっても読んでたのはいくえみ綾先生の漫画が多いです。今調べてみると、『POPS』『彼の手も声も』『ベイビーブルー』『みつめていたい』『愛があればいーのだ』など、けっこう昔の作品にも見覚えがあり、かなり前から読んでいたんだなあとしみじみ思いました。比較的大人になってから読んだのは、『潔く柔く』や『バラ色の明日』です。

いくえみ綾先生の漫画の試し読みをしていたらすごく懐かしくなり、電子書籍を大人買いしてしまいそうで自分がこわいです。特に、2000年代に発表された作品では主人公の女の子たちも格段に大人っぽくなっていて、仕事や恋愛に悩んでいた当時の私にしっかり寄り添ってくれたんですよね。そして、いくえみ綾先生の作品に登場する男の子たちはなんといっても本当にかっこいいんです。隣のクラスにいる、ちょっとやんちゃな明るい子みたいな親しみやすさがあり、「現実世界にこんなかっこいい子絶対いないでしょ」って感じなんですよね。今の高校生の女の子たちが『今日、好きになりました。(通称:今日好き)』を観てキュンキュンする感じと当時の私の気持ちは少し似ているところがあるのかな、と思います。

そして、大人になった20代の頃の私が愛読していた月刊誌といえば、なんといっても『コーラス(Chorus)』です。この雑誌は、『りぼん』や『マーガレット』を卒業した大人の女性(20代〜40代)に向けてクオリティの高い人間ドラマやスタイリッシュなエッセイを多数届けていたのだとか。出版社さんの考えるターゲット戦略に私はバッチリ当てはまっていたみたいですね。この『コーラス(Chorus)』に連載されていた漫画は、『りぼん』や『マーガレット』を読んできた大人女性にとっては「まじで最高かよ!」というラインアップなんです。

槇村さとる先生の『イマジン』や『Real Clothes』は仕事や恋にリアルタイムで悩む大人女子の心をとらえて離しませんでした。くらもちふさこ先生の『天然コケッコー』は、小さな村のほのぼのした日常に颯爽と現れた転校生大沢くんとそよちゃんの恋に胸キュンで、疲れた心を癒してくれる爽やかな清涼剤のような感じ。そして、一条ゆかり先生の『Pride(プライド)」は、オペラ歌手を目指す麻見史緒と緑川萌のライバル2人が火花を散らし合う、まさに圧巻の豪華すぎるストーリーです。お嬢様だったけれど父の会社が倒産してしまった主人公の麻見史緒は、もともとお育ちがよいだけにどこか人を疑わないおっとりしたところがあります。対して、ライバルとして登場する緑川萌は、苦労して育ったど根性少女だけに、史緒にイジワルしてしまったり、嫉妬してしまったりと、少女漫画ならではの鉄板の設定に本当にしびれます。一条ゆかり先生のゴージャスで美しい絵柄が読む人を夢の中に引き入れてくれ、まさにレジェンドによる最高の漫画でした。

この『コーラス(Chorus)』は、当時キョンキョンこと小泉今日子さんも読んでいていることを公言されていて、「あのキョンキョンも読んでるんだ」と少しびっくりしたのを覚えています。それにしても小泉今日子さんってアラカンとは思えないほど素敵な年の重ね方ですよね。どうしてあんなにかわいくてセンスがよくて赤リップが似合ってしまうのでしょう。キョンキョンや中森明菜さんは本当にいつまでも私にとって憧れの存在です。

『りぼん』からはじまり、『別冊マーガレット』『コーラス(Chorus)』まで続く、私の少女漫画への愛を語りました。まだまだここで紹介できていない作品もあるので、また機会があれば書いてみたいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!